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2013年9月15日日曜日

韓国ミュージカル&演劇 9-10月のオススメ作品

気が付けば9月も半ば…今月は急な仕事のスケジュールが詰まってしまいまして、更新が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありません。
記事出しが遅れたので、10月の作品も入れつつオススメ作品をご紹介します。
今月は大きく作品が入れ替わりました。これから初冬に向けた作品がスタートしていますので、年内に一度韓国にいらっしゃるといろんな作品が見られると思います。

以前からお願いしておりますが、全ブログ記事の商用記事、サイトへの流用は禁止です。
個人ブログへの無断コピーもご遠慮いただけますようお願いします。

余談ですが先日、日本に一時帰国したときにとある雑誌を読んだら、ここに書いてある解説をどうも参考にされている様子の記事を発見(苦笑)
プロも参考にされているということで、光栄ではありますが、参照されるのはほどほどに……。


作品のタイトルにはすべて韓国のチケットサイト
インターパーク(인터파크) http://ticket.interpark.com/ のリンクを張っています。
詳細情報はリンク先(韓国語)でご確認ください。

日本からチケットを直接買えるのは

VISIT SEOUL (ソウル市観光情報サイト)

●インターパークグローバル(英語版) (日本語版)

※現在は大型作品や話題作のみ直接購入できます。中・小劇場ミュージカルや演劇は、よほどの人気作でない限り、売り切れることは稀ですので当日劇場に行って買えると思います。

※大学路で上演される中小劇場作品は、地下鉄4号線・恵化(ヘファ)駅の4番出口を出てすぐのところにある、「ソウル演劇センター」か、2番出口を出てすぐのところにある「良い公演紹介所」では、ディスカウント価格で当日券を買えるチケット販売所があります。(大学路で上演しているすべての作品を扱っているわけではありませんので要注意)


<9月上演のオススメ作品>
※作品の並びは公演終了日が早い順です。
再演の作品など、私が見たことがある作品は、個人的オススメ度を5段階の★でつけています。

==========【大劇場ミュージカル】=========


「K-Musical Stars Concert 2013 in Seoul」
9月20日 LGアートセンター
出演:オク・チュヒョン、イム・テギョン、キム・スンデ、KAI
「エリザベート」「モーツァルト!」「レベッカ」「モンテクリスト」…と、大ヒットミュージカルを多数制作するEMKに所属する俳優たちによるガラ・コンサート。日本でも今年、東京で開催されて好評でしたね。当初出演を予定していたチョン・ドンソクに代わり、日本でも活動するポッペラ歌手で「二都物語」「ストーリー・オブ・マイライフ」などのミュージカルにも出演したKAIの参加が決定。当然それぞれが出演した作品の名曲を歌ってくれるでしょう~♪

「アメリカン・イディオット」(来韓公演)
上演中~9月22日 ブルースクエアサムソン電子ホール
⇒8月に行われた日本公演を経て、韓国で公演中です。ロックファンには根強い人気を誇るアメリカのパンクバンド、グリーン・デイのアルバム収録曲をベースに、アメリカ中産階級の若者が抱えるドラッグ、軍入隊などのシリアスな現実を切り取った内容になっています。主人公のジョニー役の俳優さんが、グリーン・デイのVo.ビリー・ジョーにちょっと似た雰囲気で(笑) 友人ウィル、ダニー役の俳優さんたちもなかなかのイケメンです^^
私は元々ロック好きなので、生バンド演奏によるライブ感覚の舞台を楽しめましたが、音楽もコスチュームもクラシカルなミュージカルがお好きな方にはどうかな~?という感じです。★★★

「忘れた顔 1895」
9月22日~29日 芸術の殿堂CJトウォル劇場
出演:チャ・ジヨン、キム・ドビン、パク・ヨンス、ソン・スンウォン、クム・スンフンほか
⇒1987年創立の老舗歌劇団、ソウル芸術団がトウォル劇場で上演するシリーズ第2作。
今回のテーマは朝鮮王朝最後の王妃、明成(ミョンソン)皇后の物語です。5月に上演された第1作、戦時中の日本で客死した韓国人留学生の詩人を取り上げた「尹東柱、月を射る」もそうでしたが、この時代を描く舞台作品に登場する日本人キャラクターのほとんどが“悪”として描かれるため、ご覧になる方はそれなりの時代認識をしたうえで臨まれることをおすすめします。
ただ、キャストはかなり魅力的。「モンテクリスト」「アイーダ」などで主演を張るチャ・ジヨン、ソウル芸術団員の若手2トップ、キム・ドビンとパク・ヨンス、「ヘドウィグ」ソン・スンウォンなど、いい顔ぶれ揃ってます。演出は「ラ・カージュ」「JCS」「ガイズ&ドールズ」などを手がけたヒットメーカー、イ・ジナ先生。
公演が1週間しかないのはもったいないほど贅沢なスタッフとキャストですよ。

「ジャック・ザ・リッパー」(ソウル公演)
上演中~9月29日 D-CUBEアートセンター
出演:オム・ギジュン、キム・ダヒョン、チ・チャンウク、ソンミン、イ・チャンミン、チョン・ドンハ
⇒昨年、日本初上陸してなかなか好評だった「ジャック」が、城南公演につづいてD-CUBEでソウル公演中です。今回はダヒョン、チャンウク、ドンハと3人の新ダニエルも加わっています。城南公演を見ましたが、演出的には昨年とまったく同じと言っていいでしょう。11月に行われる横浜公演では、ダニエル役に待望の舞台復帰となるアン・ジェウクと、Jun.K、ソン・スンヒョンが出演するなど、少々日本シフトのキャストに変わっていますのでご注意くださいね。★★★

「MUSIC OF THE NIGHT」
10月3日 慶熙(キョンヒ)大学 平和の殿堂
韓国のトップミュージカルスターに加え、「ファントム」「ジキハイ」「天国の涙」と韓国で多数の公演経験がある米ミュージカルスター、ブラッド・リトルが加わった超ゴージャスなガラ・コンサート。
近年急増しているガラコンのなかでも、“見ておくべき”面々が揃っています。昼・夜2回公演です。

出演:ブラッド・リトル  「オペラ座の怪人」「ジキル&ハイド」「天国の涙」
    マイケル・リー   「ミス・サイゴン」「ジーザス・クライスト・スーパースター」
    キム・ソヒョン   「オペラ座の怪人」「ジキル&ハイド」「エリザベート」
    ソン・ヨンジン   「ヘドウィグ」「シャーロック・ホームズ」「グーテンベルグ!」
    ヤン・ジュンモ   「オペラ座の怪人」「ジキル&ハイド」「スカーレット・ピンパーネル」
    ユン・ヒョンリョル 「ノートルダム・ド・パリ」「二都物語」「モーツァルト!」
    ハン・チサン    「ジーザス・クライスト・スーパースター」「ネクスト・トゥ・ノーマル」
    チェ・スヒョン   「二都物語」「アイーダ」「三銃士」「スリル・ミー」
    パク・ヘナ     「ウィキッド」「ヘイ!ザナ」「パリの恋人」「深夜食堂」
    ソン・ジュノ    「三銃士」「オペラ座の怪人」

「アベニューQ」(来韓公演)
上演中~10月6日 シャーロッテ劇場
⇒日本で2010年に来日公演も行った、ブロードウェイ発のパペットミュージカル。移民が多いエリアとして知られるNYロウワーイーストに街をアルファベットで呼ぶ区域があるのですが、その中の「アベニューQ(Q通り)」のとあるアパートに暮らす人々のひきこもごもをアイロニカルなセリフたっぷりに楽しく描きます。「セサミストリート」のキャラクターをオマージュしたようなパペットを操りつつ、それぞれの俳優が自身の役柄もこなしているのが凄い!パペットたちはラブシーンなんかもあったりして、日本公演のときは18禁パペットミュージカルなんて言われていました。
韓国公演には「トーチウッド」などのドラマにも出演した日本人女優、森尚子が出演中。キム・ジュンスをはじめ、多くの人気スターが観劇に訪れている注目作です^^ ★★★★☆

「ボニー&クライド」
上演中~10月27日 忠武アートホール大劇場
出演:オム・ギジュン、ハン・チサン、Key、パク・ヒョンシク、アン・ユジン、リサ、ダナほか
⇒1930年代に実在したギャング、クライド・バロウとその恋人ボニー・パーカーの物語。日本でも田代万里生&濱田めぐみ共演で昨年上演されました。先日のプレスコールで見た印象だと、登場人物たちのクラシックなアメリカの空気が感じられる衣装やメイクが印象的で、大人のカップルの物語だけに(?)キスシーンやセクシーなシーンが多かったです。観劇前に、映画「俺たちに明日はない」をご覧になっておくと、ストーリーを理解しやすいと思います。
プレスコールでは何気に、ボニーに片想いする警察官テッド役のキム・ボムレのソロが良かった。普段はアクの強いキャラが多い彼が、ベーシックな役もちゃんとできることを見せてくれていますよ。

「ノートルダム・ド・パリ」
9月27日~11月17日 ブルースクエア サムソン電子ホール
出演:ホン・グァンホ、ユン・ヒョンリョル、パダ、ユン・ゴンジュ、マイケル・リー、チョン・ドンソク
⇒15世紀のパリを舞台に、ジプシーの娘エスメラルダを巡る3人の男たちの愛と葛藤をドラマチックに描く大作。韓国ミュージカルの隆盛期、2007年から上演。ミュージカルファンには特に人気の高い作品のひとつなんですが、一筋縄ではいかない恋路を描いたストーリーは韓国ドラマなどでもよくあるシチュエーションなので、韓国の人たちがこの物語にカタルシスを覚えるのも分かります(笑)
 キャストは、この作品に初演から出演しつづけ名を上げたユン・ヒョンリョルに、今回初出演となるホン・グァンホが加わり、史上最強の鐘つき男カジモド役が揃いました。
語り部となるグランゴワール役はチョン・ドンハ、チョン・ドンソクに電撃参加が決まったマイケル・リー。司教フロロ役にはチェ・ミンチョル、ミン・ヨンギと間違いない声の持ち主が揃いました。ほかにも近衛兵長フェビュス役に「レミゼ」でバルジャン役だったキム・ソンミン、ジャベール役だったムン・ジョンウォンはクロパン役と、実力派が揃っています。この秋、必ず見ておきたい1本です。

=========【中・小劇場ミュージカル】=========

「キム・ジョンウク探し」(邦題:あなたの初恋探します)
上演中~9月30日 プティツェルシアター(旧カルチャースペースNU)
⇒今までラインナップに入れてなかったのですが、超新星ユナク出演の来日公演が決まったので、大学路でオリジナルを見たい方もいるかと思い、紹介することにしました。
2006年の初演から多数の人気俳優を生んだ登竜門的作品であり、「あの日々」「兄弟は勇敢だった!?」を生んだ作・演出のチャン・ユジョンの出世作でもある小劇場ミュージカルの代表作です。
 物語はヒロインがインド旅行中に知り合い恋に落ちた“キム・ジョンウク”という男性を探すために、「初恋探し探偵事務所」を始めたばかりの男(役名は俳優自身の名前を使います)に依頼するところからスタート。出演者は3人のみで、男性主人公はジョンウクと探偵の一人二役、それにヒロイン役と、“マルチマン”と呼ばれる20人以上のいろんな登場人物を一人でこなす男優が出演します。韓国では9月末で一旦終わり、また新シーズンが始まると思われます。
このミュージカルを原作にチャン・ユジョン自身の監督により映画化された「あなたの初恋探します」には歴代出演者やミュージカル俳優が多数カメオ出演するので、予習に見るのは楽しいんですが、舞台版とはだいぶ違う部分がありますのでご注意を。★★★★

「パルレ(洗濯)」
上演中~10月5日 大学路アートワンシアター2館
出演:クァク・ソヨン、ホン・ジヒ、パク・ウンミ、キム・ボガン、イ・ジョンウン、チョ・ミンジョン
⇒日本版も評価が高い、韓国の“情”を感じることができる名作です。田舎からソウルに上京して書店員として働くヒロイン、ナヨンと、不法滞在しながら工場で働くモンゴル人青年ソロンゴの恋と人間模様が温かく描かれます。昨年2000回公演を超え、今年で8年目。過去にはホン・グァンホ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプなどの人気俳優を輩出しています。現在のキャストは「グルーミーデイ」「RUN TO YOU~」「宮」のクァク・ソヨン、「グルーミーデイ」「皇太子失踪事件」のキム・ギョンス、「悪い磁石」「ウーマン・イン・ブラック」のキム・ボガンなど注目の若手俳優が揃っています。登場人物たちと一緒に笑って、泣いて、最後は感動で胸がいっぱいになりますよ。
現キャスト版は、10月アタマで終了。次のシーズンからキャストが変わります。★★★★★

「ブラック メリー・ポピンズ」
上演中~10月27日 東国大学イ・ヘラン芸術劇場
出演:キム・ジェボム、イ・ギョンス、パク・ハングン、ユン・ソホ、キム・ドビンほか
⇒ドイツの著名な心理学者の研究対象として養子縁組された4人の少年少女。ある日学者の邸宅が大火災となるも4人の乳母であるメアリー・シュミットは子供たちを救出。しかしメアリーは翌日忽然と姿を消してしまい、子供たちは散り散りに養子にもらわれていく。それから4年後、再会した4人は…。
タイトルから海外のライセンスものかと思われがちですが、韓国オリジナルのサスペンスミュージカル。
昨年の初演では、独特の曲の旋律と振付が印象的で、ミステリー作品としても面白い作品でした。
今年は「風月主」「兄弟は勇敢だった!?」などの来日公演にも主演したキム・ジェボムが、ストーリーテラーも兼ねた長男ハンス役に。「女神様が見てる」「スリル・ミー」「バンジージャンプする」と話題作に次々と出演している若手注目株のユン・ソホが次男ヘルマン役など、初演とはキャストが総入れ替えとなっています。昨年よりも振付の部分が減り、ミュージカルというより歌つきの演劇という印象がより強くなりました。後半の畳み掛けるような種明かしがなかなかスリリングです。★★★☆
※当初の予定より1カ月延長公演になっています。ご注意を!

「スリル・ミー」
上演中~10月6日 新村The STAGE
オ・ジョンヒョク、シン・ソンミン、パク・ヨンス、チョン・サンユン、イ・ドンハ、イム・ビョングン
⇒日本のホリプロ版も定評のある男優2人とピアノ伴奏のみで繰り広げられる心理スリラーミュージカル。今年は演出家の栗山民也をはじめ、日本版スタッフの手によりステージセットや演出が大幅に変わっています(逆に日本版をご覧になった方は、ほぼ同じ感じです)。
現在出演中の2次チーム。過去に出演歴があるオ・ジョンヒョク&チョン・サンユンペアは、1次チームでは私(ネイサン)役だったチョン・サンユンが、2次チームでは彼(リチャード)役を初めて演じます。
初出演のパク・ヨンス&イム・ビョングンペアはソウル芸術団出身だけあって、安定した歌と演技が光る長身ペア。特にイム・ビョングン演じるリチャードはキム・ムヨル版を彷彿とさせる素敵さ!
そしてシン・ソンミン&イ・ドンハペアは、とにかく2人のルックスが最強! シン・ソンミン演じるネイサンはとにかくリチャードを一途に愛している感じ。子犬のように潤んだ彼の瞳で見つめられたらドンハリチャードも思わず優しくしてあげたくなるんじゃないでしょうか(笑)
現在は上記の3ペアをベースに、組合せをシャッフルして上演中。人気俳優の組み合わせは完売している回も多いです。
本作出演後、飛躍した新人が多数誕生した登竜門的作品なので、今年出演した新人たちもブレイク必至です。マニアによるリピート率が高いので、前方の席の確保は若干難しいかもしれませんが、一度ハマると何度でも見たくなる作品です。★★★★★
※当初9月29日で終了予定でしたが、1週間延長公演が決まりました。

「オー!あなたが寝てる間に」
上演中~10月31日 大学路芸術広場1館
出演:イ・ヒョン、イム・ジョンワン、パク・セウン、アン・ドゥホ、カン・ジョンウ、チェ・ソヨンほか
⇒「女神様が見てる」「劇的な一夜」などの人気作を生んだヨヌ舞台が初めて制作した小劇場ミュージカル。「あの日々」「兄弟は勇敢だった!?」「キム・ジョンウク探し」の作・演出チャン・ユジョンが名を上げるきっかけとなった作品で、2005年から定期的に上演しています。カトリック財団が運営する無料病院に入院していた半身不随の男性患者が忽然と失踪。院長、医師、ボランティアの女性、患者たちが抱える背景を描きつつ、男性が失踪した原因を探っていきます。過去にキム・ジェボム、シン・ソンミン、チェ・ホジュン、イ・ギュヒョン、チュ・ミンジンなど現在大学路で活躍中の俳優たちが出演していた作品で、結構リアルな現実社会の問題を盛り込んだ話になっています。★★★

「トライアングル」
上演中~10月20日 サンミョンアートホール1館
出演:キム・ジョング、チョン・ムンソン、イ・ギュヒョン、キム・デジョン、チョン・ウスほか
パルコ劇場で上演された「トライアングル~ルームシェアのすすめ」が原作。2010年にチェ・ジェウン、キム・スンデらが出演して韓国版を初演したのですが、それから3年ぶりに再演です。
作家志望の青年とその隣に住むロッカー、そしてロッカーを追いかけるストーカーの女の子が一緒に住むことになって起こるドタバタを楽しく描きます。今年のキャストは上手い役者が揃っていて、誰の回で見ても面白そうです。私も何回か見に行くことになると思います^^

「印塘水(インダンス)愛歌」
上演中~11月3日 弘益大 大学路アートセンター 大劇場
出演:イム・ガンヒ、ユ・リア、パク・ジョンピョ、イ・チャンヨン、チョン・ソンウ、コ・ヨンビン
⇒韓国では誰もが知る古典「春香伝(チュニャンジョン)」「沈清伝(シムチョンジョン)」の有名エピソードをミックスして、両班の青年モンリョンと恋に落ちたチュニャンのラブストーリーをパンソリをベースにしたミュージカルに仕上げた作品。2人の恋路を阻む悪役ピョン・ハクドや、下男のパンジャなど、キャラクターの名前は「春香伝」に倣っています。モンリョン役は「兄弟は勇敢だった!?」のパク・ジュンピョ、「風月主」のイ・チャンヨン、「恋の駆け引きの誕生」のと、偶然にも今年アミューズミュージカルシアターで来日公演を行った作品に主演した男優が揃っています。加えて、ピョン・ハクド役にはコ・ヨンビン&イ・ソクジュンと魅力的なベテラン2人が揃いました。この作品に格別の愛情を注いでいるというイム・ガンヒのチュニャン役が素晴らしいですよ! ★★★★

「グーテンベルグ!」
上演中~11月10日 忠武アートホール 中劇場ブラック
出演:ソン・ヨンジン、チャン・ヒョンドク、チョン・サンフン、チョン・ウォニョン
⇒2006年にオフブロードウェイでスタートしたコメディ2人劇「Gutenberg! The Musical」の韓国版初演です。ブロードウェイを夢見て小劇場でリーディング公演をするバド&ダグが、活版印刷の祖として知られるグーテンベルグの物語を芝居にして上演します。平凡なワイン製造業だった、グーテンベルグが活版印刷機を発明したことで周囲の人々との関わりが変わっていきます。グーテンベルグが思う女性の名前がヘルベチカ(これは文字のフォントの名前です)、修道士、酔っ払い1、2とか劇中のバド&ダグが登場人物のキャラ名を書いた帽子をとっかえひっかえ被り、数十人の登場人物を演じます。ブロードウェイを目標とする2人だけに、劇中では「ジキハイ」「ファントム」「ラ・マンチャ」などさまざまな有名ミュージカルのパロディも散りばめつつ、2人の俳優は汗びっしょりになりながらしゃべりっぱなし動きっぱなしの2時間です。
 このところ4作品続けて同じ作品に出演しているソン・ヨンジン&チャン・ヒョンドク、コメディの達人チョン・サンフン、快活なイメージが魅力のチョン・ウォニョンと、韓国舞台ファンたちが必ず観たいと思う4人が揃い、斬新な作品性もあって、いろんな組み合わせで見たくなる作品です。★★★★

「バンジージャンプする」
9月27日~11月17日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
出演:カン・ピルソク、ソン・ドゥソプ、チョン・ミド、キム・ジヒョン、イ・ジェギュン、ユン・ソホ
⇒イ・ビョンホン&イ・ウンジュ主演で2001年に韓国公開された同名映画が原作。「JSA」と並びイ・ビョンホンの人気を決定づけた映画です。昨年ミュージカル化すると知ったときは、この難しいストーリーをどうやるんだろう?と正直思っていたのですが、実際に舞台を見てビックリ! 見事に昇華してありました。スコアのメロディーも美しく、昨年の創作ミュージカルのなかではマイベストです。
 再演では、初演で素晴らしい演技を披露していたカン・ピルソク、チョン・ミドに加え、人気上昇中のソン・ドゥソプ、キム・ジヒョンが入り、どの組み合わせで見てもいい顔ぶれ。加えて「スリル・ミー」経験者でもある高校生ヒョンビン役のイ・ジェギュンとユン・ソホも、この作品では魅力倍増です。今秋の創作ミュージカルのなかでは個人的イチオシ! ぜひ多くの人に見てほしいです。★★★★★

「ザ・コロス:オイディプス」
10月9日~20日 LGアートセンター舞台架設センター
出演:パク・ヘス、パク・インベ、イム・ガンヒ、イ・ガプソン、イム・チョルス、オ・チャヌほか
⇒2011年の初演時にチケットが完売したという話題作を再演。「皇太子失踪事件」など、オリジナリティあるクリエイションが注目を浴びているソ・ジェヒョン演出家による作品です。キャスト的ポイントは「女神様がみてる」で北の兵士チャンソプをWキャストで演じていたパク・ヘスとイム・チョルスが出演していること。そして「ネクスト・トゥ・ノーマル」「アサシンズ」「ラ・マンチャの男」などの話題作への出演が続く二枚目パク・インベなど、(個人的には)なかなか興味を惹かれる男優が出演しています。

「飛べ!パク氏」
10月9日~11月25日 梨花女子大学 サムソンホール
出演:ホン・リュニ、オム・テリ、ハン・ボラ、キム・ヨンナム、キム・イサクほか
⇒昨年大邱とソウルのミュージカルフェスティバルで受賞し、本公演を実現。今春「女神様がみてる」とともに、新作の創作ミュージカルとしては異例の大ヒットとなった作品が、中劇場サイズにグレードアップして再演。演出家、作家、音楽監督、歌手出身俳優に、ミュージカル俳優たち…とワガママ言いたい放題の人々に振り回される、劇団のカンパニーマネジャー(制作責任者って感じですかね?)であるヒロインの日常を描いた作品。舞台制作の裏側のリアルなエピソードが満載で、有名ミュージカルのパロディなんかも入り、粗削りながら初演はなかなか面白かったですよ。★★★☆

「ミア・ファミリア」
10月15日~2014年1月5日 忠武アートホール 小劇場ブルー
出演:イ・スンヒョン、ユ・ソンジェ、チャン・ギョンウォン
⇒「ママ、ドント・クライ」「美男<イケメン>ですね」などを手がけたキム・ウンギ演出、イ・ヒジュン脚本家コンビが贈る新作。イ・スンヒョンは自身もミュージシャンで「光化門恋歌2」「モビーディック」「オーディション」など音楽がテーマの作品に多数出演してきた人。ユ・ソンジェも「モビーディック」への出演経験ありです。バンドが入るそうですので、音楽劇っぽい感じなのかな? どんな作品になるのか楽しみです。

「グリース」
10月22日~オープンラン 大学路ユニプレックス1館
出演:ジョンミン、カン・ミンス、キム・ボソン、ユン・ジュノ、イ・ヒョク、キム・ヨンギュ
⇒コ・ヨンビン、オ・マンソク、オム・ギジュン、チェ・ジェウン、ソン・ヨンジン、キム・ムヨル、チョン・サンユン……と、この作品を通ってないミュージカル俳優はいないんじゃないかというくらいの定番作。ドラマでブレイク前のチ・ヒョヌやカン・ジファンもかつて出演していました。
夏のバカンス中に出会い恋に落ちたダニーとサンディ。サンディが夏休みを終えて転校した学校で、実は札付きの不良だったダニーと再会して起こる出来事を楽しく描く学園ミュージカル。同名ミュージカルをもとにしたジョン・トラボルタ主演映画「グリース」を見ておくと、話が分かりやすいと思います。久々に大学路に戻ってきた「グリース」、SMアートホール前に新しくできた、大学路ユニプレックスという劇場ビルのこけら落とし作品になります。★★★

「ヨセフ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」
10月31日~1月26日 大学路ミュージカルセンター 大劇場
出演:チョン・ドンハ(復活)、パク・ヨンス、キム・スンデ、ヨソプ(BEAST)ほか
⇒原題は「ヨセフ・アンド・ザ・アメージング…」と、and the が入りますが、韓国題は抜いてあります。
「ジーザス・クライスト・スーパースター」を生んだ、アンドリュー・ロイド・ウェーバー&ティム・ライスコンビが学生時代に旧約聖書の「ヨセフの物語」をベースに創作。11人兄弟の末っ子として生まれ、父ヤコブに最も可愛がられたヨセフが、他の10人の異母兄弟に妬まれ隊商に売られた後、さまざまな受難を経て成功をつかんでいく物語。今年春に韓国初演して、スコアもいいしアンサンブルのレベルも素晴らしかったのに、今一つ集客できず残念に思っていたのですが、劇場をサイズダウンしてキャストを替えて、なかなか良い感じです。今度はもう少し多くの人に見てもらえるんじゃないかな。「JCS」にハマった方なら、見ておいて損はないと思いますよ。★★★★

<今後上演開始の注目ミュージカル>
「ガイズ&ドールズ」 11月1日~2014年1月5日 BBCシアター
「マーダー・バラッド」 11月5日~2014年1月26日 ロッテカードアートホール
●「壁抜け男」 11月13日~2014年1月26日 弘益大 大学路アートセンター
「ラ・マンチャの男」 11月19日~2014年2月19日 忠武アートホール大劇場
「ウィキッド」 11月22日~ シャーロッテ劇場
「ゴースト」 11月24日~12月22日 D-CUBEアートセンター
「マンマ・ミーア」 11月26日~2014年3月23日 ブルースクエアサムソン電子ホール
「ジャージー・ボーイズ」2014年1月17日~3月23日 ブルースクエアサムソンカードホール

============【演劇】=============
上演中~9月30日 創造アートホール ブルー館
出演:キム・レハ、チャン・ヨンチョル、キム・ワングン、パク・ホサン
⇒初老の浮浪者の男の半生を回顧しながら、アイロニカルなセリフを多用しつつ韓国近代史をなぞる風刺劇。初演は1981年。舞台に登場するのは俳優と鼓手(コス)2人だけで、韓国伝統のマダン劇スタイルのお芝居です。初代はチャン・ジン師団の一人である名優、チョン・ギュスが演じていたそうで、ほかにもパク・チョルミン、パク・ヘミらも演じていたそうです。今回は映画「王の男」の原作演劇「イ(爾)」に出演していたキム・レハ、パク・ホサン(「光化門恋歌」「光海」など)をはじめ、4人の俳優が日替わりで登場します。観客と会話したり、マッコリ飲ませたり、お金を無心したり、ステージに客を上げたりとかなりアドリブ満載で、とくに年配の観客に大人気でした(笑)
※以前「プムパ」の意味を、「パンソリの節に合わせて興をそそる音」と紹介していたのですが、主人公のキャラである「物乞い」の意味でした。間違っていてすみません。★★★☆

「ソンニョさんの話」
9月27日~11月3日 トンスンアートセンター トンスンホール
出演:コ・スヒ、イ・ジェウン、イム・ホ、チン・ソンギュ、ハン・ガプス
⇒第30回全国演劇祭で大賞ほか5冠を達成した名作演劇。好評につき会場をグレードアップして、早くも9月末からアンコール公演が始まります。
幼い頃から母親の言うことを聞かず、長年家を出ていた息子ジョンウ。母の葬式のため15年ぶりに戻ってきた彼が母の遺影を前に語ったこととは…。
鄭義信作品の常連で、名作演劇の数々に主演してきたコ・スヒをはじめ、「宮廷女官 チャングムの誓い」のグルメな中宗王役が人気だったイム・ホ、映画「犬たちの戦争」でキム・ムヨルの親友役を演じていたチン・ソンギュなど、演技派俳優が勢ぞろいしています。韓国の波乱の近代史のなかで果敢に生き、子供たちを育てた母ソンニョのけなげな姿には涙が止まりませんよ。★★★★

「模範生たち」
上演中~9月29日 大学路自由劇場(旧PMC自由劇場)
出演:ユン・ナム、パク・フン、キム・デヒョン、チョン・スンウォン、パク・ソンフンほか
⇒ある進学校を舞台に、いい成績を取るために優等生の答案のカンニングを企んだ3人の生徒たちと、彼らのその後をシビアに描いた群像劇。演出は「ブルックリン」「ヒストリー・ボーイズ」のキム・テヒョン。
「ブラック・メリー・ポピンズ」「チョンガンネ」などに出演したユン・ナム、「悪い磁石」「あの日々」に出演したキム・デヒョン、「ヒストリー・ボーイズ」に出演していたパク・ソンフン、イム・ジュンシクら、人気上昇中の若手が多数出演。この作品も若手俳優の登竜門になっています。★★★☆
※9月1日終了予定でしたが、若干キャストが入れ替わり29日まで延長公演中。

「ウーマン・イン・ブラック」
上演中~9月22日 トンスン・アートセンター小劇場
出演:キム・イソン、ホン・ソンドク、キム・ギョンミン、キム・ボガン
⇒昨年、同名原作の映画が「ハリポタ」のダニエル・ラドクリフ主演で日本でも公開された、2人芝居のスリラー劇。黒い服を着た女性の悪夢に苦しめられてきた主人公アーサーを映画「豚が井戸に落ちた日」「南営洞1985」のキム・イソンと07年の初演から出演するホン・ソンドク。アーサーが自分の体験を基に制作する演劇の主演俳優役をホン・ソンドクと共に本作を演じてきたキム・ギョンミンと「パルレ(洗濯)」でソロンゴ役として出演中のキム・ボガンが演じています。どのキャストで見ても面白いですが、やはり初演から出演しているホン・ソンドク&キム・ギョンミンの組み合わせは抜群に上手かったです!★★★★

「父と私と紅梅と」
上演中~10月6日 白波アートセンターホワイトホール
出演:シン・グ、ソン・ソク、イ・ホソン、チョン・スンギル、ソ・ウンギョン
⇒最近はtvNの人気バラエティ「花よりおじいちゃん」のレギュラーでも注目を浴びるシン・グ先生と、今年芸歴50年を迎えたソン・ソク先生主演。父が末期がんを宣告されたと聞き、長年家を出ていた次男が戻ってきて世話をしようとするも、父は「帰れ」と拒んでばかり。しかし父の死後、秘められた父の想いを知るという心温まる物語。大ベテラン俳優2人のいぶし銀の演技が観られるだけでなく、数々の演劇で名演を見せているチョン・スンギルが素晴らしいです。★★★☆

「劇的な一夜」
上演中~10月13日 大学路ソリアートホール1館
出演:ウォン・ジョンファン、チョン・ソンイル、チュ・ミンジン、チェ・ソンファほか
⇒韓国ドラマでもよくありますが、酔った勢いで一夜を過ごしてしまう、いわゆる”ワン・ナイト・スタンド”をやってしまった男女を描いたラブコメディ。下着姿やベッドシーンなどセクシーな描写があるため、19歳以下観覧不可となっていますが、それほど刺激的でもなく笑って見れる程度です(笑)。
「風月主」「ブッとび!ヨンエさん」などに出演していたウォン・ジョンファン、「女神様が見てる」でブレイクしたチュ・ミンジンなど、この作品にピッタリなコメディの上手いキャストが揃っています。★★★

「鉱夫画家たち」
上演中~10月13日 明洞芸術劇場
出演:カン・シニル、キム・スンウク、キム・ジョンギ、ミン・ボッキ、チェ・グッキほか
⇒「ビリー・エリオット」のリー・ホール原作。2010年に同劇場で初演され、3年ぶりの再演です。
美術史を教えるために講師が派遣されたものの、絵の描き方など習ったこともなかった炭鉱の鉱夫たちを前に暖簾に腕押し状態。そこで直接絵を描かせてみたところ、鉱夫たちは意外な才能を発揮しはじめ、それが画商の目に留まって…という、サクセスストーリーの実話を舞台化。演出は名優が揃う、劇団チャイムのイ・サンウ先生。劇団の所属俳優が多数出演しています。★★★☆


「クローサー」
上演中~10月13日 大学路アートワンシアター1館
出演:シン・ソンロク、イ・ユンジ、チン・セヨン、ソ・ボムソク、イ・ドンハ、チェ・スヒョン
⇒出会ってまもなく同棲を始めた作家志望のダンとストリッパーのアリス。ダンが一目ぼれをしたカメラマンのアンナと、アンナと知り合い結婚した医師のラリー…と、4人の男女の愛情が交錯するヒューマン・ラブストーリー。ジュード・ロウやナタリー・ポートマン主演の映画「クローサー」の原作となった戯曲で、韓国では2006年から上演。過去にはリュ・ジョンハン、コ・ヨンビン、オム・ギジュンなど錚々たる顔ぶれが出演していました。
今年もキャストは豪華です。兵役後、待望の舞台復帰となったシン・ソンロクにイ・ユンジ、チン・セヨン、キム・ヘナなど映画、ドラマで活躍する俳優が多数出演。「洗濯(パルレ)」「悪い磁石」のチュ・ミンジュによる演出にも注目です。プレスコールではミンジュさん曰く「スキンシップが見どころ」とのことでしたが、この作品、濃厚なキスシーンが頻出するのが特徴です(笑)

「かもめ」
10月1日~26日 ドゥサンアートセンター Space111
出演:ソ・ヨンジン、イ・ユンジェ、クォン・テッキ、夏目慎也、佐藤誠、オ・ミンジョン、佐山和泉
⇒平田オリザが主催する「青年団」の演出部にも所属し、自ら旗揚げした劇団「東京デスロック」を主宰する多田淳之介と、現在ドゥサンアートセンターの支援を受けつつ、劇団「第12言語演劇スタジオ」代表を務めるソン・ガウンの共同演出作品。日韓の演出家と俳優が日本の植民地支配下(日帝時代)を描く作品を共同制作するという画期的なコラボレーション。ぜひ会期中に見に行きたいと思っています。


「トーキー・ブルース」
9月26日~10月27日 大学路ヨヌ小劇場
出演:キム・ダヒン、チョン・ソクホ
⇒男2人が実際にバックパッカーとなって現地を旅し、知り合った人々や旅先で起きたエピソードを映像も交えてセミドキュメンタリータッチでつづるユニークな作品。2011年からロングランしていたインド旅行編の「インディア・ブログ」が好評で、この作品のアイデアをもとにキム・スロが所属俳優たちとヨーロッパを旅したのが、今年上演していた「ヨーロッパ・ブログ」。そして、第3弾が、このトルコ旅行編となる「トーキー・ブルース」です。「インディア・ブログ」でも活躍していた主演の2人が、今度はトルコでどんな珍道中だったのか楽しみです。面白いのは間違いなしのオススメ作!

「パズル」
上演中~11月17日 大学路ハッピーシアター
出演:ホン・ウジン、カン・ソン、チョン・ビョンウク、ウォン・ジョンファン、パク・ミンジョン
⇒英国の劇作家、マイケル・クーニー作の「The Point of Death」を韓国で初演。この原作はライアン・フィリップ主演で「Re:プレイ(原題はThe I Inside)」という映画にもなったそうです。
事故で記憶を失った男の過去をパズルのように紐解いていくサスペンス作で、主人公サイモン役は「私とおじいちゃん」「トゥルー・ウエスト」のホン・ウジンと「英雄を待って」「ブッとび!ヨンエさん」のカン・ソンのWキャスト、ほかチョン・ビョンウク、ウォン・ジョンファンなど上手い役者が揃ってますよ。

「恋愛時代」 
10月5日~12月29日 大学路自由劇場(旧PMC自由小劇場)
出演:キム・ジェボム、イ・シンソン、チョ・ヨンギュ、シム・ウンジン、ファン・イニョン
⇒故・野沢尚の同名小説が原作。2006年にソン・イェジン、カム・ウソン共演でドラマにもなりました。
離婚後も何かにつけて会っていた元夫婦が、それぞれに新しいパートナーが現れつつも気になってしまう微妙な感情を繊細につづってあります。2011年の初演にはキム・ダヒョンや、リュ・スンワン監督映画の常連でもあるキム・スヒョンがW主演でした。今年は「風月主」などで来日公演も行い大忙しのキム・ジェボムや、元Baby B.O.Xのシム・ウンジンなどが出演。


<今後上演開始の注目演劇>
「父の家」 10月2日~20日 南山芸術センター ドラマセンター
「オクチョッガ」 10月25日~27日 LGアートセンター
「ワーニャおじさん」 10月26日~11月24日 明洞芸術劇場
ダンテの「神曲」 11月2日~10日 国立劇場ヘオルム劇場
「三人姉妹」 11月8日~12月1日 芸術の殿堂 自由小劇場
「ある女性の肖像」 11月19日~12月1日 芸術の殿堂 自由小劇場
「モクラン姉さん」 11月19日~12月29日 ドゥサンアートセンタ Space111
「裵裨將傳(ぺビジャンジョン)」 12月14日~18日 国立劇場ヘオルム劇場


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