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2012年12月30日日曜日

「ウェルテルの恋」公演直前! ベルテル予習ガイド!


いよいよ公演まで2週間を切ったミュージカル「ウェルテルの恋」⇒公式サイト

あのー、個人的印象なんですが、公式サイトから作品の魅力があんまし伝わってこないんですよ。
「クオリティの高さ」「イケメントップスター」とか、確かにキーワードはそこかなぁ? と思うんですけどね。なんでこの作品が韓国で何度も再演を繰り返すほど愛されているのか、っていう基本的な情報が欠けているような気がするんで、勝手ながらその辺をちょっと紹介したいと思います。

日本公演に先駆けて、12月16日まで韓国公演が行われました。
←会場のユニバーサルアートセンターの前には、公演中、巨大クリスマスツリーが飾ってあってとてもきれいでしたよ~^^

韓国公演には主人公のウェルテル役に4人の俳優がキャスティングされていたのですが、日本には残念ながら2人しか行きません。でも、4人全部を観ることができたので、それぞれの“ベルテル度”がどの程度だったのかも、個人的感想も含めて紹介します。

しかし、その前に……。
え、「ベルテル」って何よ?って思われた方へ。

まず軽く基本情報をお伝えしますと……。
韓国語タイトルは「젊은 베르테르의 슬픔」
         (チョルムン ベルテルエ スルプム)
         (訳=若きベルテルの哀しみ)
と読みます。ドイツ語のWeltherの発音に近いのはこっちかもしれないですね。
韓国ミュージカルファンや関係者の間では“ベルテル”と呼ばれているので、
韓国で日本風に“ウェルテル”って言っても通じない場合もあるかもしれませんよ^^

2000年初演なんですが、な、な、なんと初代ベルテルは!
「ドクトルジバゴ」で悪役コマロフスキー、「ラ・マンチャの男」で旅館の主人役、そして現在絶賛上演中の創作ミュージカル「ワンドゥギ」で父親トンジュ役の…ソ・ヨンジュさん!!!!
そして、ライバルのアルベルト役は「ジャック・ザ・リッパー」で地獄の底から出ているようなバリトンボイスのジャック役で日本の観客をビビらせたw キム・ボムレ兄さんですよ!!! 
(うわ~(>_<) この顔ぶれで「ベルテル」見たかったなぁ!)

その後ベルテル役を演じた俳優がどんだけ凄いか!
2002年=チョ・スンウ&オム・ギジュン
2003年=キム・ダヒョン&オム・ギジュン
2006年=オム・ギジュン&ミン・ヨンギ
2010年=パク・コニョン&ソン・チャンウィ

↓こちらは歴代ベルテルの2012年公演推薦コメント^^ 
スンウ氏が「見てない人は絶対見なきゃだめっ♥」と可愛い声でおっしゃっていますよw

「ベルテル」歴代の最多出場は、オム・ギジュン兄さんです。
上の動画でも話していますが、兄さんは未だにいろんなインタビューでも「またベルテルやりたい」と発言するほど愛着をお持ちの作品なんですよ。キジュン氏は悲しい演技上手いですからねw
その愛着ぶりは兄さんのツイッターID:@werther777 からも十分に伝わってくると思いますㅋㅋ
そんな兄さんのたぶん2003年ベルテルの動画を見つけたので貼ってみます。
兄さん、すごいロン毛です(笑) 当たり前ですが、約10年前ですから、若いですね~ㅋ
これ以外にもキジュン氏版ベルテルの動画は結構YouTubeに上がってるので探してみてください。

…と、まぁこんな風に韓国ミュージカル界の隆盛期を支えた若きトップスターたちが名を連ねている作品なんですよね。それもあって、ずっと見たいと思い続けていたのですが、私が初めて「ベルテル」を見たのは2010年版のパク・コニョン&ソン・チャンウィ主演版でした。
念願の作品を豪華キャストで観られると嬉々として向かったものの、実はあまりピンとこなくてガッカリした記憶があります^^; な~んか演出がいまいちだったんですよね。。。なので内容をあんまり覚えてないくらいw どちらかというとコニョン氏よりチャンウィ氏のほうが役に合っていたかなー?

 それと、これは余談ですが韓国の一大企業、ロッテの名前は「ベルテル」が恋焦がれるロッテ(シャルロッテ)から来ております。蚕室にあるミュージカル専門劇場の名前も「シャルロッテ劇場」です。
いかに「若きウェルテルの悩み」が韓国で定番ストーリーなのかお分かりでしょう。
この物語には韓国の人たちが大好きな“悲恋と死”という2大キーワードが入ってますからねw

 すっかり前フリが長くなりましたが、こんな歴史を持つ韓国オリジナル(創作)ミュージカルを代表する作品の一つというのは確かです。しかし、初期の公演を知る人たちからは再演を繰り返すごとに、クオリティが落ちていると言われていたりもします。私は当時を知らないので何とも言えませんが、個人的には韓国ミュージカルを知るには通っておかなくてはならない道の一つだと考えています。
 今秋、青山劇場で行われた「ジャック・ザ・リッパー」で韓国ミュージカルに魅了された方も多いと思うのですが、あの作品は海外の作品をベースに改作した“半ライセンス作品”なので、初演からある程度の完成度を持っていました。一方、「ベルテル」は原作こそ海外モノですが、純粋な韓国オリジナルなんですよね。来春、アミューズさんが韓国ミュージカル専用劇場をオープンすれば、創作ミュージカルが続々と日本にやってきます。それを控えて、「ベルテル」は韓国オリジナル作品の完成度、俳優の力など韓国公演界の“現在”を知るにはピッタリの中型作品と言えるでしょう。

 2012年版は、9年ぶりにベルテルを演じるキム・ダヒョンさんを筆頭に、まさに現在韓国最高の
“旬のミュージカル俳優”4人が揃っています。せっかく全員観たので4人の“ベルテル度数”を勝手ながら測定しましたw 韓国に来てご覧になった方も多いと思うので、「私の印象と違う~!」という方もいらっしゃると思いますが、お遊び感覚でお目通しください^^

要素は以下の3つに分け、5段階評価としました。
●ルックス、佇まいなど観客のハートをどれだけ掴めるか?=王子力
●文字通り、声量、音程なども含む=歌唱力
●ベルテル役へのハマり具合は?ロッテへの愛情表現は?=演技力


キム・ダヒョン as ドラマチック・ベルテル

王子力★★★★★
歌唱力★★★★
演技力★★★★★

 1980年生まれのダヒョンさん。元々は歌手としてデビューしましたが、抜群のスタイルとルックスをもつ彼を公演界が見逃すはずはなく、これまで20本以上の舞台に出演。ドラマも「王と私」「ペク・ドンス」「1年に12人の男」などにも出演しています。特に、兵役から除隊後の活動はすさまじく、2012年だけで、何と7本もの作品に主演しました。結婚して子をもつ父親となっても美しさは相変わらず。いま韓国舞台シーンで最も忙しく、脂ののった活躍をしている俳優さんです。
 2003年の「ベルテル」主演時には“花ベル”と呼ばれてファンに愛され、今回9年ぶりのベルテル役となったわけですが、4人の中では唯一の経験者だけに、さすが! 彼が一番作品の世界観を理解して演技しているなぁ!という印象でした。
 前半、ロッテに出会って彼女に魅了されていく過程ではコミカルなシーンもあるのですが、ちょっと”マダム・ザザ”(今夏主演した「ラ・カージュ」の主人公の役名)が入ってんじゃない!?(笑) と思うほど大胆に演じていて、そしてロッテに婚約者がいると知ってからの激しい葛藤など、シーンごとに細かい部分まで気を配って演技しているのが伝わってきました。
 もし来日公演を1回しか見に行かない、もしくは公演を見に行こうかどうしようか迷っている、という人にはダヒョンさん版を見に行かれることをオススメします。


チョン・ドンソク as ピュアすぎるベルテル

王子力★★★★★
歌唱力★★★★★
演技力★★★

1988年生まれのドンソクさん。恵まれた体格とルックス、声楽専攻出身、とミュージカル俳優になるには条件が揃いすぎている韓国ミュージカル界のホープです。デビューから大型作品に出演してきましたが「モーツァルト!」「天国の涙」ではJYJジュンス君とWキャストを務めるなど、これからも大型作品で主演を張っていく人だと思います。
 ちょっと面白いのが、彼は海兵隊へ兵役に行っているという点。陸海空のなかで一番しんどくて服務機関も長いので、韓国では海兵隊出身というだけで男っぷりが何倍も上がります(笑) イケメンなうえに海兵隊出身!韓国の女性たちが放っておかないでしょうねぇw
 先日のシアタークリエコンサートでは全身真っ白のタキシードで、キラッキラの王子ぶりを発揮されていたようなので、ハートをつかまれた方も多いでしょうね^m^
 さて、ドンソクさんのベルテルなんですが、彼は爆発的な歌唱力で聴かせる声楽科出身俳優たちが多いなか、珍しく歌声がとーってもソフトで甘いんですよ^^ しかもロッテに出会った後、純粋無垢すぎる笑顔でロッテへの愛を表現するところなど、別名“ロッテのストーカー”(笑)とも言える行動を取るベルテルのピュアさは彼のほうがよく出ています。しかし細かい感情の表現はまだまだこれから、という感じです。私が観劇したときに面白かったのが、カーテンコールでステージ前方に降りてくるときにアンサンブルの女の子の肩に手を置いて優しく微笑みかけ、当日のロッテ役だったキム・ジウさんの手を取って挨拶する直前、手を上げたジウさんにヒュッと手をひっこめてじらすなど、ははは、この人は女心を掴む方法をよく分かっている究極のツンデレ王子かもしれないな~と思いましたです(笑)

 来日公演に抜擢されたダヒョンさんとドンソクさん。2人とも180㎝以上の長身でしかも足が超長い! 
こんなに舞台での立ち姿が美しい俳優さんは、日本の俳優ではなかなかいないと思うんですが、韓国でもそんなにいません(笑) ルックスばかりを打ち出すのもどーかと思いますが、舞台を見に行かれれば、なるほど、見る価値はあると納得してもらえると思いますよ^^


 そして、残念ながら来日は叶いませんでしたが、韓国舞台シーンの“興行保障切手”と呼ばれ、近年めきめきとキャリアアップしている2人のベルテルも紹介しておきましょう。

キム・ジェボム as 涙のベルテル

王子力★★★
歌唱力★★★★
演技力★★★★

1979年生まれのジェボムさん。4人のなかでは一番少年ぽいのに、実は一番のヒョン(兄貴)だったりします^^
 オ・マンソクさんを筆頭に、数々の芸能人を世に送り出した韓国芸術総合学校卒で、同期は「スリル・ミー」のチェ・ジェウンさん、ドラマ「棚ぼたのあなた」でブレイクして現在「チョン・ウチ」に出演中のイ・ヒジュンさんなどがいます。
 今や伝説となっている韓国初のロングランミュージカル「地下鉄1号線」でデビュー後、少年性を残したルックスと抜群の演技力、安定した歌唱力で劇場街・大学路の小・中劇場作品には欠かすことができない主演俳優です。彼が出演した作品は、好評を得て再演した作品も多いんですよ。
 私自身がよく大学路にいくので、ジェボムさんの主演作もいろいろと見ていて、演技の上手さは4人中トップだと思っていたので密かに期待してました。しかしですね~今回「ベルテル」では彼の良さがあまり生きていなかったような……。私が観劇したのはジェボムさん出演の千秋楽だったにもかかわらず、です。「ベルテル」ってものすごく単純な話なので、ちょっとオーバーすぎるくらい演技したほうが伝わるんですが、ジェボムさんはロッテへの愛情表現もかなり淡泊で(笑) 普段もクールなジェボムさんなので、これは俳優自身の資質もあると思うんですけどね。でも、ロッテへの感情を抑えきれず、葛藤するシーンではかなり涙を流しながら熱演していて、これはやはりジェボムさんならではだな、と思いました。
ジェボムさん、どんな作品もこなせる人なのですが、役にハマればかなり魅力を発揮できる俳優さんで、特にコメディ作品は上手いので、他の作品で一度彼の演技を見てみてほしいですね。

ソン・ドゥソプ as 爽やかベルテル

王子力★★★
歌唱力★★★
演技力★★★

 1983年生まれのドゥソプさん。元々は歌手やダンサー志望だったそうで、学生時代にはダンスの大会で受賞歴もあります。ソウル芸術大学の演劇科に在学中で、最初は歌もダンスも出来るから、とミュージカルのオーディションを受けてみたところ、アンサンブルに合格してからすっかり舞台の虜になったそうです。
 彼が大きく注目される契機となったのが11年に主演したミュージカル「オオカミの誘惑」でした。なにせ映画版でカン・ドンウォンが演じたチャン・テソン役だったのでw 彼自身は負担が大きかったそうですが、元々踊れて歌も歌えるので見事にフンナム(癒し系男子)なテソンを好演して、以降のステップアップにつながりました。
 今回の「ベルテル」で一番役作りに苦心したのがドゥソプさんだったようです。公演が始まる前に出演したミュージカル俳優のトークショー、「イヤギショー」でも、その大変さを吐露していたのですが、私が観劇したのが公演初期だったせいもあってか、まだ役に馴染んでいない印象を受けました。最終日の主演も務めていたので、後半はきっとよくなってたと思うんですけどね~。でも、後半でベルテルが死を決意する前に激しく葛藤するシーンで、舞踊っぽくアンサンブルと踊るシーンがあるのですが、その時の身のこなしが本当に美しくて、さすがだな~と感動しました。
ドゥソプさんの魅力は、ニコーッと笑う爽やかな笑顔と穏やかな佇まい。さりげなく温かな人柄が見えるのがいいところでもあるんですが、「ベルテル」は彼の良さを出せるシーンがあまりなかったんですよね……その持ち味を生かしながら、これからさらに経験を重ねて、大舞台での演技勘を掴めるようになれば、さらにブレイクするんじゃないかと期待しています。

すっかり長くなったので、他のキャストについて簡単に紹介しますと……

ロッテ役
 持って生まれた美貌と天真爛漫さでベルテルを虜にしてしまう、ある意味罪な人ですが(笑)。
可愛さと明るさではキム・ジウさん、可憐な感じはキム・アソンさんのほうが良く出ています。歌と演技力はほぼ同じレベルかな~と。どちらのキャストで見てもいいと思います。

アルベルト役
 ロッテへの片想いに胸を焦がすベルテルにとっては嫉妬の対照であり、脅威となるわけですが、ぶっちゃけ、彼自身には何の罪もないんですよねw
躯体の大きさと爆発的な声量を持つのはイ・サンヒョンさん、柔らかな佇まいで安定した歌唱力をもつのがホン・ギョンスさんです。イ・サンヒョンさんはめちゃくちゃ歌が上手いんですけどキャラが強すぎてベルテルが負けてしまうほどだと感じるシーンもあり……好みが別れるところですが、助演としてはギョンスさんのほうがいいなーと思いました。


 上の写真は、私がチョン・ドンソクさん主演時に見に行ったとき、終演後行われたサイン会でのフォトタイムの様子です。韓国公演と同様にカーテンコールの撮影OK、アフタートークなども予定されているようですけど、日本でもこういうファンサービス、あるといいですよね。

 さてさて、私が書いたこの記事が来日公演の観劇への一助となればと思いますが、気になっている方はぜひ劇場に足を運んでほしいなぁと思います。何か「ベルテル」について他に知りたいことなどありましたら、コメント欄でご質問いただければ、私が知っている限りでお答えしますよ^^

ここまで、長い記事にお目通しいただいた方、ありがとうございました!

2012年11月4日日曜日

大学路小劇場作品のススメ

この週末は、大学路に2日連続芝居を見に行きました♪
最近、観劇してもツイート流して終わりなので、たまにはログを残しつつ^^; 今日は韓国小劇場作品の面白さをお伝えしてみようと思います^^

まずは、現在大学路のハクチョングリーン劇場で上演中の
「삘래(パルレ)」2000回記念公演[The Memory]」をようやく見に行けました。

昨日の主人公は
ソロンゴ役:パク・ホサンさん
ナヨン役:イ・ボラさん
マイケル役:チェ・ホジュンさん
という布陣。

昨日のキャストの目玉だった
パク・ホサンさんは、歴代ソロンゴ役のなかでも最年長なんじゃないかな?(笑)
過去の出演作を見ると分かると思うんですが、演劇からミュージカルまで幅広い舞台作品で、常に一線級の活躍を続けている方です。11月に大阪で上演する「光化門恋歌」に出演されるので要注目ですよ。

そして、ソロンゴの友達、フィリピン人の青年マイケル役のチェ・ホジュンさんは今年、ソロンゴ役でレギュラー出演しているんですが、昨年まではマイケル役だったんですよね。彼、マイケルになると、も~ビックリするくらいアドリブかましまくりで、途中ホサンさんから「그만해~(やめとけ~)」と言われているほどでしたw 

パク・ホサンさんがソロンゴを演じる「パルレ」を見るのは初めてでした。
ホロンゴ?(ホサン+ソロンゴ)が最初に屋上で洗濯するシーンでは、ランニング1枚で登場するんですけど、たぶん、ソロンゴ史上、最もモムチャンで背が高いのでは?(笑) そして中盤、風で飛んできたナヨンの下着をなんとバルコニーをまたいでつかまり、手渡ししていたのは、偉丈夫なホサンさんだから出来る技(笑) (他のソロンゴはナヨンに向けて放り投げるのですw)
ほかにも、ソロンゴが部屋に戻るとき、背が高すぎて屋根に頭がぶつかりそうになったり、クライマックスのダンスはめちゃくちゃだしw と、ホロンゴにはハラハラし通しだったんですが、何だかずっとニコニコなホサンさんを見たのは初めてだったなぁ。書店でのサイン会のシーンではイ・スンシン将軍のコスプレしながらサインしてるし^^ とにかく、ご本人が一番楽しそうなのが良かったです。


終演後は定番の出演者全員でお見送り。ホサンさんも最後の一人までしっかり見送っていらっしゃいました^^






そして今日は大学路のいちばん端にある大学路劇場で劇団ウインの創立10周年記念公演の演劇
「丸い陽が昇りました(둥근 해가 떴습니다)」の千秋楽公演を見てきました。

主演は、劇団ウインの看板俳優、キム・レハさんでした。レハさん、映画やドラマでヤクザ役とか悪役が多い方ですがw 実は活動のベースは演劇なんですよね。

劇団ウインの代表作は、映画「王の男」の原作となった演劇「이(爾)」。

演劇「이(爾)」でレハさんは、映画版でチョン・ジニョンさんが演じた燕山君役をずっと演じています。そしてカム・ウソンさんが演じたチャンセンを劇団ウインでレハさんと並ぶ2トップ、イ・スンフンさんが演じているんですよ。
そして、イ・ジュンギさんが演じていたコンギルは、「パルレ」のソロンゴ、パク・ホサンさんのほか、伝説の「ヘドウィグ」オ・マンソクさん、そして先日「ラ・カージュ」で韓国ミュージカル大賞で助演男優賞を受賞したキム・ホヨンさん、「RUN TO YOU~」の日本公演にも出演したチョン・ウォニョンさんなどが過去に演じているんですね~^^

ちなみに舞台ではチャンセン役だったイ・スンフンさんは、映画版ではコンギルらの芸人仲間3人のうちの1人、ピョルボク役で出ているんですけど、なんと今日の千秋楽を同じ芸人仲間を演じて、舞台版にも出演していたチョン・ソギョンさんが見にいらしていて、内心、「今日は「王の男」の芸人が2/3揃った…」と思っておりました(笑)

で、お芝居のほうはですね、劇作家兼演出家のヒョヌという男を中心に、断片的なエピソードをつなげていきながら、ヒョヌの過去やトラウマが明かされていく、というような話だったんですけど、エピソードごとに必ず歌が入るんですよ。たぶん韓国の方ならみんな知っているようなスタンダードナンバーばかりだったようなんですけど、私はほとんど分からず^^; 
ヒョヌが演劇仲間たちと飲み交わしながら、熱く語るシーンもあって、劇団ウインの演出家および出演陣の日常をそのまま反映させたような作品でした。

まー、レハさん、スンフンさんをはじめ、演技は確実に上手い役者が揃っているのでガッツリ見ごたえありました。笑いあり、涙ありの「That's 大学路小劇場演劇」という感じでしたね^^
私の前の席で芝居に反応しまくり、ゲラゲラ笑っていて驚いたw チョン・ソギョンさんをはじめ、ソン・セビョクさん、イ・オルさんなど、記念公演ということもあってか、ちいさな劇場にもかかわらずド渋な錚々たる顔ぶれの役者さんたちが客席にいらっしゃるのをお見かけしました。

最近、韓国の舞台に興味をお持ちの方が増えていて、公演の情報を求めて私のツイッターをフォローしてくださる方が日に日に増えていて嬉しい限りです^^
「パルレ」は、日本版の公演もやっているのでご存知の方も多いと思うんですが、ミュージカルも演劇も、小劇場作品まではまだなかなか手が出ない方がほとんどだと思うんですよね。
韓国映画やドラマを見ていると、何だか妙に存在感があったり、演技が上手かったりっていう人は大体舞台出身の俳優さんなんですよ。映像界ではすでに中堅のポジションにいるような方でも、大学路では現役で舞台に立つ姿を至近距離で見ることができます。
演劇は、台詞が難しくて、ワケ分からず眠くなることもたびたびなんですが(笑) 大型ミュージカルを一通り体験したら、次は大学路小劇場作品にチャレンジしてみてください。演技派と呼ばれている名優たちの息遣いまで近くで体感できるなんて、そうそうできない体験ですから~^^


2012年9月17日月曜日

キム・ギドク監督「ピエタ」舞台あいさつ



昨日、ロッテシネマの建大入口に「ピエタ」舞台あいさつを見に行きました。
画像が暗いですが、映画館の中の電気が点いてもあまり明るくなかったのでご勘弁を。

上映が終わってもお3方がなかなか登場しなかったのでこんな挨拶になってます^^
でもなんか普通の舞台挨拶と違ってほのぼのしていて良かったなぁ。
以前、イ・ジョンジン君がツイッターで華陽洞(建大周辺エリアです)に自宅があることをツイートしていて「へー」と思っていたのですが、挨拶でもまず「ウリトンネ(町内)です」と言っています(笑)

えーっと、映画自体は個人的には「これでヴェネツィア獲れるんだー」という辛口評価です^^;
2012年版「悪い男」と謳うには、、、、という印象でした。
しかしチョ・ミンスさんの不気味な演技は圧巻ですよ。
主演の2人以外はほとんどキャスト情報が出てないですが、私が分かる範囲だと、古くは「走れサバ!」とか、最近だと「ブレイン」などのドラマに出ていたクォン・セイン君や先日、演劇「ピローマン」に出ていらしたソン・ジュンハクさんも出演していましたよ。
 キム・ギドク監督も以前は韓国メディアと戦うような姿勢でしたが、今回はテレビ出演や舞台挨拶など表舞台に出ていらしてます。「丸くなった」と一言では片づけられないような、「遁世・諦念」した雰囲気を見た目からも感じます。昔みたいなガツガツした感じは、もうないですよねぇ。
怒りをぶつけるような映画よりも、これからは静かに人生を見つめるようなそんな映画を作られたら、
映像センスは抜群な監督だけに、良い作品ができるんじゃないかと思います。

2012年8月25日土曜日

「ジャック・ザ・リッパー」オムダニエル千秋楽

いよいよ明日日曜日で本当の千秋楽を迎えますが、その前にオム・ギジュン氏、キム・ボムレ氏が千秋楽を迎えました~^^ その様子をお伝えしようとまたもや動画撮影に挑戦してみましたが、なにせ一番後方の席からカメラに重いズームレンズをつけて撮影したので、ブレブレです(大汗)
遠すぎてピントが合ってないところも多々ありますが、「雰囲気だけ」でも味わってもらえたらと思います。これは日本公演じゃ撮れないですからね~^^; 来日公演を楽しみにしておきましょう!

「風月主」ペアのこともまだ書けてないし、色々書きたいこと山積みなんですが、ありがたいことに仕事が詰まっていて進んでおらず、期待させておいて申し訳ないです・・・。
今回4人のダニエルをコンプリートしましたので、日本公演前には
「ジャック・ザ・リッパー」日本公演観劇ガイドという記事をUPしますので、お楽しみに~^^

2012年8月1日水曜日

「風月主」ドゥソプ&ジェボム千秋楽!

いよいよ明日までとなったミュージカル「風月主」ですが、昨日7月31日に初演からずっとこの公演人気を牽引してきたソン・ドゥソプ&キム・ジェボムペアの千秋楽を見てきました!

カーテンコールの様子を日本の皆さんにお見せしたいと撮影してみたのでお楽しみください。
ただ、私がこういう撮影に慣れてないので^^; 良い動画じゃないですけどご了承くださいね。
最後なんで、挨拶でもあるのかと思ったら何もなくアッサリと終わりましたです(笑)
それも韓国らしいw

開演前に演出家のイ・ジェジュンさんとインタビュー以来の再会をしました。「日本でも公演やりたい!」とおっしゃってましたよ^^ みなさま、日本公演が実現するよう念を送っときましょう(笑)

いよいよ発売が4日に迫った「韓国ミュージカル・ガイド」で2人にインタビューさせてもらったときのお話は後日改めてUPしますので、もう少しお待ちください~。


2012年7月7日土曜日

KOREA STAGE&韓国TVドラマガイド発売中~^^


最近お仕事告知版にしかなっていない当ブログでございますが(涙)ありがたいことに勉強も仕事もなかなか忙しくて、最近は2~4時間睡眠なんてことも。。。
と、愚痴をこぼしている場合ではなく、すでに発売になっております2媒体でお仕事させていただきました^^

←まずは、こちら。
KOREA STAGE(キネマ旬報刊)
こちらでは、いよいよ今月公演が始まりますミュージカル『スリル・ミー』で奇跡の来日を果たす、キム・ムヨル&チェ・ジェウンペアのインタビューを担当しました^^
以前当ブログで募集いたしました、みなさんからの質問もかなり盛り込まれていますので、もしご自分の質問が入ってた場合は「ムフフ♥」とお楽しみいただけるかと思います。
改めて、質問をお送りいただいたみなさん、ありがとうございました!

インタビュー時のこぼれ話をご紹介しますと…
ムヨルさんはお会いした瞬間に満面の笑顔で「よろしくお願いします!」と日本語で挨拶してくれました。「日本大好きなんです!」と言っていて、オシャレなムヨルさんは表参や代官山にショッピングに行きたいそうで、生ビールも含め(笑) 日本に行くのをかなり楽しみにされているようです。
  そして、ジェウンさんですが、日本にまだ1度も行ったことがないそうです。野球がお好きで(確か芸能人野球チームに入っていたような)東京ドームに行きたいとおっしゃっていました。今は、10月から始まるチ・ジニ主演の時代劇「大風水」(仮)の撮影で忙しくしていらっしゃるそうで、今秋からはついに!ジェウンさんをテレビで観ることができますよ~!!! きっと時代劇コスがお似合いのことでしょう^^
  2人の素顔は「スリル・ミー」で演じている役柄とは真逆の印象なんですよね。舞台ではセクシーカリスマが炸裂している「彼」役のムヨルさんはとても無邪気な印象で、「彼」に翻弄される「私」役のジェウンさんのほうが、とてもクールで大人な印象でした。しかしジェウンさん、あんな男前な顔で時々ぼそっと可笑しいことをおっしゃるんです。それが結構ツボってしまって、私は終始笑っておりました。
  この2人の「スリル・ミー」が日本で見られることは、皆さん、冗談抜きに奇跡に近いですよ! 私は2010年に彼らが再び「スリル・ミー」に出演したときに、ものすごく見に行きたかったんですがホントーにチケットが買えませんでした(号泣)当日券を狙って劇場に行ってみたんですが、わずか数枚(?)出るか出ないかという当日券を求めてかなりの列ができていたほどです。大劇場ではなかったものの、韓国で当日券が買えないようなことは滅多にないんですよ。それが日本で、しかも字幕付きで観られるんですから! これを見逃したら一生の後悔です。万難を排して見に行かれることをおすすめします。



そしてこちらは⇒
いつもドラマ解説をレギュラーで書かせてもらっている
「韓国TVドラマガイド」(双葉社刊)

今回は、イム・ジュファン、BIGBANGテソン主演の「What's Up」、リュ・ドックァン主演「神のクイズ」、チ・チャンウク主演「僕らのイケメン青果店」、ユン・ジンソ、オン・ジュワン主演「1年で12人の男」、SS501のマンネヒョンジュン&ソ・イヒョン主演「輝ける彼女」、ソ・ジュニョン主演「あなただけよ」、イ・アヒョン、オ・テギュ主演「愛も憎しみも-妻と愛人の間で-」と計7本の解説を担当しています。

  この中でオススメはやはり「What's Up」ですね^^
大学のミュージカル学科に入学した生徒たちの姿を追った、まぁミュージカル版「ドリームハイ」みたいな感じなんですが、キャストがいいんですよ。主演のイム・ジュファン君はですね「タムナ~Love the Island」 というドラマでとても素晴らしい演技をしていたんですが、 日本で一度取材をしたときに、「タムナ最高っす!」と本人に言ったほど(笑)。(このドラマに惚れ込みすぎてDVDにコメント出させてもらったこともありますw)この取材時に彼は芝居が好きで、大学路に劇場を建てるのが夢だと話していたんですね。なのでこの作品に出演が決まったときは思わずニンマリしてしまいました。この作品でもいい演技をしていたので、いつか舞台にも出てくれないかな、と実は密かに想っています。
他にも、大学路のプリンスから今やTV&映画のプリンスとなってしまったw チョ・ジョンソク君が生徒役で出演、そしてカリスマ教授役にはオ・マンソクと、韓国ミュージカル好きにはたまらないキャストが次々と出てきます。とくにマンソク氏の登場シーンは「ぶどう畑」のテッキ越えの面白さで必見ですよ。

  「神のクイズ」はリュ・ドックァン君ファンにはたまらない作品でしょうし、ストーリーもよく練られていて見ごたえあります。「僕らのイケメン青果店」はチ・チャンウク君をはじめ、若いキャストが生き生きと演じていてこれまたいいんですよね~^^ チャンウク君の子役時代を「製パン王キム・タック」の名子役オ・ジェム君が演じているのですが、やはり上手いです。実はこのドラマ「タック」の制作チームが作ってるドラマなんですねー。そういう点でも見どころ多いですよ。
  そして、連載を担当している「韓国観劇日誌」では、ミュージカル「パルレ(빨래)」を紹介しています。大学路で6年もロングランを続けている作品なのですが、過去にホン・グァンホ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプなど、今や堂々と大型作品で主演を張る人気俳優が出演していた、いわば新人の登竜門的作品でもあります。それよりも何よりも、とにかく作品自体がいいんですよ。主人公のナヨンちゃんや登場人物たちに共感できるシーンが多くて、私はもう笑えるシーンでもずっと泣きながら観ているくらい(笑) いつも感動しています。8月には日本版の公演もあるので、できれば日韓両方を観てほしいと思っています。

よろしかったら、この2冊、書店でお手に取っていたけると嬉しいです^^

2012年5月23日水曜日

「韓流ぴあ」でミュージカル連載スタート!

昨日発売になった「韓流ぴあ」6/30号
韓国ミュージカルの新連載がスタートしています。
その第1回を飾る、現在「パリの恋人」に出演中の
イ・ジフンさんのインタビューを担当しました。
ジフンさんにインタビューするのはこれで2度目で、1度目はかなり前になんですが日本でのインタビューでした。
ファンイベントでミュージカル風のステージを企画されたのを拝見したこともあって、そのステージがとても素敵だったのを思い出します。
久々にお目にかかって、改めて「スタイルいいな~足長~っ!!!」と写真撮影の際に惚れ惚れとしてしまいました。それに、ジフンさんは私が話す日本語を通訳なしでもほとんど聞き取れていらっしゃるのには驚きました@@;
ジフンさんのミュージカルの舞台に賭ける思いなど、いいお話を色々と聞けましたのでぜひ書店で手に取ってみてください~^^

そのほか、注目の新作コーナーでは、「風月主」「ブラック・メリー・ポピンズ」「マン・オブ・ラ・マンチャ(ラ・マンチャの男)」を解説しています。いずれも韓国でかなり話題になっている作品ばかり。韓国旅行の際にぜひ劇場に足を運んでみてください^^


2012年5月19日土曜日

「スリル・ミー」韓国ペア取材終わりました^^


昨日、忠武アートホールで「光化門恋歌」のプレスコールがあったのですが、その後、プレスコールにも出ていた「スリル・ミー」のキム・ムヨル&チェ・ジェウンペアにインタビューしてきました!
質問をお送りいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
日本のファンからの質問だと伝えると、すごく喜んでくれていましたよ~。
ムヨル氏は対面したときから爽やかな笑顔で話はじめてくれて、日本語上手いですね~と言うと、とにかく日本が大好きなんだと力説してました(笑)
一方、ジェウン氏は一見クールなんですが、あの二枚目の真顔で意外と面白いことを言う人で(笑)かなり笑わせてもらいました^^

2人とも日本にいくことをとても楽しみにしていらっしゃるようでした。
そしてやっぱりムヨル氏は生ビール飲みたいらしいですw
普段はとてもナチュラルな2人がステージに立つと、とんでもないカリスマを放つんですから、やっぱり役者さんはすごいですよね~。
来日公演、めっちゃ期待していいと思いますよ!!!

←この写真は、「スリル・ミー」日本公演の告知フラッグです。
昨日初めて見せてもらいました^^

このインタビュー掲載媒体が告知解禁できるようになりましたら、改めてこちらでご紹介いたします。


それと、下の記事で紹介した韓国のミュージカル専門誌「The Musical」の特集用アンケート
締切は明日20日(日)までです! 
送るのどうしようかな~?と迷っている方、お気軽にご参加くださいまし~^^

2012年5月15日火曜日

【またまた緊急募集】キム・ムヨル&チェ・ジェウンに質問募集~!!!

昨日のThe Musicalへのアンケートについて、皆さんリアクションいただきありがとうございます!^^
ここで色々と意見を出していただくと、私たち外国人も楽しめる観劇環境を作ってもらえるいい機会になると思うので、引き続きご回答をお待ちしております!


そ・し・て、新たなお願いごとが生じてまいりました^^


実は近いうちにですね、7月に天王洲銀河劇場に降臨(笑)
される、韓国「スリル・ミー」最強ペア
キム・ムヨル&チェ・ジェウンご両人に
インタビューをさせていただけることになりました^^

そこでですね、せっかくなんで
当ブログをご覧いただいている方々から


お2人への質問を大募集

したいと思います!




ですが、一応条件がありまして・・・
質問は基本「スリル・ミー」についてのみ
できるだけお2人に共通した質問をお願いします。

【NG質問】
1:プライベートについて
2:「スリル・ミー」以外の作品について
※以前プロモーション動画でムヨル氏が「日本に行ったら生ビールを飲みたい」とか言っていましたが(笑)、例えば、日本に行ったら何したいか?とかそういう質問くらいは大丈夫かと思います。
それと、日本の「スリル・ミー」公演については、おそらく2人とも直接はご覧になっていないと思うので、そういう質問をされても具体的な答えが返ってこない可能性大です。

日本のファンが、こういうことを知りたがってるんだなーっていうのが分かると、きっと2人も喜んでくれるんじゃないかと思います。韓国のトップミュージカル俳優であるお2人に質問できる…かもしれない、滅多にないチャンスですよ~^^ 

質問が多数届いた場合は、取材当日は時間が限られているので大変申し訳ないのですが、こちらで選ばせていただくことになるかと思います。しかし、いただいた質問は可能な限り訳して現場に持参してお2人にお見せできればと思っておりますですよ^^

【質問応募方法】
1:当記事下のコメント欄に直接書く
2:⇒こちら にメールを送る
※いずれかの方法で質問をお送りください。

【締切】
5月17日(木)午後6時必着 ※受付終了しました!
※個人情報(メールアドレスやお名前)の秘密は厳守致します。
このインタビューはまだ名前を明かせないのですが、とある媒体に掲載予定です。
発表できる段階になりましたら、改めてご紹介いたしますが、記事掲載の際には質問者の
 お名前などの掲載は致しませんので安心してご応募ください。


【追記】たくさんの質問、お送りいただきまして本当にありがとうございました!
いずれも中身の濃い質問ばかりで、お2人も喜んでくれるんじゃないかと思います^^
取材でがんばって質問してきますよ~^^


2012年5月13日日曜日

【緊急募集】韓国ミュージカルアンケートお願いします~^^

先日下で紹介した、韓国で唯一のミュージカル専門雑誌「The Musical」
最新の5月号は、今大学路で上演中の超話題作、「風月主(プンウォルジュ)」に主演している、“大学路のイケメンプリンスコンビ”(勝手に命名w)ソン・ドゥソプ&キム・ジェボムが表紙です。

4月号で日韓「スリル・ミー」対談を載せて、日本のミュージカルファンにも一気に認知度がUPしたと思うのですが、今日所要で同誌の編集長さんにお会いしました。
面白い話を色々と聞いたのですが、なんと次号で日本のファンが韓国のミュージカルを見に来ている現状を紹介・分析する特集記事を企画されているそうです!!! そのために今、日本のファンに意見を聞くためのアンケートを募集されていると伺ったので、微力ながら私も協力させていただくことにしました。

同誌は韓国ミュージカル関係者が必ず見ていると思うので、アンケートに答えれば、その意見が現場にダイレクトに伝わるはず^^ 色々と改善されていくかもしれません(笑) 韓国ミュージカルを実際に見に来た方はもちろん、これから見に行きたい、見てみたいと思っている方、どしどしご意見をお送りください!


■アンケート回答方法

アンケートのフォーマットを作成しましたので、ダウンロードをお願いします。

WORD版     テキスト版


アンケートにお答えいただき、⇒こちら のメールアドレスまでお送りください。
メール送信が難しいという方は、当記事のコメント欄に直接書き込んでいただいても結構ですよ。

締切:5月20日(日)必着 ※募集は終了しました!

ご回答はもちろん日本語で大丈夫です^^
韓国語で編集部に直接伝えたい!という方はもちろん、ハングルで構いません。
ただし、ハングルの場合だとWORDでしか文章を保存できないと思うので、WORDがPCに入っていない方は、回答をメール本文に直接書いていただいても構いませんよ。

個人的にアンケートに答えるとですね(笑)
やはりチケットの購入環境の改善と日本語字幕をつけたときの字幕のクオリティをUPすることをお願いしたいなと思っています^^;

チケットについては、日本に住んでいる間にはチケット販売サイトや舞台関係の情報サイトなどにメンバー登録したくても「住民登録番号」のせいで長年阻まれてきました。韓国に来てからビザ申請して外国人登録証というのを作ったんですが、それがあるといろんなサイトにラクラク登録可能なんですよね~。もちろん、インターパークなどのチケットサイトにも登録できたので、今ではさまざまな割引サービスの恩恵を受けていたりします。
それに、チョ・スンウ氏やジュンス君など、韓国国内でもチケット争奪戦になるキャストが出演する作品は、価格が何倍もする代行業者に頼んだりしてる方もいらっしゃるでしょう。そういうの、ホントにどうにかならないかな~と前から思ってるんですよね。2、3年ほど前からインターパークでは住民登録番号がなくても予約できるEnglish Bookingページを設けたり、ソウル市公式観光サイト「Visit Seoul」内の公演・イベント予約サイトとリンクさせるなど、一昔前と比べると、格段に環境は良くなっていますが…。

字幕については、最近日本語字幕をつける公演が増えているんですけど、とんでもない日本語がそのまま流れている場合があります。例えば現在上演中の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」とか(笑)
「おい、ちょっと待て、その日本語は何だ!?」と心の中でツッコミながら見ていることたびたび^^;
プログラム(パンフレット)も同様です。どうして表に出す前に日本語がネイティブな人に言葉づかいや表記を確認させないんだろう? と不思議でなりません(そういうのが気になるのは若干職業病とも言えますがw)。いろいろと素晴らしい公演をやっているのに、そんな細かいところのツメがまだまだ甘いのが韓国ミュージカル界です。しかし、ものすごい勢いで成長しているのも確かで、正直、日本のミュージカル界を追い抜きそうな勢いにまでなってきていると思います。
こういうアンケートをやるってことは、いよいよ韓国ミュージカル界も本腰を入れて日本人観客の取り込みや来日公演を視野に入れてきたってことですよね。その結果は来年以降に現れてくると思うので楽しみにしておきたいと思います。

ってなワケで長くなりましたがアンケートにご協力をお願いしま~す^^
アンケート長いからめんどくさいって方は、当コメント欄にご意見だけでもいただければ、翻訳して(ちゃんとできんのか!?自分w)編集部にお送りしますよ。

【追記】さっそくツイッター告知のリツイート&アンケートのご回答をたくさんいただいています。ありがとうございます!!!
きっと編集長も喜んでくれると思いますので(笑)お気軽にどんどんお送りください~^^ お待ちしています。


2012年4月27日金曜日

「スリル・ミー」対談がWebで読めますよ!


韓国で唯一のミュージカル専門雑誌「The Musical」4月号に掲載されている日韓「スリル・ミー」キャスト対談の記事が同雑誌の公式サイトで読めるようになってますよ~^^

私のへっぽこ記事と違いまして(苦笑)こちらはがっつりと4人のコメントや記事を読むことができます^^
ただし…このサイト、なかなか手ごわくて翻訳機などにかけられなくなっています。本文をコピーすることもできず、右クリックもできません^^; その上、記事に直接飛べるURLも私のPC知識では表示させられないので、トップから入るしかありません。というわけで、手順をご説明しますね。


トップページの上にある青いバーの中からMAGAZINE⇒인터퓨(インタビュー)をクリック


인터퓨(インタビュー)ページの2段目にある記事をクリックすると、本編の記事にたどりつけます。タイトルだけ(笑)訳しますと…
「韓日“スリル・ミー”代表俳優の出会い-チェ・ジェウン‐キム・ムヨル‐新納慎也-田代万里生」


この記事を韓国語をお読みになれない方のために全文翻訳してさしあげたいところなんですが、私の韓国語能力では到底無理なので、申し訳ありません。どなたか私のブログを見ていらっしゃる方で、本文訳していいよ、という気骨のある方(笑)いらっしゃればお願いしたいところです。
もしくは翻訳機にかけられる方法などご存知の方はご一報をお願いします。
日本ではなかなかこの雑誌の入手が難しいと思うので、欲しかったけど買えなかった人も多かっただろうと思います。4人の楽しそうな写真だけでもお楽しみくださいませ^^


【追記】なんと!この記事を完全翻訳されたスゴイ方がいらっしゃいました!
「一筆奏上」というブログを運営されているAsakoさんが、完訳されております。
(すごいですねー私には到底無理です^^;)ぜひサイトへ飛んで日本語対訳もお楽しみくださいませ。


それと、Twitterの「スリル・ミー」日本公式アカウントさんからありがたくも当ブログのツイッターアカウントをフォローいただきました。微力ながら、これからも応援させていただきます!
 
일본 "쓰릴 미" 공연 아자 아자 파이틴~~^^

2012年4月21日土曜日

韓国TVドラマガイド Vol.40発売中~^^


韓国TVドラマガイド Vol.40 (双葉社)

いつもドラマ解説を担当させてもらっている韓国TVドラマガイドの最新号が発売中です。

今回解説を書いたのは…
●アン・ジェウク主演「光と影」
●イ・ミンギがゲスト出演、注目の若手イケメン俳優も
多数出演の「美男<イケメン>バンド」
●SHINeeミンホが連続ドラマ初出演
 「サンショウウオ導師と恋まじない」
●チョ・ドンヒョク、ソ・ドヨン共演「夜叉-ヤチャ」
●オ・ユナ主演「あなたが寝ている間に」

です。
ちょいと新作ドラマの話をしますと…
「光と影」は、アン・ジェウク久々の主演作ですが、ジェウク氏、主人公のキャラクターにピッタリです^^ 話もよく出来ているので高視聴率も納得の面白さですよ。
そして思っていた以上に良いなと思ったのが「美男<イケメン>バンド」です。2話までゲスト出演しているイ・ミンギがめちゃくちゃカッコいいです^^ ほかの若手イケメンもモデル出身の子や現役ミュージシャンなど、ホントにイケメン揃い。ストーリーも結構しっかり作ってあるので、韓国でも評判良かったです。日本でもヒットするといいですね。
「サンショウウオ導師~」は天才ハッカー役のミンホがカッコいいのはもちろんですが、主人公の詐欺師コンビを演じているオ・ダルス&イム・ウォニという(私の大好きな^^)最強性格俳優のコメディ演技が超おもろいドラマです。
どれも見ごたえある面白いドラマだと思うので、ぜひ日本放送が始まったらチェックしてくださいませ^^

そして、映画ページでは渡部篤郎主演のNHKドラマ「外事警察」を映画化した日本映画『外事警察』に出演したキム・ガンウのインタビュー原稿を担当しました。
昨年、日本ロケ中に撮影現場を訪問したりしてたんですが、すごく凝ったセットでの撮影や、屋外での迫力ある撮影をじかに見ることができて、有意義な取材ができた作品でした。韓国でも公開されるといいな~^^

そして、韓国の演劇、ミュージカルを紹介するコラム「韓国観劇日誌」では、7月の「スリル・ミー」日本公演について書きました。来日が決まった韓国最強ペア、キム・ムヨル&チェ・ジェウンがいかにすごいか、紹介させてもらいました^^ 昨年まで銀河劇場の近くに住んでいたので、この公演に通うことができず相当悔しいのですが(笑)、現時点で帰国して見られるかどうか、微妙なところでしてㅠㅠ
いや、マジでこの来日公演は逃しちゃいけませんよ、みなさん! もう韓国でも見られないかもしれないのでムリしてでも見に行ってください!(笑)


韓流ぴあ 5/31号発売中~^^

韓流ぴあ(5/31号)

現在発売中の「韓流ぴあ」最新号に、2月に取材したミュージカル「スリル・ミー」の日本キャスト、田代万里生&新納慎也ペア韓国劇場訪問レポが掲載されています。

えー、「スリル・ミー」および田代さん&新納さんファンには期待させておいて申し訳ないのですが、あまり大きな記事ではありませんで…。本当はステージで日本ペアの2人が歌っている写真もたくさん撮ったりしていたのですが、スペースの都合で掲載できませんでした。。。
でも、日本ペアの韓国訪問をレポしてる媒体はいくつかしかないと思うのでお目通しいただけるとうれしいです^^

日本ペアの韓国訪問の様子は、それぞれの俳優さんのブログに詳しくレポされています。
田代万里生さん⇒ MARIO CAPRICCIO
新納慎也さん⇒ ニイロの思考カイロ

ちなみにですね、記事にできなかった小ネタをいくつか紹介しますと…。
1:お2人の訪問は田代さんがブログで紹介されているように、そもそも個人的な旅行で行くつもりで新納さんがセッティングされたそうなんですが、「彼と私のラブラブ旅行」というタイトルがついていたらしいですw(この話を田代さんに伺った時、思わず笑ってしまいました^^さすが新納さん!)
2:新納さんのブログに載っているスーパーマリオの着ぐるみと一緒の写真は明洞で撮影されたものだと思います。ちょうど昨日用事があって明洞に行ってきたのですが、この「マリオ(not万里生)」いましたのでw みなさん明洞に行かれる際は新納さんと同じように記念撮影できると思いますよ^^
※この着ぐるみマリオが持っている看板は何かというと、「マルチ部屋(멀티방 発音はモルティバン)」という、まぁ直訳すると映画やネット、ゲーム、カラオケなどを“マルチに”何でも楽しめるカラオケボックスみたいな場所のものです。カップルや友達同士で出かけて遊ぶ場所で、最近流行っているプレイスポットです。
3:お2人が韓国「スリル・ミー」キャスト全員と一緒に記念撮影されている場所は、ステージ裏にある楽屋です。あまり周りの様子は写ってないですが、結構広い楽屋で驚きましたです。
4:田代さんのブログで万歳してる写真があるのですが、ちょうど私が写真を撮っている時に田代さんが万歳してくださったものです。 同じ写真をスタッフの方も撮っていらっしゃったんだなーとブログを見て知りました^^ 同じく、タイプライターのポスターの前にいらっしゃる写真も別角度から私も撮影しておりまして、その写真は韓流ぴあの記事にも掲載されていますのでぜひチェックしてみてくださいませ~^^


2012年4月8日日曜日

日経エンタテインメント!韓流ドラマSpecial発売中~♪

日経エンタテインメント!韓流ドラマSpecial Vol.4
(日経BP社)

またもやお仕事告知ですが^^;
現在発売中の本誌でドラマ「最高の愛」の関連記事を
担当させていただきました。

韓国で取材したチャ・スンウォンさん、コン・ヒョジンさんのインタビュー記事は、おそらくどの媒体よりも多く(?)内容が掲載されていると思いますので、「チェゴサ」ファンおよびお2人のファンの皆さんはぜひご一読をお願いします~^^
インタビュー中、私はチャ・スンウォンさんに「ある理由」でめっちゃイジられました(苦笑) その理由が何か?はぜひ誌面でご確認ください^^;

そのほか、チ・チャンウク&ユ・スンホ主演の「ペク・ドンス」、ソ・ジュニョン、ソ・ドヨン出演の「あなだけよ」の作品解説と、韓国ドラマの最新情報を紹介するコラム「ソウル発 韓国ドラマ通信」、チャン・グンソク&ユナ主演の「ラブレイン」制作発表会レポートも原稿を担当しています。

♥おまけ♥
「最高の愛」の記事内で紹介した、チャ・スンウォンさん演じるトッコ・ジンの名言・珍言(笑)の数々が、アンドロイドスマホで楽しめる韓国の無料アプリ、「トッコ・ジン語録(독고진어록)」のダウンロードをしたい方が多いようなので、こちらでコッソリ(笑)お伝えしておきますね。

【スマホから】googleのアプリサイト「Play Store」で、독고진어록 もしくは dokgojin と入力して検索すると出てきます。

【インターネットから】下記URLのアプリ紹介サイトから、アプリタイトル下の青い枠「설치됨」をクリックすれば、登録しているスマホに通知されて登録できます。
https://play.google.com/store/apps/details?hl=ko&id=net.companya.dokgojin

【ご注意】このアプリは無料ですが、公式のものではないようなので、ダウンロード後は自己責任にて管理をお願いします。
それと、残念ながらiPhoneアプリはないようです~(>_<)

【追記】ドラマDVDの公式サイトでは「ドゥグンドゥグン」ツイッターキャンペ―ン なるものが開催されているようです。トッコ・ジンが放つお気に入りの名言をツイートすると豪華賞品が当たるようです。ぜひ応募してみてください~「ティンドン!」(笑)するかもしれませんよ^^

2012年4月1日日曜日

韓劇アーカイブ 2011.12-2012.3

気が付けば、ブログ更新が月イチペース…あかんですねぇ;; ホント。

久しぶりの更新となりましたが、今日は4月1日。韓国生活も丸4カ月が経ってしまいました。
いい年をして留学を始めたものの、ものすごい寒さと乾燥でいきなり体調を崩したり、勉強しても単語は頭に入らずw いやはや、結構苦労しております^^;

勉強や仕事の合間を縫って、映画や芝居に出かけているのですが、この4カ月間で観たものはほとんど紹介できませんでした。

せめてタイトルと簡単な感想だけでもUPしようかな、ということで。
それにしても4カ月でこれだけとは全然数をこなせてないですね~(>_<)


【ミュージカル】

「パラダイス・チケット」 (大学路芸術広場3館)
⇒数年来彼の出演作はほぼ観てますが、密かに大学路の秘宝と呼んでいる(笑) 芸達者チョン・ビョンウク氏を見たくて行きました。飛行機が不時着して無人島をサヴァイヴするという、まるで「LOST」な話でしたがw 面白かったですよ~。

「ぶっとび!ヨンエさん」 (カルチャースペースNU)
⇒ドラマは韓国に遊びに来たときにちょくちょく見ていて、面白いな~と思っていたのですが、(今、日本のMnetでも放送されています)ケーブルドラマとしては異例のロングラン作、「막돼먹은 영애씨」のミュージカル版です。ドラマでヨンエ役のキム・ヒョンスクさんがミュージカルでも主演していて、ドラマの世界観をそのままに、ミュージカルの良さも生かしてある、素晴らしい舞台でした。
いやー、笑った、笑った^^ 昨年はそれほど舞台見てませんが、2011年の個人的No.1作品です。
今年秋に早くも再演が決まっていますよ。

「ZORRO」(ブルースクエア・サムソン電子ホール)
⇒チョ・スンウ、除隊後の舞台復帰作。ということで話題になった作品ですが、うかうかしていたら案の定チケットが完売しており(苦笑) パク・コニョン版を見に行きました。いや、正直、日頃から舞台ではパッション溢れる演技で魅了してくれるコニョン氏がゾロをやるってことで、スンウ氏より期待してたくらいです。しかし、この作品ではなぜかイマイチピンときませんでした。ゾロのアクションシーンではスタントの俳優さんが演じていたのですが、コニョン氏よりも体格も小さいし動きのキレも良すぎてバレバレやん!(苦笑)って感じ。芝居と群舞&歌をただ交互にやってるだけ、って感じの展開で、無駄に長かったのも敗因かと思います。劇中で使われているジプシー・キングスの曲も生きてなかったように思います。一緒に見た友達は、別日にスンウ版も見て、「チョ・スンウ版のほうが良かった!」と言ってましたが。。。ブラッシュアップして再演してほしいです。

「スリル・ミー」(忠武アートホール・ブラック)
⇒キム・ジェボム&チャン・ヒョンドク組を観ました。ジェボム氏はこれまでもさまざまな作品に出演しているのを見ているので、大体どういう演技になるのか想像できてましたが、ヒョンドク氏はお初。結構パッションのある「彼」を見せてもらいました。この劇場で観るのは確か3年ぶりだったかと思うのですが、血判書をつくるためタイプライターを打つときなど、床からウイーンとテーブルが出てきたり、子供を誘い出すシーンに新たな工夫がしてあったりと、結構セットが変わってましたね。

「ストーリー・オブ・マイライフ」(大学路 アートワンシアター 1館)
⇒2010年の初演時に見逃したのを非常に後悔していたんですが、やっと見ることができました。
いやー、心がほっこりするいい作品でしたね、再演を繰り返しているだけはあります。
数々の大型作品を上演しているODミュージカルカンパニーの制作なんですが、ODって実は小劇場ミュージカルに良作が多いんですよね。
キャストは3組ありますが、年長組のイ・ソクジュン&コ・ヨンビンコンビで観劇。実はミュージカルに出演するソクジュン氏を見るのは今回が初めてでしたが、素敵な歌声でした~さすがみんなが慕う兄貴だけのことはあります^^ そして、開演後、舞台に登場したヨンビン氏を見て、「足長~~っ!」とビックリ!!! 彼を以前KBSドラマで見た時から気になっていたんですが、舞台で観るのは初めてだったので…こんなにスタイルが良いなんて! ペンシルストライプのダブルスーツをカッコよく着こなしている人は久々に観たなぁ、と(お芝居そっちのけでw)すっかり目を奪われてしまいました。

「エリザベート」 (ブルースクエア・サムソン電子ホール)
⇒絶対取れないだろうなーと思っていたジュンス君出演回のチケットを幸運にも譲ってもらうことができ、見に行くことができました。3階席でしたが、上までギッシリ!のお客さん。日本からのファンもたくさん来ていたようです。
私は“ミュージカル俳優キム・ジュンス”を見るのは初めてでしたが、歌とダンスは文句のつけようがないんじゃないですかね^^ しかし、セリフはそんなに多くなかったですが、普段しゃべっていても声がかすれ気味になる彼だけに、3階席では聞き取りづらい場面もあり、課題があると感じました。
トートが「ハーッハッハッハッハ!」何度か高笑いするシーンがあるんですけど、ほとんど声が出てなかった。。。例えばここでリュ・ジョンハン氏ならば、ものすごいカリスマでオーディエンスを圧倒してくれるはずなんだけどなぁ~などと、イケナイ事を思ったりしてました^^; のどの調子が悪かったのかもしれませんが、正直な感想を言いました。ジュンス君ファンの皆さん…すみません;;
この日のエリザベート役はキム・ソニョンさん、ほか、パク・ウンテ、ミン・ヨンギ、キム・スンデと助演陣は個人的に観たかったパーフェクトなキャストでした。いやぁ~衣装もセットも近年の作品の中では一番豪華だったんじゃないでしょうか? とても贅沢に作られた作品でしたね。

「ドクトル・ジバゴ」(シャーロッテ劇場)
⇒平日昼公演が20%OFFと知って、ホン・グァンホ氏を見に行こうかなと思ったんですが、何とチョ・スンウの出演日もあるではないですか。というわけでチョ・ジバゴ版を観覧しました。
原作がかなりの長編ということもあり、ジバゴの生涯をとにかく一気に見せなくては、という目まぐるしい展開。スンウ氏のようなベテランでも息が切れそうな感じでした。この作品をチュ・ジフン氏が降りたのは決して健康上の理由だけではないなぁ、と思ってしまうほどで、悪い言い方をすれば雑な展開とも言えました。でも丁寧にストーリーを追ってたら6時間くらいかかるでしょうからね(笑)これ。
スンウ氏はよく考えたらまたドクター役でした(笑) 短期間でよくこれだけの歌と芝居に仕上げられたと思います。ララ役のチョン・ミドさんは初めて見ましたが、この方上手いです。薄幸のララの雰囲気が良く出ていたと思います。そしてララの夫、バーシャを演じていたカン・ピルソク氏はすごく上手い人なんですけどねー、ララと別れた後でうらぶれた革命家となる男を演じるには彼のたたずまいはノーブル過ぎた気がします。
悪い癖で、気が付けば文句ばっかり書いてるような気がしますが^^; 展開が速いので見ているときは最後まで飽きずに楽しめましたよ^^

「シャーロック・ホームズ」(淑明アートセンターシアターS)
⇒昨年の初演が好評だったようで、新エピソードによるシーズン2。ホームズ役はソン・ヨンジン版で見ました。ヨンジン氏扮するホームズのしゃべり方が誰かに似ているな~と思ったら「古畑任三郎」でした(笑) 事件の謎に迫る、っていう部分では同じですしね^^ ミス・ワトソン役はパク・ジニさん。この人はどの作品を見ても安定した歌唱力と演技。特にちょっとコミカルな芝居は本当に上手いですね~今回も「さすがだな~」と唸りながら見ていました。ストーリーも分かりやすく、誰が見ても楽しめると思います。これはシーズン3、4と、今後も定番作品になりそうですね。


【演劇】
「ドン・キホーテ」 (明洞芸術劇場)
⇒再演モノですが、生でイ・スンジェ先生の演技を見られるなんてめったにないですからね^^
先生、長い剣を振り回すわ、ダンスをするわ、でかなりアクティブなのには驚きましたw
名優チョン・ギュス氏をはじめ、結構上手い役者ががしっかりと脇を固めていたのもよかった^^
終演後、先生がロビーにわざわざ出ていらしてファンサービスをされていたので驚きました@@

「リターン・トゥ・ハムレット」 (トンスンアートセンター トンスンホール)
⇒「ハムレット」を上演中の俳優たちの控室が舞台、というチャン・ジン監督ならではの変化球作。
加えて、劇中で「ハムレット」をマダンノリ風に再現するというシンカー並みのひねり具合。(監督が野球好きなんで例えてみましたw)主演はチャン・ジン師団のキム・ウォネとパク・ジュンソ(今は若干キャスト変わってます。ご注意を。)でしたが、私はウォネ氏ファンなので^^ もちろん、彼の出演日を見に行きました。後日、チャン・ジン監督に偶然大学路でお会いした際に「見ましたよ~」と言ったら、「セリフ難しかったでしょ?」とツッコまれました(苦笑)、はい、その通りです;; 私のボキャブラリーではかなり限界がある作品でした。うううㅠㅠ 4月まで上演してるのでリベンジしようかな。

「劇的な一夜」 (大学路 アートワンシアター 2館)
⇒韓国でよくいう「ワンナイト・スタンド」から始まる男女の関係をコミカルに描いた2人芝居です。2年前に「屋根部屋のネコ」でコンビを組んでいたソン・ドゥソプ&ソン・スジョン組で観ましたが、まるで「屋根ネコ」のギョンミンとジョンウンの再来という感じでした。19歳未満観覧禁止というだけあって、2人とも下着姿になるシーンやきわどいセリフも多いです。客席はカップルばかり、という典型的作品です(笑)

「ミルダンの誕生」 (PMC大学路劇場)
⇒밀당(ミルダン)とは、辞書を引いても載ってないのですが、「밀다(押す)」「당기다(引く)」の頭を取って、押し引き=男女の駆け引きを意味するんだそうです。ストーリーのベースはドラマ「ソドンヨ」でおなじみの百済のソドン王子と新羅のソンファ姫の恋物語です。恋する2人に横槍を入れるヘミョン王子役(オ・テファン/キム・デジョンのWキャスト)が出てくると、客席の女の子がみな「イヤーッ!」と歓声を上げるほど、キモイ演技で大盛り上がり。パンソリ風の語り部兼マルチウーマン的な役割をやっていたチュ・ジョンファさんが本当に上手くて、彼女あっての作品という感じでした。事前の予想に反してメチャクチャ面白くてハマってしまい、リピート観劇したし友達にも勧めた作品です。現在はキャストが変わってシーズン2を上演中ですが、今後定番化&ロングランは確実です。

「ソウルノート」 (大学路 情報小劇場)
⇒「韓国TVドラマガイド」のコラムにも書かせてもらったのですが、演出家兼俳優だった故パク・クァンジョン氏の追悼公演です。日本の劇作家兼演出家、平田オリザ氏の原作をもとに日本では「東京ノート」、韓国では「ソウルノート」と題して何度も上演された群像劇。美術館のロビーで交差する人々の何気ない日常の一コマを切り取ったという感じの作品です。追悼公演というだけあって、かつてクァンジョン氏率いる劇団パークのホームグラウンドだった情報小劇場のロビーには、クァンジョンさんの写真がたくさん飾ってありました。キャストも劇団チャイムと劇団パークの俳優を中心にかつての仲間が集まった、という感じ。芝居が終わると、キャスト全員がロビーに出て観客をお見送りしてくださるというのも、クァンジョンさんの生前に観た時と同じで、何だかジーンとしてしまいました。

「風餐露宿(풍찬노숙)」 (南山芸術劇場)
⇒知っている役者さんはコ・スヒさん以外誰もいなかったのですが、各方面で話題になっていたのと、南山芸術劇場に一度行ってみたいと思って(笑)見に行きました。気鋭の脚本家と演出家が組んだ作品ということでしたが、私の言語理解力では到底太刀打ちできませんでした(苦笑)
でも、ななめになったかなり変わったセットの中を縦横無尽に動き回る役者たちを見ているだけでも十分楽しかったです。俳優たちは国立劇団の俳優とか、演技の上手い人ばかりで見ごたえありました。私が、この手の作品を理解できるようになる日が来ればもっといろんな作品を見られるのですが…^^;


「不器用な人々」(トンスンアートセンター小劇場)
⇒とりあえずリュ・ドクファン&イェ・ジウォン版を見ました。この作品については後日、別の組み合わせも見ようと思っているので、まとめてレビューする予定です。前説にも登場したチャン・ジン監督と終演後にまたご挨拶できました^^ そしてなんとこの日はチ・チャンウク君も見に来ていました。プライベートでも爽やかな感じでカッコよかったです^^(って芝居に関係ないこと書いてますね)



【映画】

「ワンドゥギ」 主演:ユ・アイン、キム・ユンソク
⇒だいぶ前に、2011年の韓国映画を総括する記事を書きましたが、低予算で制作、作品の評判が口コミで広がりヒットした作品の1つです。正直なところ、アイン君とユンソク氏の「役者のおかげ」という感じで、もうちょっと上手く作れたんじゃないかなーと思う部分が多々ありました。
それにしてもアイン君はスクリーン映えしますね^^

「折れた矢」 主演:アン・ソンギ、パク・ウォンサン
⇒法廷モノということで、私に理解できるのかなー?と不安を抱えつつ見に行ったのですが、もちろん細かい法律用語などは分かりませんでしたが、それを凌駕するような展開と俳優たちの熱演に惹きこまれました。これはアン・ソンギ先生主演というより、弁護士を演じたパク・ウォンサン氏あっての作品。舞台挨拶つき上演を見に行きました。

「ミンクコート」 主演:ファン・ジョンミン
⇒映画「地球を守れ!」などでおなじみの“女優”ファン・ジョンミンさん主演のインディーズ映画です。牛乳配達をしながら貧しく孤独な生活を送っているヒロインが、唯一心のよりどころとしていた母親が倒れて脳死状態に。その母親の安楽死を巡る、兄弟たちとの葛藤を描いた作品です。
すっぴんに古ぼけた服をまとってヒロインを演じたジョンミンさんが圧巻。姉や弟家族たちの秘密が少しずつ暴かれていって最後まで緊張感が途切れませんでした。「蜜陽」みたいに、宗教へのアイロニーも含まれていました。重いテーマですが韓国のインディーズ映画らしい映画でした。

「ダンシング・クイーン」 主演:オム・ジョンファ、ファン・ジョンミン
⇒公開からだいぶ経って見に行ったのですが、ロングラン上映を続けているだけあって、ストレートに面白くて、最後はホロリとさせられる良い作品でした。主演の2人のコンビネーションもさすが。ファン・ジョンミン氏は「アクシデント・カップル」のク・ドンベク風の気弱な弁護士。そんな旦那を夢を諦めて支えてきた妻をオム・ジョンファ姐さんが演じています。70年代の学生運動の様子や80年代のディスコ全盛期の様子など懐かしい風俗も盛り込まれているので、周りの客席はサモニムだらけでかなりワイワイと騒々しかったのですが(笑) 最後はみんなして静かに涙していましたよ(私もねw)。 

「犯罪との戦争」悪い奴ら全盛時代 主演:チェ・ミンシク、ハ・ジョンウ
⇒「許されざるもの」で一躍注目を浴びたユン・ジョンビン監督が、盟友ハ・ジョンウと三度目のタッグを組んだ作品です。ようやく商業映画に本格的に復帰しはじめたチェ・ミンシク氏が、貧乏な三級役人からだんだんとのし上がっていく狡猾な主人公を演じてました。でも完全復活!とまでは至っていなかったような……ま、役柄的な部分もあるけど、もう少し演技にもキレが欲しかったです^^;
あと、全編釜山訛りなのには参った! 聞き取り難しかったです。 
それにしても主演の2人をはじめ、見事な「ドヤ顔まつり」だったのはおもろかったw 
イケメンは一人も出てきませんよ~^^


「建築学概論」 主演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジ
⇒高校時代の苦い初恋の思い出をひきずってきた男女の物語です。高校当時の主人公をイ・ジェフンとスジが、大人になって再会した主人公をオム・テウンとハン・ガインが演じて、過去と現在が交錯しながら展開していきます。高校時代のイ・ジェフン君の“恋の相談役”となるナプトゥク役を演じていたミュージカル俳優のチョ・ジョンソク君がとにかく最高! 大学路ではプリンスなんだけどなぁ…と舞台での姿を知っている人なら2倍楽しめると思います^^

「死体が帰ってきた」 主演:イ・ボムス、キム・オクピン、リュ・スンボム
⇒このキャストにピンときた人は観るべきです^^ 死体に埋め込まれたチップを取り出すため安置所から死体を盗み出したい男女。盗み出した死体は別人のもので、しかも生きていた! というトンデモストーリーから畳み掛けるようにドタバタのチェイスが展開されます。いやぁもうベタな展開の連続なんですけどね、上手い役者が揃ってみんな素っとぼけているので最高に面白かったです。演技派俳優のオンパレードで日本ではウケないかもしれませんが、観客がこれほど大騒ぎしながら見ていた作品も珍しかったです。この映画、韓国の劇場で見るとより面白いと思います^^


2012年2月26日日曜日

ヘタレですみませんㅠㅠ

このブログを立ち上げた当初は、もっと頻繁に更新する予定だったんですが、ちょこちょこ舞台や映画は見に行っていたので書きたいことは山盛りあるのに、特にここ1カ月くらいは余裕がなくて更新できませんでした^^; 
韓劇への愛と気合が足りねぇ!と言われるかもしれませんが(笑) 元来ヘタレだもんで、これからは、何か見に行ったりした場合はとりあえず【速報的にツイッターでつぶやく】ことにしました。
今は学校が次の学期前の休み期間なので、多少時間に余裕があるんですけど、授業が始まったらまたどうなるか分からないんで……というわけで、今後ともご贔屓に^^
ブログ更新もできるだけ頑張りたいと思ってますけどね~^^

ブログの更新ができなかったのは学校の勉強が結構大変なこともありますが、合間を縫って原稿書きもしていたんですよね。。。というわけで最近のお仕事をまとめて紹介します。


韓国テレビドラマコレクション2012
(キネマ旬報社)

毎年、ドラマ解説を書かせていただいています。
私は大体メジャーな作品よりもマイナー&マニアックな作品を担当することが多いんですが(笑) 原稿を書くだけでなく、普段から仕事の資料としても活用しております。韓国ドラマファンは必携の書です。

←これはAmazon限定カバーだそうです。
ハン・ヒョジュちゃん、カワイイですね♥

何やらキネ旬韓流チームさんは、最近ツイッターを始められたようです(笑) @kinejun_hanryu
ぜひフォローしてあげてくださいませ^^



韓国TVドラマガイド Vol.39
(双葉社)

最新号でもドラマ解説&コラム「韓国観劇日誌」を書かせていただいています。
コラムは、数々の映画、ドラマで個性的な役柄を演じておられた、故パク・クァンジョンさんと演劇「ソウルノート」について書かせてもらいました。

表紙は、道明寺改め(笑) 「シティハンター」のイ・ミンホ君。

実は、私は建国大学の語学堂に通っているのですが、彼は語学堂のすぐ横にある、建国大学の映画芸術学科の生徒だそうで、学校の先生が校内で彼を見たと言っておりましたよ(笑)
そのうち遭遇できたりするんでしょうか?w


日経エンタテインメント!
韓流ドラマ・バイブル2012
(日経BP社)

日本に上陸した最新ドラマの解説をいつも書かせていただいてますが、加えて、今回は韓国ドラマ最前線「2012年の韓国ドラマ界はどうなる?」というコラムも書きました。

ドラマ解説は一部PDFで読めるようですが、
この中だと、

●パク・シフ主演「王女の男」
●クォン・サンウ主演「レディプレジデント~大物」
●John-Hoon主演「ロマンスが必要」

を担当しています。




最高の愛 DVD&OST 
4/6発売!

ドラマの推薦コメントを出させていただきました。つーか、お世辞抜きにこのドラマ面白いんでぜひ見てほしいです^^
WOWOWでは22日から放送始まってますので、ぜひチェックしてみてください!

ちょっと前に、韓国で主演のチャ・スンウォンさんとコン・ヒョジンさんにインタビューもさせてもらいました。インタビュー掲載誌などについては追ってまたご紹介いたしますね。


2012年2月25日土曜日

日韓交流が実現!「スリル・ミー」



もうおとといになっちゃいましたが、23日にミュージカル「スリル・ミー」を見てきました!
実は今年のお正月くらいに、一度キム・ジェボム&チャン・ヒョンドク組を観ていたので、もう今年は見に行かなくていいかなー?と思っていたのですが、新納慎也&田代万里生の日本版「スリル・ミー」チームがいらっしゃるという告知が来韓の数日前に発表されて急遽行くことに。
それも、観客としてではなく、お仕事で行ってまいりました。韓国に来てから、ぼちぼち仕事はしてたんですが、舞台関係の取材は今回が初めてだったので、かなりテンションあがりましたよ(笑)
上に貼ったのは、インターパークに出ていたお2人の来韓告知。日本チームの2人に歌ってほしい曲のリクエストも募っていました。面白かったのが、この告知が出た翌日には、後方に残っていた良席が一気に売れてしまいました(笑) 韓国の「スリル・ミー」ファンも日本チームを見てみたい!と思ったに違いありません^^

新納さん、田代さんについては日本のミュージカルファンの方々のほうが詳しいでしょうから、野暮なことはしませんが、お2人は昨年「スリル・ミー」の日本初演時にコンビを組んでいました。スター俳優同士の組み合わせとあって、かなりのチケット争奪戦となったこの2人の出演日のチケットが取れず、私はもう一組の松下&柿澤チームのみ見ていた(いや、これが素晴らしかったんですよ!!)のです。この時はのちに韓国で取材できるとは思ってもみなかったので、お2人の舞台を観ていなかったことを後悔しましたよ^^;
加えて余談ですが、かなり前に田代さんには一度お会いしてたんです。4年くらい前に彼がメンバーである男性ボーカルユニット「ESCOLTA」を取材させてもらったことがあって、その時はまだミュージカルには出ていらっしゃらない頃だったのですが、今や数々の作品で主役を張る人気スターとなられた田代さんに韓国でまたお会いできるとは、、、と感慨深いものがありました。


開場前に、新納さん、田代さんは短いリハーサルをされたのですが、バックステージやリハの様子などは、普段はまず見られないものなので、珍しくてたぶん私、やたらキョロキョロしていたと思います(笑)
本番前にはお2人に短い時間ですがインタビューもさせてもらいました。そもそもは個人的に観に来るつもりだったのが、こんな風になってしまったという話には笑ってしまいました。日本で再演も決まったのに、日韓のスタッフがスターを放っておくわけないですよねぇ^^

当日の出演者は、チョン・サンユン&チャン・ヒョンドク。
若手チームですが、キム・ジェボム氏が降板した後の顔合わせとしてはおそらく今季のベストな組み合わせだったのではないでしょうか?
勝手に私がそう観てるだけかもしれませんが、2人とも日本チームが来ているからか、かなり気合が入っているように見えました。特にチャン・ヒョンドク君。「彼」としての演技が、お正月に観た時よりもかーなり良くなってて驚きました。最後にはかなりの観客がスタンディング・オベーションしていましたよ。


本編終了後、韓国チーム2人に呼ばれて客席で観ていた日本チーム2人がステージに上がり、リクエストに応えて劇中歌を1曲披露されました。リハの時の雰囲気とは違って、スーッと「役」に入って歌い始めた2人を見て、「すごい!」と感動。日本では見れなかった2人の「私と彼」の様子を少しだけ垣間見ることができたのは嬉しかったです。

【追記】あ、そういえば歌い終わって挨拶した後で、ピアノの伴奏とともにお2人は舞台奥へ下がって行かれたのですが、お芝居本編さながらに抱擁&キス(してませんがw)で終わったんです。
観客の皆さん、一斉に「キャーッ!!!」と(笑) 最後はかなり盛り上がったことをご報告しておきます^^

挨拶中には通訳さんが入っていたのですが、観客が意外と通訳前に意味を理解して反応していて驚きました。みんな結構日本語わかるのかな? それとも日本のお客さんだったのでしょうか^^;
終演後に日本チーム2人から感想も伺いましたが、日本版とは違う韓国ならではの演技や演出を実感しながらお芝居を堪能されたようでしたよ。


  まー、そんなこんなで、かなり緊張していたので後でドッと疲れましたが、念願の舞台初取材。
それも4年前から毎年見続けていた「スリル・ミー」だったこと、それも日本キャストまでいらっしゃったこと、などなどかなり個人的には充実した1日となりました。
今回の取材は、それほど大きな記事にはならない予定ですが、これから原稿を書くので、後日改めて掲載媒体や発売日などはお知らせしたいと思っております。


2012年 韓国公演ラインナップ 再演編

下の新作紹介から1カ月以上空いてしまい、すでに始まってるものもありますが…(大汗) 
続きまして、再演ラインナップです。もはや定番化している欧米ライセンス作品が多いですが、そんななかでもミュージカル「光化門恋歌」と「西便制」は韓国オリジナル作品ながら、興行成績が良かった作品です。早くも再演が決まっている「ぶっとび!ヨンエさん(不作法なヨンエさん)」はtvNのドラマを舞台化したものですが、昨年末に見て、めちゃくちゃ面白かったので超おススメです^^
再演作品のなかで個人的注目作品は、演劇だと「模範生たち」「不器用な人々」「キサラギミキちゃん」「M.バタフライ」「ピローマン」あたりを、ミュージカルでは「ヘドウィグ」「モーツァルト!」「ヘアスプレー」「英雄」などです。


韓国再演作(재연 공연)


>>>演劇

「劇的な一夜」 (극적인 하룻밤) 1/28~5/28 大学路アートワンシアター2館(大学路)
⇒再演、っていうかずっとやってるような気がしますがw “ワンナイト・スタンド”から始まる男女の恋物語です。結構大胆なシーンもあるので、19禁指定作です(笑)

「模範生たち」(모범생들) 2/3~4/29 大学路アートワンシアター3館(大学路)
⇒2007年初演。名門高校に通う男子高校生4人が主人公。個人的に注目しているチョン・ムンソン氏、キム・デジョン氏などなかなか上手い役者が揃ってます。

「不器用な人々」(서툰사람들) 2/8~5/28 トンスンアートセンター小劇場
⇒作・演出はチャン・ジン監督。演劇シリーズ「演劇熱戦2」で07年に上演された大ヒット作。
今回も、チョン・ウンイン、リュ・ドクファン、イェ・ジウォン、キム・ビョンオクと超豪華キャストです。

「ゴーゴンの贈り物」(고곤의 선물) 2/23~3/11 明洞芸術劇場(明洞)
⇒「エクウス」「アマデウス」などで知られる英国の劇作家ピーター・シェーファー原作。
主演は、いぶし銀の演技でおなじみ、チョン・ウォンジュン氏。

「妻たちの外出」(아내들의 외출) 3/23~4/15 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒ページでは「妻の外出」になってましたが、このタイトルが正しいです。
それぞれに精神的な病を抱える母、嫁、娘の物語。

「3月の雪」(3월의 눈) 3月予定 ペク・ソンヒ チャン・ミンホ劇場(龍山)
⇒国立劇団のペ・サンシク作、ソン・ジンチェク演出。
再開発により立ち退きを迫られる老夫婦の話。さまざまなドラマの父親役などでおなじみの
パク・グニョンさんが20年ぶりに舞台出演されるそうです。これは観たい!

「M.バタフライ」(M.Butterfly) 4/24~5/31 世宗文化会館 Mシアター(光化門)
⇒演劇シリーズ「演劇熱戦4」の第2作。「蝶々夫人」をベースに、文革時代の中国を舞台にしたフランスの外交官と中国人の愛人の物語。鬼才D・クローネンバーグ監督が映画化した時は、ジェレミー・アイアンズとジョン・ローン共演でした。

「単幕劇連作(仮)」(단막극연작 4月 国立劇団小劇場 幕(龍山)
⇒ソン・ジンチェク(劇団美醜 代表)、ユ・ホジュン(エイコムインターナショナル 代表)、パク・グニョン(劇団コルモッキル 代表)と、3人の演出家による一幕劇。


「青い日に」(푸르른 날에) 4月 南山芸術センター(南山)
⇒5.18光州事件によって引き裂かれる男女の物語。昨年、初演され好評を得た作品。

「私の彼は原始人」(내남자는 원시인) 4~5月 劇場未定
⇒ブロードウェイの人気作を09年に初演。初演時はコン・ヒョンジン主演でした。

「キサラギ」(키사라기 미키짱) 4~9月 大学路芸術広場(大学路)
⇒日本の同名戯曲を昨年初演して大ヒットした作品。私はこれメチャクチャ見たかったのに韓国に来れず見逃してしまいました・・・(涙)今年のキャストはどうでしょうね?^^

「肝っ玉」(억척가) 5/11~13、16、17 LGアートセンター(駅三)
⇒ブレヒトの「肝っ玉お母とその子供たち」をパンソリ歌手(소리꾼)イ・チャラムが一人多役で歌い上げる創作パンソリ。イ・チャラムさんはミュージカル「西便制」にも出ています。

「ミッドサマー」(미드썸머) 6/26~7/29 世宗文化会館Mシアター(光化門)
⇒英国発、30代半ばのアル中の女弁護士とチンピラとの偶然の出会いから始まる恋物語。
昨年イェ・ジウォン、イ・ボムソク、イ・ソクジュンという豪華キャストで上演してました。

「ピローマン」(필로우맨) 8/11~9/15 ドゥサンアートセンター シアター111(鐘路)
⇒英国の劇作家、マーティン・マクドナー原作のブラック・ファンタジー。
07年の初演時にはあのチェ・ミンシクをはじめ、チェ・ジョンウ、ユン・ジェムン、イ・デヨンという私的にはかなりシビれるメンバーで上演してました(観れなかったけど;;)。

「私が一番最後に持ちたいもの」(나의 가장 나종 지니인 것) 
8/25~9/23 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒昨年亡くなった女性作家パク・ワンソの同名短編小説が原作。パク・ワンソ1周忌祈念作。
題名の意味が分からず、これまた学校の先生に聞きました(笑)

「TV童話 幸せな世の中」(TV동화 행복한 세상) 10/9~11/18 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒同名テレビアニメを創作演劇化。

「ペール・ギュント」 (페르귄트) 10/11~14 LGアートセンター(駅三)
⇒イプセンの戯曲をヤン・ジョンウンが演出。劇団旅人の公演。

「小説家 久保氏の一日」(소설가 구보씨의 1일) 
11/27~12/30 ドゥサンアートセンタースペース111(鐘路)
⇒特に説明ついてないんですが、たぶん日本原作のようですね。このタイトルだとw

「レッド」(레드) 日時・会場未定
⇒画家マーク・ロスコーの芸術世界を形象化。

「宴」(잔치) 日時・会場未定
⇒2011年度チャ・ボムソク戯曲賞 戯曲部門当選作品。


>>>ミュージカル


光化門恋歌(광화문연가) 2/7~3/11 LGアートセンター(駅三)
⇒もうすぐ終わりますが…その①
作曲家イ・ヨンフンが生前企画を温めていたという自作のヒット曲で綴るミュージカル。
今年は、主人公サンフンにチョ・ソンモ、弟ヒョヌ役にイ・ユル、ソ・イングクほか、
INFINITEのソンギュとウヒョンなどキャストがだいぶ変わりました。

Without You(위드아웃유) 2/10~3/4 KT&G想像アートホール(三星)
⇒もうすぐ終わりますが…その②
(ブロードウェイには詳しくないので語るに落ちますが)「レント」のオリジナルキャストとしても
知られるアンソニー・ラップの来韓公演。

「カルメラ(タルゴナ)」(달고나) 2/13~5/28 COEX アーティウム現代アートホール(三星)
⇒「シャバンシャバン」のパク・ヒョンビンがミュージカルに初挑戦しています^^

「西便制」(서편제) 3/2~4/22 ユニバーサルアートセンター(峨嵯山)
⇒イム・グォンテク監督の映画「風の丘を越えて/西便制」でもおなじみ。
西便制とはパンソリの流派のことだそうです。初演を見逃したので今年は見に行きたいです^^

「カフェイン」(카페인) 2/2~4/8 カルチャースペースNU(大学路)
⇒カン・ジファン氏がかつて来日公演をやってた作品です。今回の男性キャストは
チョン・サンフン氏とキム・サンホ氏ということでなかなかいいと思いますよ^^

「モビーディック(白鯨)」(모비딕) 3/20~4/29 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール(鐘路)
⇒原作はハーマン・メルヴィルの同名小説。サブタイトルに“アクター・ミュージシャン・ミュージカル”
とあるんですが、キャストは全員楽器が弾ける歌手やミュージシャンが出演しています。

「ヘドウィグ」(헤드윅) 5月~9月 会場未定
⇒韓国版ヘドウィグ見たことない人は一度観るべきです(断言)^^ 昨年はSHINHWAドンワンや
キム・ジェウクの初主演が話題となりましたが、今年は誰が出るでしょうね~^^

「ヘアスプレー」(헤어스프레이) 6/5~8/6 忠武アートホール 大劇場(新堂)
⇒(私の大好きなw)アメリカの映画監督ジョン・ウォーターズの同名コメディ映画が原作。

「ラ・マンチャの男」(맨오브라만차) 6/12~12/7 シャーロッテ劇場(蚕室)
⇒かつてチョ・スンウ&チョン・ソンファ主演の来日公演もありました。
日本では松本幸四郎さんの当たり役として有名ですね^^

「シカゴ」(시카고) 6月 D-CUBEアートセンター(新道林)
⇒何気に見逃してしまっておりますが、毎回キャストが豪華です^^

「プロポーズ」(프로포즈) 7/7~8/5 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒結婚適齢期を迎えた平凡な男女が主人公のラブコメディ。

「ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)」(잭더리퍼) 
7月 国立劇場 ヘオルム(日の出)劇場(南山)
⇒毎回一線級の俳優が出てきますが、今年のキャストやいかに。

「モーツァルト!」(모차르트!) 7月 世宗文化会館 大劇場(光化門)
⇒JYJジュンス君は出るでしょうか?^^

「STREET LIFE」(스트릿라이프) 7月 CJ Theater 大劇場(瑞草区)
⇒韓国ヒップホップ界の永遠の悪童3人組w DJ.DOCの楽曲でおくる青春ミュージカル。

「若きウェルテルの悩み」(젊은 베르테르의 슬픔) 10月 CJ Theater 大劇場(瑞草区)
⇒一昨年の再演で初めて見ましたが、今回のウェルテル役は誰に?

「ブルックリン」(브루클린) 11/27~2013 2/4 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒NYの裏通りを舞台に、父親を探す少女ブルックリンの成長記。
ポップス、ゴスペル、ソウルなどの、名曲が聴けるようです。

「ぶっとび!ヨンエさん」(막돼먹은 영애씨) 11月 CJ Theater 中劇場(瑞草区)
⇒ケーブルチャンネルtvNの人気長寿ドラマをミュージカル化。ドラマでもヨンエ役をしている
キム・ヒョンスクさんが出ています。か・な・りよく出来てます! 必見!

「ガイズ&ドールズ」(아가씨와 건달들) 11月 CJ Theater 大劇場(瑞草区)
⇒昨年、キム・ムヨルや舞踏家のイ・ヨンウなどが出て好評でした。今年のキャストは?

「アイーダ」(아이다) 12月 D-CUBEアートセンター(新道林)
⇒エルトン・ジョン&ティム・ライスの音楽でつづるブロードウェイミュージカル。
日本でも四季の看板作の1つかと思います。

「トゥランド」(투란도) 12/18~30 世宗文化会館 Mシアター(光化門)
⇒「トゥーランドット」の舞台を韓国に置き換えた創作ミュージカル。

「オペラ座の怪人」(오페라의 유령) 12月 ブルースクエアサムソン電子ホール(漢江鎮)
⇒2005年オリジナルツアー後、7年ぶりの来韓公演。
つーか、韓国題は「オペラの幽霊」って言うんですね^^;

「壁抜け男」(벽을 뚫는 남자) 12月 会場未定
⇒過去にはパク・サンウォン氏やオム・ギジュン氏もやってます。四季でもやってますね。

「家族を探して」(식구를 찾아서) 日時未定 忠武アートホール ブルー(新堂)
⇒一人暮らしのおばあさんのもとに、別のおばあさんが押しかけて犬猫ニワトリと一緒に
暮らし始める騒動を描く。

「英雄」(영웅) 12月 ブルースクエアサムソン電子ホール(漢江鎮)
⇒満州で伊藤博文を殺害して、抗日運動のアイコンとなった安重根(アン・ジュングン)の物語。
チョン・ソンファさんの当たり役となった作品。今度も出るかなー?^^



ほかに、韓国のミュージカル専門誌「ザ・ミュージカル」に載っていた、ラインナップの中からめぼしい作品をピックアップしてみました。

「洗濯」(빨래) 4月~9月 ハクチョングリーン小劇場(大学路)
⇒書店勤務のOLとモンゴル出身の青年の恋を軸に、下町の人間模様を暖かく描いた
名作です。先日日本でも「パルレ」という題名で公演がありました。

「ルパン」(루팡) 5月 COEX アーティウム現代アートホール(三星)
⇒題名しかわかりませんが、怪盗ルパンの話?

「全国のど自慢」(정국노래자랑) 6/22~9/23 トンスンアートセンター トンスンホール(大学路)
⇒何だか題名だけでも面白そうな^^ トンスンでやるし、ということで。

「コンチルパルセサムユッ」(콩칠팔새삼륙) 6~7月 忠武アートホール ブルー(新堂)
⇒題名は、昔の言葉で‘남의 일에 대해 이러쿵저러쿵 떠든다’(他人の仕事にガタガタ言うな=None of your business)という意味だそうです。

「明成皇后」(명성황후) 11/6~12/9 国立劇場 ヘオルム(日の出)劇場(南山)
⇒もはや「英雄」と並び、定番化しつつあるミュージカルです。

ラインナップの紹介、もっと簡単にできるかと思ったのですが、私のハングル力不足と知識不足でかなり調べなければならないことが多く、難産でした(苦笑) でも、いろいろと調べたおかげで、見に行こうかな、と思う作品がかなり増えました。頑張って見に行きますよ~!^^

2012年1月11日水曜日

2012年 韓国公演ラインナップ 新作編

今日はチュ・ジフンが「ドクトル・ジバゴ」降板!という衝撃のニュースが飛び込んできましたが…(>_<)
チケットサイトInterparkとリンクしている公演データベースサイトPlay DBで、2012年の「公演ラインナップ」が公開されました。毎年、Play DBでは上半期と下半期に分けて予定が発表されるので、韓劇マニアの人間はこれを見て年間スケジュールの予定を立てるワケです(笑)

ラインナップ紹介の序文にもあるように、ミュージカルの大型新作は海外ライセンス公演に加えて韓国でヒットした映画やドラマを原作にした作品(映画=ムービカル、ドラマ=ドラマカルと呼ばれてます)に大別できそうです。演劇作品が少ないと思われるかもしれませんが、大規模公演があまりないので、早々とラインナップに上がってこないだけで、たくさん作品はあると思います。

ページは翻訳機にかけられるので、誰でも読めるかと思いますけど、一応演劇、ミュージカルのラインナップだけを下記にピックアップしておきます^^  

韓国初演作(초연 공연)

>>>演劇
「革命日記」(혁명일기) 1/12~15 ドゥサンアートセンター(鐘路)
⇒日韓共同制作の舞台を精力的に制作している平田オリザ氏(青年団)の来韓公演。

「風餐露宿」(풍찬노숙) 1/12~2/12 南山芸術センター(南山)
⇒タイトルは野宿の意。差別や貧窮が社会問題になっている코시안(kosian)と呼ばれている
韓国と東南アジア系のハーフをとりあげた作品。

「宮里」(궁리) 国立劇団 ペク・ソンヒ チャン・ミンホ劇場(龍山)
⇒イ・ユンテク作・演出。世宗大王とチャン・ヨンシルの歴史的関係をモチーフにした作品。

ヘッダ・ガーブレル(헤다 가블러 Hedda Gabler) 4月 明洞芸術劇場(明洞)
⇒原作はノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセン作の同名戯曲。
ヘッダ・ガーブレルって何だろ?と思ったら女性主人公の名前らしっす^^;

演劇「焼け焦げる愛」(그을린 사랑) 6月 明洞芸術劇場(明洞)
⇒カナダ国立芸術センターの芸術監督ワジディ・ムアワッド原作

「The Lover」 6月 芸術の殿堂自由小劇場(瑞草区)
⇒現在大学路を中心に上演している演劇シリーズ「演劇熱戦4」の第3弾作品。

「ダンス・レッスン」(댄스레슨) 6月 劇場未定
⇒ダンスを通じて意思疎通する男女の物語

「ささやく壁」(속삭이는 벽) 10月 LGアートセンター(駅三)
⇒チャールズ・チャップリンの娘、ビクトリアが演出。
ビクトリアの娘でチャップリンの孫にあたるオーレリア・ティエリー主演。

「音楽治療師(仮題)」(음악치료사) 時期未定 トンスンアートセンター トンスンホール(大学路)
⇒演劇シリーズ「演劇熱戦」の第5弾。
俳優のチョ・ジェヒョンが知人の放送局PDのエピソードをもとに原案を作った作品

「今日予報」(오늘예보) 2012年下半期? 劇場未定
⇒演劇シリーズ「演劇熱戦」の第6弾。
俳優チャ・インピョの2作目となる同名長編小説が原作。


>>>ミュージカル
「ノートルダムの鐘」(노트르담드파리) 1/19~26 世宗文化会館 大劇場(光化門)
⇒6年ぶりの来韓公演。英語バージョン。

「Roly Poly」(롤리폴리) 1/13~2/25 ソンナムアートセンター オペラハウス(京畿道城南市)
⇒T-araの同名曲をモチーフにした復古ジュークボックスミュージカル。

「ドクトル・ジバゴ」(닥터지바고) 1/27~6/3 シャーロッテ劇場(蚕室)
⇒ソ連(ロシア)の作家、ボリス・パステルナークの同名小説が原作。
ロシア革命を背景にした、医師ジバゴと恋人ララの切ないラブストーリー。

「コーヒープリンス1号店」(커피프린스1호점) 2/24~4/29 大学路文化空間フィーリング1館
⇒同名ドラマ原作。

「エリザベート」(엘리자벳) 2/9~5/13 ブルースクエア サムソン電子ホール(漢江鎮)
⇒説明不要かと^^ 日本の帝劇公演でも定番作品ですね^^

「東大門ファッションデザイナー成功記」(동대문패션디자이너성공기)
3/13~5/13 忠武アートホール ブラック(新堂)
⇒タイトル通りのストーリー、らしい(笑)

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 (캐치미이프유캔)
3/28~6/10 ブルースクエア サムソン電子ホール(漢江鎮)
⇒レオ&トムの2大スターが共演したS・スピルバーグの同名映画を舞台化。

「モーツァルト・オペラ・ロック」(모차르트 오페라 락)
3/30~4/29 ソンナムアートセンター オペラハウス(京畿道城南市)
⇒タイトル通り、モーツァルトの物語をロックミュージカルにしたもの。フランス原作。
俳優シン・ソンウが出演と監修?だったかをやるはず。さすが兄貴^^

「風月主」(풍월주) 4月 CJ Theater 中劇場(元 芸術の殿堂トウォル劇場)
⇒新羅時代のイケメン武士集団、花郎道(ファランド)の別称でもある「風月主」が
男性版の“妓房(キバン)=置屋”で繰り広げるラブストーリー(腐女子萌え系か?)

「パリの恋人」(파리의 연인) 4/5~5/30 D CUBE アートセンター(新道林)
⇒同名ドラマの舞台化。あの「エギヤー」は聞けるんでしょうか?(笑)

「姫の男」(공주의 남자) 5/4~20 世宗文化会館 大劇場(光化門)
⇒パク・シフ主演の同名ドラマの舞台化。

「パラダイス」(파라다이스) 5/15~6/3 忠武アートホール 大劇場(新堂)
⇒劇場式食堂「パラダイス」を舞台に繰り広げられる物語

「ウィキッド」(위키드) 5/24~10/7 ブルースクエア サムソン電子ホール(漢江鎮)
⇒「オズの魔法使い」のアナザーストーリー的作品。四季がずっとやってますね。
アジア初の来韓公演。

「バレエボーイズ」(발레 포이즈) 6/29~7/1 芸術の殿堂オペラ劇場(瑞草区)
⇒国立バレエ団 創立50周年記念作

「ラ・カージュ・オ・フォール」(라카지오폴) 7/2~9/8 LGアートセンター(駅三)
⇒ナイトクラブ経営のゲイカップルとその息子をめぐるヒューマン・コメディ。
日本では市村×鹿賀の大御所コンビで上演してますね^^

「美男<イケメン>ですね」(미남이시네요) 7/31~9/11 世宗文化会館 Mシアター(光化門)
⇒説明不要^^ A.N.JELLを誰が演じるんでしょうかねぇ?^^

「ハイスクール・ミュージカル」(하이스쿨 뮤지컬) 7月 CJシアター大劇場(瑞草区)
⇒全米でティーンに大人気のテレビムービーの舞台化。

「二都物語」(두도시 이야기) 8/24~10/6 忠武アートホール 大劇場(新堂)
⇒フランス革命当時、パリとロンドンの2つの都市を背景に繰り広げる愛の物語。
原作はチャールズ・ディケンズの同名小説。

「シャーロックホームズ 2番目の話」(셜록홈즈 두번째 이야기)
9/11~11/1 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール(鐘路)
⇒昨年初演して好評を得た「シャーロックホームズ」の2nd シーズン(再演)。

「グーテンベルク」(구텐버그) 8~9月・会場未定
⇒活版印刷を発明したグーテンベルクの物語。

「ルドルフ」(루돌프) 11/12~013.1/13 忠武アートホール 大劇場(新堂)
⇒「エリザベート」でもおなじみ、悲劇の皇太子・ルドルフの物語。オーストリアライセンス。

「レ・ミゼラブル」(레미제라블) 11月 会場未定
⇒日本のミュージカルファンにはおなじみ「レミゼ」の韓国語Ver.は今回初。

「・・・・・・・」(살짜기 옵서예) 12月 芸術の殿堂CJトウォル劇場(瑞草区)
⇒タイトルはどうやらパンソリの歌詞の一節(?)のようなんですが、ごめんなさい、
私の韓国語能力では訳せず。。。
先生に聞いてみたところ、済州島なまりなんだそうですが、「こっそりといらしてください」みたいな意味なんだそーです。
古典小説「裵裨將傳(배비장전)」を原作に、1966年に発表された韓国初の創作ミュージカル。
原作小説は、NAVER辞書によると悲恋モノみたいですね。

「ワンドゥギ」(완득이) 下半期、会場未定
⇒昨年、ユ・アイン、キム・ユンソク主演でロングランヒットした同名映画を舞台化。

「成均館儒生たちの日々(仮)」(성균관 유생들의 나날) 下半期 会場未定
⇒ユチョン主演の「トキメキ☆成均館スキャンダル」の原作となった、
チョン・ウンゴルの同名小説を舞台化。

「庭を出ためんどり」(마당을 나온 암탉) 下半期、会場未定
⇒韓国の児童文学作家、ファン・ソンミ原作の同名童話を舞台化。韓国ではとても有名な童話みたいです。昨年、ユ・スンホ君など有名俳優が声優として出演した、アニメ映画が公開されていましたね。

追記:学校行事やテストなどが立て続けにありまして、最初のUPから10日も経ってしまい…(大汗)
全く役立たずですみません。とりあえず、今年初演となる新作ラインナップをUPしました。

そうこうしているうちに「ドクトル・ジバゴ」はチョ・スンウ氏が出ることになり、「なんだ、こっちのほうがぜんぜんいいじゃん!」と思っているミュージカルファンは多いはずです(苦笑) 今回は、長年共に数々のヒット作を創り上げてきたODミュージカルカンパニーの窮地を救う形となり、ますます「男を上げた」スンウ氏ですが、休みなく大舞台で主役を張るということはどれだけ大変かとお察しします。ホン・グァンホ君とともに頑張ってほしいですね~^^