Pages

2011年12月30日金曜日

2011年 最高の韓国映画は?

韓国では駅のそばとかで無料のタブロイド新聞が配布されてまして、いくつか有名紙があるんですが、その中のひとつ、シティ新聞(시티신문)を昨日たまたまもらってみたところ、今年の韓国映画を総括する記事が載っていました。

●広報人が選んだ2011年最高の韓国映画(俳優)は?

 これは、韓国の映画広報社(宣伝会社ってことですかね?)の14社50人が選んだランキングだそうです。

ランキング1位に選ばれたのが「番人(파수꾼)」という作品。
自殺した高校生の父親が、息子の死の経緯を追っていく物語で、親友2人や友人たちの証言に過去の出来事をフラッシュバックさせながら、少年たちの目に見えない心の軋轢が描かれています。
 父親を演じていたのが、ドラマ「ファン・ジニ」の楽士オムス役でおなじみのチョ・ソンハさん(←写真左)っていうのも個人的には良かったなぁ^^と思います。ソンハさんは最近、ドラマによく出られるようになりましたが、以前からインディーズ映画にちょくちょく出られていたんですよね^^
 この作品は、今年3月に韓国に遊びに行く前に、やたら評判いいので観に行ってみるかー?という軽い気持ちで光化門のスポンジハウスに見に行きました。しかし、見終わった後のガツンと心に響く感じは、例えばヤン・イクチュンの「息もできない」を見た時に近い衝撃がありました。と、いっても「息もできない」ほどガツガツ圧倒してくる感じではなく、後でじわっとボディーブローが効いてくる感じ。この作品はいわゆるミニシアター系の作品で、全国で拡大公開なんてされていなかったのですが、関係者の評価は高かったようですね。9月に福岡で開催された「アジアフォーカス 福岡国際映画祭」で上映されていましたが、来年日本でも公開されると思うので、韓国映画好きの方はぜひ見て欲しいと思います。

「番人」に主演した、ちょっと加瀬亮似(?)のイ・ジェフン君は、次に出演したシン・ハギュン、コ・ス主演の「高地戦」に3番手男優に抜擢され、主役を食う熱演を見せていたようです(未見なので詳細分からずすんません;;)し、ファッショングラビアのモデルなどにもバシバシ起用されてて、まさに「旬の男」となりました。来年はユ・アイン君と共演するドラマ「ファッション王」が放送されるので、このドラマはぜひ見たいな~と思っています。





以下、ランキングは
2位:「トガニ(도가니)」、3位:「サニー(써니)」、「ワンドゥギ(완득이)」、4位:「晩秋(만추)」と、いずれも低予算で製作、最初は地味目に公開され、観客の口コミで上映期間を伸ばして興行成績をあげた作品が選ばれていますね。

 一方、今年の「悲運の映画」として挙げられているのは、上位から「第7鉱区(7광구)」、「青い塩(푸른소금)」、「カウントダウン(카운트다운)」、「家門の栄光4(가문의 영광4)」、「Mr.アイドル(Mr.아이돌)」、「闘魂(투혼)」、「高地戦(고지전)」と、今年公開された、トップスター出演の大作系はほとんど入ってます(苦笑) 特に「第7鉱区」は私観れてないんですが、韓国初の3D映画、超豪華キャスティング、と期待が大きかっただけに、観た人たちから聞いた話によると失望感がより大きかったようです。個人的には、何度かお会いしたことがあるキム・ジフン監督の新作だったので、心の中では応援していたんですけどねぇ。。。

 というわけで、今年留学前は韓国にあまり来れなかったので、それほど新作が見れなかったのですが、せっかくしばらくは韓国にいるので、シネコン系の大作からインディーズ映画まで、2012年は映画を見まくりたいと思っております!

0 件のコメント:

コメントを投稿