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2013年2月26日火曜日

「かぞくのくに」2/23 GV試写会

2月23日に鐘路のピカデリーで行われた「かぞくのくに」のGVつき試写会に行ってきました。
ヤン・ヨンヒ監督とヤン・イクチュン氏のGVを録画したので、YouTubeにUPしました。
頭の挨拶は切れてるわ、途中でデジカメのメモリーがなくなって急遽携帯で動画撮ったりと素人丸出しですが、話の内容はわかるかな? って感じでご容赦くださいね^^



 映画を見ながら、かなり泣きましたね~(>_<) しかし一緒に見に行った韓国の友人は、「슬픔보다 답답했어(悲しいよりもどかしかった)」と言っておりました。話を聞くと韓国の人は意外と在日の人たちの状況を知らないんだな~と思いましたよ。
 映画の中で「白いブランコ」を歌う場面が出てきますが、GVでこの曲は映画のために作られたのか?と質問している人がいて、日本人の自分はスタンダードな曲なので自然に聞き流してしまったのですが、曲を知らない韓国の人たちはそこに意味を見出していたのにハッ!とさせられました。
歌って、その時代の空気感までを切り取ることができるんだな、と。
それと、GVでも監督が言ってますが、悲しいときに感情を爆発させるような表現をする韓国の人たちに対して、日本人のように静かに耐え忍ぶように泣くのが、韓国の人たちには伝わらないみたいで、上映終了後の観客たちの反応は意外とアッサリしていたように思います。

 映画自体の感想はというと、自分史的ドキュメンタリーを撮り続けてきたヤン監督が、ドキュメンタリーから一歩踏み出た作品だと思うのですが、極めてノンフィクション的なフィクション作品とするならば、もう少しプラスαが欲しかったですね。ただ、井浦新、安藤サクラ、ヤン・イクチュンと、今が旬のこの顔ぶれを揃えられたのはこの作品だったからだなと思いました。