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2011年12月30日金曜日

2011 韓国舞台総決算


  下の映画総括と同じシティ新聞には、今年の演劇、ミュージカルの興行成績をまとめた「2011公演界決算」という記事も載っていました。
見出しには大きく「チケット販売 最大好況の中 チョ・スンウ“王の中の王”(티켓판매 최대호황속 조승우 “왕증 왕”)」と書かれております。
こちらでは名前だけで客が呼べる俳優を「興行保障手形」などとよく言いますが、チョ・スンウ氏は「ジキル&ハイド」「ゾロ」と除隊後立て続けに大作に出て、彼の出演日は完売御礼を連発しています。
 私も「ジキハイ」行きましたけどね、気張って予約してなかったので、時々ポロッといい席が空いていたりする当日券に賭けてみたんですが2階席のサイドしか空いてないという状況で、まさしくチケット販売の“King of Kings”だったワケです。
あとはやっぱりジュンス君ですよね、彼の出演日は日本からのファンも大挙してやってきていたようで、もうチケット取りは早々に諦めて見に行きませんでしたが、単にセールスだけではなく、ミュージカル界に久々の大型スターが登場したということは、ひとつのエポックメイキングと言えるでしょう。しかし、ジュンス君の成功により、その後ますます歌手・アイドルが、ミュージカルに投入されるようになりました。今年の「好況」とはこういった大型作品へのキャスティングの変化も大きいと思います。ただ、確かにチケットの売れ行きはよくなったかもしれませんが、公演の質を上げるところまでは至っておらず、これは今後の課題と言えると思います。

 シティ新聞のウェブサイトでの記事が見つからないので、今年の公演販売順位、ベスト20(インターパーク調べ)を以下にUPしておきます。

1:ニュー・ボーイングボーイング(演劇)뉴보잉보잉 1탄
2:マンマ・ミーア!(ミュージカル) 맘마미아!
3:ジキル&ハイド(ミュージカル) 지길 앤 하이드
4:ゾロ(ミュージカル) 조로
5:シルク・ドゥ・ソレイユ「バレカイ」(サーカス) 태양의 서커스 바레카이
6:アイーダ(ミュージカル)아이다
7:ライアー(演劇) 라이어 1탄
8:屋根部屋のネコ(演劇) 옥탑방고양이
9:三銃士(ミュージカル) 삼총사
10:へそ(演劇) 배꼽
11:モーツァルト!(ミュージカル) 모차르트!
12:光化門恋歌(ミュージカル) 광화문 연가
13:キャッツ(ミュージカル) 캐츠
14:マシュマロ(演劇) 머쉬멜로우
15:キム・ジョンウク探し(ミュージカル) 김종욱 착기
16:ビリー・エリオット(ミュージカル) 빌리엘이어트
17:ヘドウィグ(ミュージカル) 헤들윅
18:オー!あなたが寝てる間に(ミュージカル) 오! 당신이 잠든 사이
19:その男、その女(演劇) 그남자 그여자
20:ルーム・ナンバー(演劇) 롬 남버

 この順位は、たぶんチケット販売枚数の順位だと思うので、チケット代もピンキリだし、総売り上げとなるとまた大幅に順位が変わってくると思います。演劇ジャンルでは1位の「ニュー・ボーイングボーイング」と2位の「ライアー」はもう、ずーーーーーっと大学路でやってるんですが、「いつもやってるから次でいっか~」とついつい観劇を見送っておりました。せっかく韓国に住んでるんでねw 常に人気作品の上位にいる作品ですし、韓国滞在中に必ず見に行こうと思っています。
 この20位圏内で個人的に好きな作品は「三銃士」「屋根部屋のネコ」「ヘドウィグ」「キム・ジョンウク探し」です。いずれも安定した人気の定番作品なので、一見の価値アリですよ。

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