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2013年7月13日土曜日

韓国ミュージカル/演劇 2013年下半期スケジュール

公演情報データベースPlay DBで今年下半期のスケジュールがアップされました。⇒元記事
これをベースに今後の上演予定を作成しました。
韓国語をお分かりの方はPlay DBをご覧になったほうが早いと思いますが、これからの観劇旅行予定に役立てばとミニ解説つきでご紹介します。
すでに公演中・発売開始した作品にはチケットサイト、インターパークのリンクを張っています。
それ以外は、今後日程が変更になる作品も出てくるかと思いますのでご注意ください。
韓国の公演予定はあくまで予定(笑)です^^

当リストは商用サイトへの流用は厳禁。個人ブログなどへの無断流用はお断り致します。
ご理解をお願いいたします。


<ミュージカル>
「太陽を抱く月」(ソウル公演)
公演中~7月31日 芸術の殿堂 CJトウォル劇場
⇒昨年キム・スヒョンが大ブレイクするきっかけとなった大ヒットドラマをミュージカル化。
ストーリーはドラマより原作小説に近い内容だそうです。

「シカゴ」
公演中~8月31日 国立劇場 ヘオルム劇場
⇒ベテラン女優総出演の定番ミュージカル。今年は、現在ドラマ「鮫」に出演中のイ・ハニさんも出演。

「女神様が見てる」
公演中~8月31日 大学路アートワンシアター1館
⇒個人的にこの夏イチオシの小劇場ミュージカルです。作品のクオリティ、ストーリーなど韓国小劇場作品の良さが全面に出ています。出演している若手俳優たちは今後ブレイク必至の有望株揃い。

「ハイスクール・ミュージカル」
公演中~9月1日 ブルースクエア サムソンカードホール
⇒アメリカのテレビ映画から世界的人気となったミュージカルを韓国初演。人気アイドルの出演も話題です。K-POPファンは必見!

「MUSIC BOX」
公演中~9月1日 大学路文化空間フィーリング1館
⇒少年の心を持ったミンソクが主人公のファンタジー作品。劇中使われる曲の原曲はすべてサザン・オールスターズのもの。劇中で「エリー」という名前の女性が登場したり、と、日本人なら誰もが知っているサザンの曲世界を韓国ミュージカル作品として楽しめます。

「スパマロット」
公演中~9月1日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
⇒英国発コメディの金字塔「モンティ・パイソン」のスキットから誕生したミュージカル。2年前に日本版が上演されましたが、韓国は2回目の再演。韓国ミュージカル界が誇る実力派俳優が揃い、さまざまな有名ミュージカルのパロディを盛り込みつつ抱腹絶倒の作品です。激オススメ!

「スカーレット・ピンパーネル」
公演中~9月8日 LGアートセンター
⇒宝塚版が大人気だった同作を韓国初演。パーシーとショーヴランの攻防が見ものです。コミカルなシーンも多く、観終った後の爽快感もあり、年齢を問わず楽しめる作品になっています。

「ヘドウィグ」
公演中~9月8日 ペガムアートホール
⇒毎年再演されている人気作。今年は伝説のヘドウィグ、チョ・スンウの奇跡の復活(ただしチケット入手困難;;)が話題ですが、どのキャストで見ても面白いです。とくに新人ソン・スンウォンの細腰&美脚は女優越えの美しさです^^

「ヘイ、ザナ!」
公演中~9月15日 COEXアーティウム 現代アートホール
⇒今年「ZANNA ザナ~a musical faily tale」と題して日本版も上演された学園ミュージカル。韓国ではタイトル、演出を変えて2回目の再演です。「美男ですね」「コーヒープリンス1号店」に出演したキム・ジフィ、「ヒストリー・ボーイズ」のキム・チャンホが恋のキューピッド、ザナ役を可愛く演じています。

「トゥモロー・モーニング」
公演中~9月29日 KT&G創造アートホール
⇒今年、シアタークリエで日本版も上演されたヒューマン作品。結婚前夜、離婚前夜の2つのカップルの揺れる心模様を韓国ミュージカル界の実力派俳優たぢが、しっかりと見ごたえのある演技で見せてくれます。

「スリル・ミー」
公演中~9月29日 新村The Stage
⇒日本版も舞台ファンにはすっかり浸透した感のあるスリリングな男性2人芝居のミュージカル。
7月27日から2次キャストとなり、3組の新しいコンビで9月まで上演します。これからの韓国ミュージカル界を背負う若手俳優が揃っているので要チェックです!

「パルレ(洗濯)」
公演中~9月29日 大学路アートワンシアター2館
⇒日本版公演も再演を繰り返して好評でした。今年で8年目を迎えたロングランヒット作。韓国の社会問題をリアルに反映しつつ、笑って泣ける名作です。「パルレ」を見ていなければ、韓国ミュージカルファンを自称できない、と言っておきましょう^^ それほどの定番作です。

「ジャック・ザ・リッパー」
7月16日~9月29日 D-CUBEアートセンター
⇒昨年の日本公演も話題となったサスペンスミュージカル。今年は主人公ダニエル役にキム・ダヒョン、チ・チャンウク、チョン・ドンハと3人が初登場しています。

「飯炊き詩人、広がる愛」
7月24日~8月9日 世宗文化会館 大劇場
⇒ソウル市ミュージカル団による大型公演。無料給食奉仕活動を続けた牧師夫妻の実話をもとにした原作小説を舞台化。ミュージカル初挑戦のカン・ソンヨンやカン・ピルソクをはじめとするソウル市ミュージカル団の実力派俳優が揃っています。

「エリザベート」
7月26日~9月7日 芸術の殿堂 オペラ劇場
⇒何といってもJYJキム・ジュンスの再登場が話題ですが、「若きウェルテルの悩み」のチョン・ドンソクや、歌手のパク・ヒョシンなど新たにトート役に挑む俳優たちにも注目です。

「ミスター温祚(オンジョ)」
7月26日~9月1日 弘益大 大学路アートセンター
⇒ドラマ「朱蒙」にも登場したソソノの息子で、百済を建国した温祚(オンジョ)王の物語をミュージカル化。歌手のホン・ギョンミン、「若きウェルテルの悩み」でアルベルト役だったイ・サンヒョンらが出演。

「ブラック メリー・ポピンズ」
8月1日~9月29日 東国大 イ・ヘラン芸術劇場
⇒俳優キム・スロが立ち上げた舞台シリーズ”キム・スロプロジェクト”第3弾作品。シッターだった「メリー・ポピンズ」の物語をベースに、サスペンススリラーに仕上げた韓国オリジナル作を再演。独特の振付やミステリアスな音楽がとても新鮮な作品でした。「風月主」キム・ジェボム、「女神様が見てる」「スリル・ミー」で人気上昇中のユン・ソホらが出演。

「グリース」
8月13日~オープンラン 大学路ユニプレックス
⇒オ・マンソク、イ・ソンギュン、カン・ジファン、オム・ギジュン、コ・ヨンビン、キム・ムヨル、チョ・ジョンソク、チョン・サンユン……と、この作品を通っていないミュージカル俳優はいないんじゃないかというくらいの定番作。今回の再演ではひさびさに大学路に戻ってきます。

「トライアングル」
8月13日~11月3日 大学路ユニプレックス2館
⇒パルコ劇場制作による、蓬莱竜太作「Triangle~ルームシェアのススメ」の韓国版が待望の再演。初演には、チェ・ジェウン、キム・スンデらが出演していました。今年は誰が?

「シャドウランド」(来韓公演)
8月21日~25日 忠武アートホール 大劇場
⇒人体で影絵をつくるパフォーマンス集団「PILOBOLUS(ピロボラス)」のワールドツアー公演。
過去に来日公演歴もあるようですね。

「アベニューQ」(来韓公演)
8月23日~10月6日 シャーロッテ劇場
⇒3年前に来日公演も行った、アダルト版(!?)セサミ・ストリート的パペットミュージカル。
パペットを操りながら演じる俳優たちが凄いです! セサミファンは必見^^

「グーテンベルグ」
8月31日~11月10日 忠武アートホール中劇場ブラック
⇒活版印刷の祖、グーテンベルグ兄弟が実はワイン醸造業者だった!?というストーリーで展開するオフブロードウェイミュージカルを韓国初演。スタンダップコメディ的作品の2人芝居なのですが、万能選手の若手4俳優が出演するとあって、かなりの注目作です!

「ボニー&クライド」
9月3日~10月27日 忠武アートホール大劇場
⇒映画「俺たちに明日はない」の犯罪者カップルを田代万里生&濱田めぐみが演じた日本版も話題となったミュージカルを韓国初演。キャストはまだ公開されていませんが、オム・ギジュンが出演するとフライングで言ってます(笑)

「アメリカン・イディオット」(来韓公演)
9月5日~22日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒アメリカのパンクバンド、グリーンデイの同名アルバムをベースにしたロックミュージカル。
8月7日から行われる来日公演を経て、韓国にやってきます。

「ドリーム・ガールズ」
9月6日~10月27日 CGV新韓カード ポップアートホール
⇒ビヨンセ主演映画が大ヒットした同名ミュージカルの韓国版を4年ぶりに再演。初演時はホン・ジミン、チャ・ジヨン、チョン・ソナとダイナマイトヴォイスの女優たちが圧倒的な歌唱力で魅了しました。

「バンジージャンプする」
9月27日~11月17日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
⇒イ・ビョンホン主演の名作映画を舞台化した創作ミュージカルを再演。昨年の初演は、個人的年間ベスト5に入る素晴らしい出来。カン・ピルソク&チョン・ミド組の演技が素晴らしく、特に現在「スリル・ミー」に出演中のイ・ジェギュンが秀逸でした。再演にも期待しています!

「ノートルダムの鐘」
9月27日~11月17日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒昨年のパリオリジナルツアーチームの来韓公演も話題でした。韓国版は4年ぶりの再演。過去にパク・ウンテ、ユン・ヒョンリョル、ムン・ジュンウォンなど実力派の豪華顔ぶれが出演していましたが、今年のキャストにも期待ですね!

「オー!あなたが寝てる間に」
9月~2014年3月16日 大学路芸術広場1館
⇒「女神様が見てる」を制作した劇団ヨヌ舞台が05年に初演して定番化した小劇場ミュージカル。過去には「キム・ジョンウク探し」の伝説のマルチマン、チョン・ビョンウク、「風月主」のキム・ジェボム、「女神様が見てる」のシン・ソンミン、チェ・ホジュンなども出演していた作品です。

「飛べ!パク氏」
10月9日~11月25日 梨花女子大学 サムソンホール
⇒昨年ソウルミュージカル・フェスティバルで受賞し、本公演を上演。公演終盤は完売する日も続出した注目作です。今年は劇場の規模がいきなり3倍増となってますが、果たしてどういう風にグレードアップしているのか楽しみです。

「ヨセフ・アメイジング・テクニカラー・ドリームコート」
10月31日~2014年1月26日 大学路ミュージカルセンター 大劇場
⇒「ジーザス・クライスト・スーパースター」のアンドリュー・ロイド・ウェーバー&ティム・ライスによる作品を今年2月に初演。ソン・チャンウィ、ZE:Aのシワンらが主演して、作品のクオリティ的には悪くなかったものの、それほど注目を受けられずに終わってました。再演ではどうなるかな?

「ガイズ&ドールズ」
11月1日~2014年1月12日 BBCアートホール
⇒韓国題を直訳すると「お嬢さんとごろつきたち」となりますが、過去にはリュ・ジョンハン、キム・ムヨル、チョン・ソナ、オク・チュヒョンなど錚々たる顔ぶれが出演しています。BBCアートホールは、狎鴎亭にできた新しい劇場とのこと。こけら落とし公演になるのかな?

「風月主」
11月9日~2014年2月16日 トンスンアートセンター トンスンホール
⇒昨年初演して、完売続出した架空の男妓生が主人公の創作ミュージカル。アミューズ・ミュージカル・シアターでの来日公演も行われましたね。再演のキャストがどうなるのか楽しみです。

「壁抜け男」
11月13日~2014年1月26日 弘益大 大学路アートセンター
⇒劇団四季版もおなじみのフレンチミュージカル。今年、イ・ジョンヒョク&イム・チャンジョン主演で上演されましたが、音楽のアレンジが良かったです。過去にはオム・ギジュン、パク・サンウォンなどが主演していた作品です。

「ブッとび!ヨンエさん」
11月15日~2014年1月12日 KT&G創造アートホール
⇒日本のMnetでも放送中の同名ドラマをミュージカル化。太目のアラサーOL、ヨンエのリアルなオフィス&ラブライフが同世代の女性に支持されています。舞台版もドラマと劣らぬ楽しさがあり、個人的に大好きな作品です。

「ゴースト」
11月24日~2014年6月 D-CUBEアートセンター
⇒デミ・ムーア&パトリック・スウェイジ主演で大ヒットした映画を英国でミュージカル化。今回初演となる韓国版は久々のミュージカル出演となるチュウォン、日本版「レミゼ」のキム・ジュンヒョン、韓国版「レミゼ」のアンジョルラス、キム・ウヒョンのトリプルキャスト。

「ウエディング・シンガー」
11月26日~2014年2月9日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
⇒アダム・サンドラ―&ドリュー・バリモア主演で、80sポップスをふんだんに盛り込んだ大ヒット映画のミュージカル版。韓国版はファン・ジョンミン&パク・コニョンのW主演で話題を呼びました。今年のキャストにも注目ですね。

「チング」
11月末 釜山映画の殿堂 ハヌル演劇場
⇒「友へ チング」のクァク・キョンテク監督が自ら制作するミュージカル。クァク監督は現在映画「チング2」を撮影中ですね。日本公演も視野に入れているそうで、どんなキャストになるのか楽しみです。

「ウィキッド」
11月末 シャーロッテ劇場
⇒劇団四季版で日本ではおなじみ。昨年の来韓オリジナルツアー版は高額チケットにもかかわらず完売続出しました。今年は韓国版を初上演となります。

「若きウェルテルの悩み」
12月3日~2014年1月12日 芸術の殿堂 CJトウォル劇場
⇒今年1月の来日公演をご覧になった方も多いでしょう。今回の再演では、かつてこの作品を演出したチョ・グァンファ先生のカムバックが決定しています。ある意味原点回帰か?

「カルメン」
12月3日~2014年2月23日 LGアートセンター
⇒フランク・ワイルドホーン音楽によるチェコミュージカルの韓国版を初上演。間違いなく一級の俳優が出演するでしょう。

「マンマ・ミーア!」(来韓公演)
11月26日~2014年3月23日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒劇団四季版もおなじみの作品。韓国ではチェ・ジョンウォン、チョン・スギョン、イ・ギョンミ、パク・ヘミらベテラン女優が揃い、2004年から上演していますが、10周年を記念してオリジナル版が来韓公演を行います。

「ディセンバー(仮題)」
12月14日~2014年1月5日 世宗文化会館 大劇場
⇒96年に夭折した伝説のフォーク歌手、キム・グァンソクの生誕50年である今年。彼の音楽をフィーチャーしたミュージカル「あの日々」が好評のうちに終了しましたが、こちらは映画監督&劇作家のチャン・ジン監督が作・演出を手がける、もう一つのキム・グァンソクをフィーチャーしたミュージカル。ミュージカルは初演出となるチャン・ジン監督の手腕やいかに。有名俳優も出演するのでは?と予想しています。


<演劇>

「ヴォイツェック/ヒューマン・コメディ」
上演中~7月28日 明洞芸術劇場
⇒今年5月に世田谷パブリックシアターで来日公演も行われました。⇒詳細
俳優のぺク・ウォンギルが演出を務める「はしごの動き研究所」が2001年に制作し、世界21カ国で上演された作品を5年ぶりに韓国で公演。

「個人の趣向」
上演中~オープンラン 大学路ハーモニーアートホール
⇒原作は同名恋愛小説。イ・ミンホ&ソン・イェジン主演のドラマも人気となった作品を舞台化。
若手俳優が多数出演していて、気軽に見られる、デートにピッタリって感じの作品です。

「アンニョン、マイ・バタフライ」
上演中~7月28日 芸術の殿堂 自由小劇場
⇒今年で演劇生活50周年を迎えた、韓国演劇界の大女優ソン・ソク主演の記念公演。共演に、チャン・ジン作品の常連俳優“チャン・ジン師団”の一人として知られるキム・ウォネ。

「泗川歌(サチョンガ)」
上演中~8月4日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒今月のオススメにも書きましたが、パンソリ界の若き名唱(ミョンチャン)、イ・チャラムが作・演出・主演を手がけるモダンなパンソリ劇。私も見に行きます~^^

「私とおじいちゃん」
上演中~8月4日 情報小劇場
⇒ドラマ「職業の神」「ザ・ウイルス」に出演。ドラマ「魔王」でロン毛のキム・スンギ役が強烈だったオ・ヨンと、キム・ムヨル主演映画「犬たちの戦争」で好演していたチン・ソンギュがW主演。ほか「模範生たち」「悪い磁石」「トゥルー・ウエスト」のホン・ウジンなど、なかなか気になるキャストが出演しています。

「プムパ」
上演中~8月31日 創造アートホール ブルー館
⇒初演は1981年。これまでに何度となく再演を繰り返してきた韓国伝統のマダン劇スタイルの一人芝居。「王の男」の原作演劇「イ(爾)」に出演していたキム・レハ、パク・ホサン(「光化門恋歌」「光海」など)をはじめ、4人の俳優が日替わりで登場します。ちなみに「プムパ」とは辞書で探したところ、「パンソリの節に合わせて興をそそる音」のことだそうです。

「模範生たち」
上演中~9月1日 大学路自由劇場(旧PMC自由劇場)
出演:チャン・ヒョンドク、ユン・ナム、キム・デヒョン、パク・ソンフン、キム・ソンイル
⇒とある進学校を舞台に、いい成績を取るためには手段を選ばない高校生たちの姿をシビアに描いた群像劇。チャン・ヒョンドク、パク・ソンフン、イム・ジュンシク、ユン・ナム、キム・デヒョンらが出演。演出は「ブルックリン」「ヒストリー・ボーイズ」のキム・テヒョン。若手俳優の登竜門的作品。

「ウーマン・イン・ブラック」
上演中~9月22日 トンスンアートセンター小劇場
⇒同名原作の映画が、「ハリポタ」のダニエル・ラドクリフ主演で日本でも公開された、2人芝居のスリラー劇。映画「豚が井戸に落ちた日」「南営洞1985」のキム・イソン、「パルレ(洗濯)」でソロンゴ役として出演中のキム・ボガンなど、4人の俳優が演じています。

「劇的な一夜」
7月19日~10月13日 大学路ソリアートホール
⇒09年に初演。いわゆる“ワン・ナイト・スタンド”のカップルを描いた2人芝居です。ちょっとセクシーなシーンもあり、R指定となっています(笑) 今年は「女神様が見てる」のイケメン、チュ・ミンジンらが出演。過去に「風月主」のキム・ジェボム、「太陽を抱く月」に出演中のソン・ドゥソプなども出演していました。

「欲望という名の列車」
8月13日~9月1日 明洞芸術劇場
⇒テネシー・ウィリアムズの有名戯曲を演戯団コリぺの看板女優、キム・ソヒ主演で上演。演出も同劇団のチェ・ユンイル。

「真夏の夜の夢」
8月15日~31日 南山国劇団
⇒シェイクスピアの同名戯曲を韓国の唱劇(チャングク)スタイルで上演。海外公演も多数行っているようです。

「クローザー」
8月30日~12月1日 大学路アートワンシアター
⇒2005年の初演には今や映画俳優になってしまったパク・ヒスンらが主演。2010年版はオム・ギジュンと演劇初挑戦となったムン・グニョンの共演が話題となりました。当時はキジュン氏が「タイプの女性はムン・グニョン」と発言して大騒ぎとなったりしてましたが(笑)、さて今年はどんなキャストに!?

「鉱夫画家たち」
9月13日~10月13日 明洞芸術劇場
⇒「ビリー・エリオット」の作家リー・ホールによる戯曲。2010年の初演を見に行きましたが、その時はユン・ジェムン、クォン・ヘヒョ、ムン・ソリなど映画、ドラマ界でも活躍している有名俳優が多数出演していました。演出イ・サンウ。

「テンペスト」
10月1日~3日 LGアートセンター
⇒ロシアチェーホフ国際演劇フェスティバル制作作品の来韓公演。演出は英国の演出家/映画監督のデクラン・ドネラン。

「かもめ」
10月1日~11月9日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒チェーホフの代表的戯曲「かもめ」(韓国語は갈매기)を、ソン・ギウン脚色、「東京デスロック」の多田淳之介演出で上演。

「ザ・コロス オイディプス」
10月9日~20日 LGアートせンター
⇒2011年に同劇場で初演して好評だった作品を再演。「女神様が見てる」のパク・ヘス、イム・チョルスや、「アサシンズ」「ネクスト・トゥ・ノーマル」のパク・インベなど渋い実力派俳優たちが揃っています。ん~これは観ないと~!

「オクチョッガ」
10月25日~27日 LGアートセンター
⇒タイトルをハングルで「억척가」と書くのですが、억척とは韓国語で“たくましい、粘り強い”という意味があります。若きパンソリの名手、イ・チャラムが作・演出・主演するパンソリ・ブレヒトシリーズ。「肝っ玉おっ母とその子供たち」を歌い上げます。いつも即完売する人気公演。

「ワーニャおじさん」
10月26日~11月24日 明洞芸術劇場
⇒チェーホフの有名戯曲ですね。詳細未定。演出はイ・ソンヨル。

「恋愛時代」
10月 大学路自由劇場
⇒韓国でドラマ化もされた故・野沢尚の原作を舞台化。2011年の初演はキム・ダヒョン、キム・スヒョンらが出演していました。

「三人姉妹」
11月7日~14日 芸術の殿堂 自由小劇場
⇒⇒チェーホフ三大戯曲のうちの1作。ロシア、サンクトペテルブルクのマリ(インスキー?)劇場による来韓公演。

「ある女性の肖像」
11月19日~12月1日 芸術の殿堂 自由小劇場
⇒詳細未定ですが、タイトルからしてヘンリー・ジェイムスの同名小説が原作かな? ジェーン・カンピオン監督、ニコール・キッドマン主演の同名映画にもなりました。

「モクラン姉さん」
11月19日~12月29日 ドゥサンアートセンター Space111
⇒昨年同劇場で上演されて話題を呼んだ作品を再演。脱北したモクランを主人公に南北問題を取り上げています。

「戦場を盗んだ女たち」
11月19日~12月8日 国立劇場 ヘオルム劇場
⇒デビュー2作目で韓国演劇界の権威である東亜演劇賞を20代で受賞し“怪物作家”と呼ばれている、キム・ジフン脚本家の新作。演出は、キム脚本家も所属する演戯団コリぺのキム・グァンポ。昨年、彼が脚本を手がけた「風餐露宿(풍찬노숙)」という作品を見に行きましたが、難解なセリフが多くてチンプンカンプンながら(笑)なかなか面白い作品でした。

「ピローマン」
11月20日~12月15日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒英国の劇作家マーティン・マクドナーの戯曲。日本では2004年に長塚圭史演出で上演。韓国初演は2007年にチェ・ミンシク、ユン・ジェムンら豪華キャストでした。昨年の5年ぶりの再演はキム・ジュンウォン、ソン・ジュンハクら実力派俳優たちの熱演に圧倒されました!

「幻想童話」
12月3日~15日 大学路芸術劇場 大劇場
⇒今年で誕生から10年。音楽家の青年とダンサーの女性のカップルの愛を3人のピエロが助けるファンタジックな物語。今年3月~5月の公演には「女神様が見てる」「スリル・ミー」のイケメン、シン・ソンミンが出演していました。

「恵慶宮 洪氏」
12月14日~29日 国立劇場 ヘオルム劇場
⇒朝鮮王朝21代王英祖(ヨンジョ)によって処刑された息子、思悼世子(サドセジャ)の正室が洪氏。のちにドラマ「イ・サン」でおなじみ、22代王、正祖(チョンジョ)の母となる人ですね。脚本は演戯団コリぺ代表イ・ユンテク、イ・ビョンフン演出。

「ステディ・レイン」
12月21日~2014年1月29日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒2009年に「レ・ミゼラブル」のヒュー・ジャックマンと「007」シリーズの最新ボンド、ダニエル・クレイグが共演していたというブロードウェイ作品。親友の警察官2人に起こる悲劇を描く台詞劇なんだそうです。さて、韓国版を誰が演じるんでしょうか?

「レッド」
12月20日~2014年1月26日 芸術の殿堂 自由小劇場
⇒アメリカの劇作家ジョン・ローガン作で2010年のトニー賞の作品賞など6部門を受賞。2011年の韓国初演ではカン・シニル&カン・ピルソクで上演されています。ロシア出身の画家、マーク・ロスコとその助手ケンの物語。

「ハムレット」
12月 明洞芸術劇場
⇒詳細未定。オ・ギョンテク演出。


こうやってラインナップを見てみると、年頭に私がアップしたミュージカルや演劇リストからだいぶ変わっていますね。ライセンス作品の韓国初演や、創作ものの新作は少ない印象があります。
このリストに上がっていなくても、良い作品が出てきたらツイッターで随時紹介していきます。

来日公演するミュージカル作品が増えていますが、一度は本場韓国で、劇場や観客の雰囲気も含めて体感すると、また違った印象で楽しめますよ!



2013年7月2日火曜日

韓国ミュージカル/演劇 7月のオススメ作品

いよいよ今日から7月。2013年も下半期に突入ですね。
私のツイッターもフォロワー数1200人に迫ってきて、韓国舞台シーンについての注目度が上がっているんだなと実感しています。最近、どんな作品を見たらいいか、時々お問い合わせをいただくようになったので、これから毎月オススメ作品を紹介する記事を月末~月初に更新しようと思います。
人気俳優や歌手が出演する作品以外にも、韓国では素晴らしい作品をたくさん上演しています。
韓国に旅行に来たら、ぜひ劇場に足をお運びください! この記事がその一助となれば幸いです。

作品のタイトルにはすべて韓国のチケットサイト
インターパーク(인터파크) http://ticket.interpark.com/ のリンクを張っています。
詳細情報はリンク先(韓国語)でご確認ください。

日本からチケットを直接買えるのは

VISIT SEOUL (ソウル市観光情報サイト)

●インターパークグローバル(英語版) (日本語版)

※現在は大型作品や話題作のみ直接購入できます。中・小劇場ミュージカルや演劇は、よほどの人気作でない限り、売り切れることは稀ですので当日劇場に行って買えると思います。


<7月上演のオススメ作品>
※作品の並びは公演終了日が早い順です。
再演の作品など、私が見たことがある作品は、個人的オススメ度を5段階の★でつけています。

==========【大劇場ミュージカル】=========

「太陽を抱いた月」(ソウル公演)
7月6日~30日 芸術の殿堂 CJトウォル劇場
出演:キム・ダヒョン、チョン・ドンソク、ソン・ドゥソプ、チョ・ガンヒョン、チョン・ミド、アン・シハ
⇒主演映画「隠密に偉大に」も大ヒットし、ますます株を上げているキム・スヒョン主演で昨年国民的な大ヒットとなった「ヘプンタル」こと、「太陽を抱いた月」をミュージカル化。
「若きウェルテルの悩み」のダヒョン&ドンソクが主人公イ・フォン役で再びW主演! ライバルとなる宿命を負った義兄ヤンミョン役に中小劇場の話題作で立て続けに主演を張るソン・ドゥソプ&チョ・ガンヒョン。フォンの運命の女ヨヌに「ドクトル・ジバゴ」「バンジージャンプする」などで見せた繊細さと芯の強さを併せ持つ若き名女優チョン・ミド、「アイーダ」のオーディションで奇跡のシンデレラガールとなり、見事アムネリス役を務めた美人女優アン・シハと、韓国ミュージカル界を“ヴィジュアル的にも(笑)”牽引している若い力が集結しています。
 韓国の人たちはドラマ放送当時、ほとんどの人が見ていたので説明がなくてもお分かりなんですが、日本の方はドラマや原作小説などにまず目を通して、ストーリーの大筋を知っておくと、より深く楽しめるかと思います。ドラマもそうでしたが、少女マンガちっくな雰囲気のシーンもあるので、日本の方にウケるんではないかな? ★★★☆

「モンテクリスト」
上演中~8月4日まで 忠武アートホール大劇場
出演:オム・ギジュン、イム・テギョン、キム・スンデ、ユン・ゴンジュ、チョン・ジェウン
⇒アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」をミュージカル化。濡れ衣を着せられたエドモン・ダンテスが、脱獄後に財宝を得て伯爵となり、自分を陥れた者たちの復讐していくという勧善懲悪モノです。2010年の初演からエドモン役を務めたリュ・ジョンハン(現在出演終了)とオム・ギジュンに、今年は安定した歌と演技で根強い人気を誇るイム・テギョンに、初演ではエドモンの息子アルバート役だったキム・スンデが昇格。それぞれに個性の違うエドモン像が見られると思います。
 2013年版はストーリーの流れは初演からほぼ変わらず、CGを駆使した映像が以前よりグレードアップしていて迫力が増していました。とても分かりやすいストーリーでスコアもいいので万人が楽しめる作品です。それと、やたらキスシーンが多いのもある意味見どころか?(笑)★★★★☆

「二都物語」
上演中~8月11日 シャーロッテ劇場
出演:リュ・ジョンハン、ユン・ヒョンリョル、ソ・ボムソク、KAI、チェ・スヒョン、チェ・ヒョンジュ
⇒原作は英国の文豪ディケンズの同名小説。昨年の初演からシドニー役を務める韓国ミュージカル界の皇帝=リュ・ジョンハンとユン・ヒョンリョルに今年はベテラン、ソ・ボムソクが加わりました。ヒロイン、ルーシー役は昨年と変わらず元劇団四季のチェ・ヒョンジュ、「レベッカ」の私役が好評だったイム・ヘヨン。ほか「レベッカ」のダンヴァース夫人役が圧巻だったシン・ヨンスク、「三銃士」「ジャック・ザ・リッパー」などで知られるぺク・ミンジョンらが出演。とにかく実力派揃いとなっております。
7月から井上芳雄さん主演の日本版も始まるので、ミュージカルファンにはぜひ日韓の「二都物語」を両方楽しんでほしいなと思います。★★★★

「レ・ミゼラブル」
上演中~8月25日まで ブルースクエア サムソン電子ホール
出演:チョン・ソンファ、ムン・ジョンウォン、チョ・ジョンウン、キム・ウヒョン、チョ・サンウン
⇒現在日本版も上演中、昨年は映画も大ヒットしたのでストーリーは説明不要かと思います^^
昨年の地方公演からシングルでジャン・バルジャンを演じているチョン・ソンファは今年「ザ・ミュージカルアワード」で主演男優賞を受賞。昨年は「ラ・カージュ」の名演も光り、もはや韓国ミュージカル界には欠かせない人になりました。実は”オルタネート・バルジャン”として時折主演しているアンサンブルのキム・ソンミンが、結構カッコいいバルジャンになっているのをコッソリお伝えしておきます(笑) 韓国の観客にはジャベール役のムン・ジョンウォンが人気のようです。これまた日本版と見比べるのも一興な作品ですね。★★★★

「エリザベート」
7月26日~9月7日 芸術の殿堂オペラ劇場
出演:オク・チュヒョン、キム・ソヒョン、キム・ジュンス、パク・ヒョシン、チョン・ドンソク
⇒日本では「レミゼ」に並ぶ歴史ある作品なので、私は語るに落ちますが、昨年の韓国初演もなかなか素晴らしかったです。何といっても注目はJYJのキム・ジュンスによる「トート(死)」役ですが、今年は「太陽を抱く月」に出演中でもあるチョン・ドンソクと、ドラマ「ごめん、愛してる」の主題歌「雪の華」で日本の韓流ファンにも知られるパク・ヒョシンがトート役に加わりました。ほか、新規加入メンバーはエリザベート役のキム・ソヒョン、ルキーニ役のイ・ジフン、皇太子ルドルフ役のキム・イサクとノ・ジフンです。さて、今年はどんな「エリザベート」を見せてもらえるのか、楽しみです。★★★★

「スカーレット・ピンパーネル」
7月2日~5日(プレビュー) 7月6日~9月8日 LGアートセンター
出演:パク・コニョン、パク・クァンヒョン、ハン・チサン、キム・ソニョン、パダ、ヤン・ジュンモ
⇒日本では宝塚版があまりにも有名なので、この韓国初演に期待しているミュージカルファンも多いでしょう^^ パーシー役のコニョン、クァンヒョン、チサンが3人ともルックス、演技スタイル、歌声と全く違うので、まさに3人3色のパーシーになりそうです。マルグリッド役には韓国ミュージカル界のトップ女優キム・ソニョンと元S.E.Sメンバーで昨年は「モーツァルト」にも出演していたパダ。そしてパーシーを追うショーヴラン役は「ジキル&ハイド」「アルセーヌ・ルパン」と近年大作で主演を張っている圧倒的な声の持ち主ヤン・ジュンモと「モーツァルト」のシカネーダ役や「レベッカ」のジャック・ファヴェル役などで注目度上昇中のエノクと、キャストはなかなかの粒ぞろいです。作品の完成度が高ければ、大ヒットするのでは?

「ジャック・ザ・リッパー」(ソウル公演)
7月16日~9月29日 D-CUBEアートセンター
出演:オム・ギジュン、キム・ダヒョン、チ・チャンウク、ソンミン、イ・チャンミン、チョン・ドンハ
⇒昨年、日本初上陸してなかなか好評だった「ジャック」が、城南公演につづいて7月からソウル公演が始まります。今回はダヒョン、チャンウク、ドンハと3人の新ジャックも加わっているので気になりますね。城南公演を見ましたが、内容的には昨年とまったく同じと言っていいでしょう。★★★


=========【中・小劇場ミュージカル】=========

「女神様がみてる」
上演中~8月25日 大学路アートワンシアター1館
出演:キム・ジョング、チェ・ホジュン、イ・ジュニョク、チョン・ウォニョン、ユン・ソホ
⇒朝鮮戦争中、釜山で捕虜になった北の兵士たちを船で移送中に嵐に遭い、船が無人島に漂着。そこで北の兵士と南の兵士の立場が逆転してしまいます。島でサバイバルするなかで、反目しあっていた両国の兵士の心の距離が狭まったきっかけは「女神様」の存在だった!?
本当は「女神様がご覧になっている」というタイトルなんですが、語呂がよくないのでわざと意訳しています^^ 笑ったあとで、最後はジーンとして胸がいっぱいになる、近年の創作ミュージカルのなかで10年に一作、出るか出ないかという感動の秀作です。初演からストーリー、音楽もさらにグレードアップ! 大学路で活躍している旬の若手俳優が揃っています。★★★★★

「スパマロット」
上演中~9月1日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
出演:ソ・ヨンジュ、チョン・ジュナ、イ・ヨンミ、シン・ウィジョン、チョン・サンフン
⇒さまざまなコメディの元祖と言われる英国の「モンティ・パイソン」のアーサー王伝説のパロディをベースにミュージカル化。日本でもユースケ・サンタマリア主演で上演歴があります。アーサー王役には「ドクトル・ジバゴ」「ラ・マンチャの男」の名脇役ソ・ヨンジュと、お笑いタレントのチョン・ジュナのWキャスト。ほか、出演者は「ジキル&ハイド」「ラ・マンチャの男」をはじめ、有名ミュージカルに出演歴のある実力派揃い! 劇中で「ジキル&ハイド」「オペラ座の怪人」をはじめ、有名ミュージカルのパロディも多数盛り込まれていて、終始笑いの絶えない作品です。★★★★★

「トゥモロー・モーニング」
上演中~9月1日 KT&G創造アートホール
出演:パク・サンミョン、パク・ソヌ、イ・ソクジュン、ソン・ヨンジン、チョン・サンユン
⇒英国発のハートウォーミング作。今春日本版の上演もありました。結婚前夜のカップルと結婚から10年経ち、離婚寸前のカップルを対比させながら、結婚生活、仕事、育児など人生について考えさせられる良作。ドラマ、映画にも多数出演するパク・サンミョン、ミュージカル「イヤギショー」のMCとしても活躍するイ・ソクジュンや、映画「二つの結婚と一つの葬式」の出演も話題となったミュージシャン兼俳優のソン・ヨンジン。「スリル・ミー」のネイサン役が堂に入っているチョン・サンユンなど、確かな演技力と歌唱力をもつ俳優が揃い、見ごたえある演技を見せてくれます。★★★★

「ハイスクール・ミュージカル」
7月2日~9月1日 ブルースクエア サムソンカードホール
出演:カン・ドンホ、リョウク、イ・ジェジン、オ・ソヨン、チョア、ルナ、サンデイ
⇒ディズニーチャンネルのテレビ映画から始まり、世界中で大ヒットした青春ミュージカルを韓国初演。SUPER JUNIORのリョウク、FTISLANDのイ・ジェジン、f(X)のルナなどのK-POPスターの出演が最大の見どころ。加えて、カン・ドンホ、オ・ソヨンらミュージカル界の若手人気俳優も出演しています。

「ミュージック・ボックス」
7月4日~9月1日 大学路文化空間フィーリング1館
出演:キム・スヨン、チョン・ウォニョン、ユン・チョウォン、ファン・マニク、クァク・ホウン
⇒「RUN TO YOU~俺たちのストリートライフ」「ミュージック・イン・マイ・ハート」などを手がけ、音楽モノには定評のある若手演出家ソン・ジェジュンの新作ミュージカル。「尹東柱、月を射る」「シャーロック・ホームズ」などに主演したキム・スヨン、「RUN TO YOU~」「ワンドゥギ」「女神様がみてる」などに主演した若手注目株、チョン・ウォニョンが出演。

「ヘドウィグ」
上演中~9月8日 ペガムアートホール
出演:チョ・スンウ、ソン・チャンウィ、ソン・スンウォン、ク・ミンジン、チョ・ジナ
⇒日本でも「ヘドウィグ&ザ・アングリー・インチ」として映画、ミュージカルが人気ですね^^
旧東ドイツ生まれの青年がアメリカ兵と結婚するため、性別適合手術を受けたものの「怒りの1インチ」が残ってしまった…。主人公のヘドウィグが独白形式で自らの不遇な人生を語るロックミュージカル。韓国でも毎年キャストを変えて再演を繰り返す人気作で、今年は伝説のヘドウィグ、チョ・スンウが奇跡の復活!ほか、ヘド3回目のソン・チャンウィ、初挑戦の新人ソン・スンウォンが出演。ま、スンウさんは別格というか別モノになっていますが、どの出演者で見ても面白いです。
※チョ・スンウさん出演分のチケットは発売直後に即完売してしまいますので要注意。★★★★★

「ヘイ!ザナ」
7月9日~9月15日 COEXアーティウム 現代カードホール
出演:キム・チャンホ、キム・ジフィ、イ・チャニ、キム・ヨンナム、ソ・ギョンス、パク・ジョンフン
⇒今年2月に「ZANNA ザナ」というタイトルで日本版の公演もあったオフブロードウェイミュージカル。異性のカップルがマイノリティになるほど同性カップルが当たり前の街を舞台にしたティーンミュージカルだそう。「美男ですね」のテギョン役イ・チャンヒとシヌ役のイ・ジフィ、演劇「ヒストリー・ボーイズ」のキム・チャンホを筆頭に、青春ものや恋愛ものの小劇場ミュージカルを経験したフレッシュな新進俳優が多数。この劇場で先日までやっていた「若さの行進」のように、とにかく明るくて楽しく見られる作品になりそうですよ。

「スリル・ミー」
上演中~9月29日 新村The STAGE
1次チーム(7月21日まで)チョン・サンユン、チョン・ソヌ、ソン・ウォングン、イ・ジェギュン
2次チーム(7月23日より)オ・ジョンヒョク、シン・ソンミン、パク・ヨンス、チョン・サンユン、イ・ドンハ、イム・ビョングン)
⇒日本のホリプロ版も定評のある男優2人とピアノ伴奏のみで繰り広げられる心理スリラーミュージカル。今年は演出家の栗山民也をはじめ、日本版スタッフの手によりステージセットや演出が大幅に変わっています(逆に日本版をご覧になった方は、ほぼ同じ感じです)。今年は21日まで1次チーム2組が出演、2次チームは3組に増えます。2次チームは過去に出演歴があるオ・ジョンヒョク&チョン・サンユンペア以外は今年が初挑戦。「スリル・ミー」出演後、飛躍した新人が多数誕生した登竜門的作品なので、今年出演した新人たちもさらにブレイク必至です。マニアによるリピート率が高いので、前方の席の確保は若干難しいかもしれませんが、やっぱり何度見てもまた見たくなる作品です。★★★★★

「パルレ(洗濯)」
上演中~9月29日 大学路アートワンシアター2館
出演:クァク・ソヨン、ホン・ジヒ、パク・ウンミ、キム・ボガン、イ・ジョンウン、チョ・ミンジョン
⇒これまた日本版も評価が高い、韓国の“情”を感じることができる名作です。田舎からソウルに上京して書店員として働くヒロイン、ナヨンと、不法滞在しながら工場で働くモンゴル人青年ソロンゴの恋と人間模様が温かく描かれます。昨年2000回公演を超え、今年で8年目。過去にはホン・グァンホ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプなどの人気俳優を輩出しています。現在のキャストは「グルーミーデイ」「RUN TO YOU~」「宮」のクァク・ソヨン、「グルーミーデイ」「皇太子失踪事件」のキム・ギョンス、「悪い磁石」「ウーマン・イン・ブラック」のキム・ボガンなど注目の若手俳優が揃っています。登場人物たちと一緒に笑って、泣いて、最後は感動で胸がいっぱいになりますよ。★★★★★


============【演劇】=============

「2013 かもめ」
上演中~7月14日 トンスンアートセンター トンスンホール
出演:ヤン・ミギョン、キム・エラン、キム・ミョンス、ソン・ヨンギュ、キム・テフン
⇒再演のたびに豪華な出演者が話題となるチェーホフ原作の「かもめ」。今年は「宮廷女官 チャングムの誓い」のハン尚宮役で知られたヤン・ミギョンがアルカジーナ役に。彼女の愛人トリーゴリン役に最新作「百年の遺産」をはじめ数々のドラマ、映画に出演するキム・ミョンスなどが出演。ほかにも、ソン・ジョンハク、キム・ヒョンボムなど、比較的テレビや映画でも活躍しているキャストが多いですよ。

「私とおじいちゃん」
7月11日~21日 情報小劇場
出演:オ・ヨン、チン・ソンギュ、チョン・ソナ、ソン・ジユン、ホン・ウジン、オ・イシク
⇒先日までドラマ「職業の神」「ザ・ウイルス」に出演。ドラマ「魔王」でロン毛のキム・スンギ役が強烈だったオ・ヨンと、キム・ムヨル主演映画「犬たちの戦争」で好演していたチン・ソンギュがW主演。ほか「模範生たち」「悪い磁石」「トゥルー・ウエスト」のホン・ウジンなど、なかなか気になるキャストが出演しています。演出家のミン・ジュノが手がけていた前作「鏡姫ピョンガン話」のキャストが多いですね。余談ですが、ちなみにこの劇場は、映画、ドラマで個性派俳優として活躍していた故パク・クァンジョンさんが主宰していた劇団パークのホームグラウンドでした。

ソン・ソク演劇50周年 創作公演「アンニョン、マイ・バタフライ」
7月5日~28日 芸術の殿堂 自由小劇場
出演:ソン・ソク、キム・ウォネ、ソ・ウンギョン
⇒タイトル通り、今年で演劇生活50周年を迎えた、韓国演劇界の大女優ソン・ソク主演の記念公演。共演に「不器用な人々」「リターン・トゥ・ハムレット」「無駄骨」などチャン・ジンの演劇作品や映画には必ず出演する“チャン・ジン師団”の一人で、最近は「SNL KOREA」のレギュラーとしても活躍するキム・ウォネと、今年2月に明洞芸術劇場で上演した「エイミー」をはじめ、正劇に多数出演経験のあるソ・ウンギョンが共演。

パンソリ ブレヒト「四川歌」
7月9日~8月4日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒子供の頃からパンソリの天才少女と呼ばれ、若くして名唱(ミョンチャン)と呼ばれるイ・チャラムの作・演出でブレヒトの戯曲を現代的なパンソリ劇に仕上げた人気作。今回はイ・チャラム以外に2人のソリクン(歌い手)も日替わりで出演して約1カ月の長期公演が行われます。パンソリに本格的に触れたのはごく最近ですが、凄いソリクンの歌声は聴いているだけでも心が震えますよ。

7月1日~8月31日 創造アートホール ブルー館
出演:キム・レハ、チャン・ヨンチョル、キム・ワングン、パク・ホサン
⇒初演は1981年。これまでに何度となく再演を繰り返してきた韓国伝統のマダン劇スタイルの一人芝居。初代はチャン・ジン師団の一人でもある味のある名優、チョン・ギュスが演じていたそうで、ほかにもパク・チョルミン、パク・ヘミらが演じていたそうです。今回は「王の男」の原作演劇「イ(爾)」に出演していたキム・レハ、パク・ホサン(「光化門恋歌」「光海」など)をはじめ、4人の俳優が日替わりで登場します。ちなみに「プムパ」とは辞書で探したところ、「パンソリの節に合わせて興をそそる音」のことだそうです。

「模範生たち」
上演中~9月1日 大学路自由劇場(旧PMC自由劇場)
出演:チャン・ヒョンドク、ユン・ナム、キム・デヒョン、パク・ソンフン、キム・ソンイル
⇒とある進学校を舞台に、いい成績を取るためには手段を選ばない高校生たちの姿をシビアに描いた群像劇。「スリル・ミー」「ママ、ドント・クライ」「悪い磁石」など話題作に次々と主演して評価が上昇しているチャン・ヒョンドクや「ヒストリー・ボーイズ」に出演していたパク・ソンフン、イム・ジュンシク、「ブラック・メリー・ポピンズ」「チョンガンネ」などに出演したユン・ナム、「悪い磁石」「あの日々」に出演したキム・デヒョンらが出演。演出は「ブルックリン」「ヒストリー・ボーイズ」のキム・テヒョン。この作品も若手俳優の登竜門になっています。

「ウーマン・イン・ブラック」
上演中~9月22日 トンスン・アートセンター小劇場
出演:キム・イソン、ホン・ソンドク、キム・ギョンミン、キム・ボガン
⇒昨年、同名原作の映画が、「ハリポタ」のダニエル・ラドクリフ主演で日本でも公開された、2人芝居のスリラー劇。黒い服を着た女性の悪夢に苦しめられてきた主人公アーサーを映画「豚が井戸に落ちた日」「南営洞1985」のキム・イソンと07年の初演から出演するホン・ソンドク。アーサーが自分の体験を基に制作する演劇の主演俳優役をホン・ソンドクと共に本作を演じてきたキム・ギョンミンと「パルレ(洗濯)」でソロンゴ役として出演中のキム・ボガンが演じています。

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