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2013年3月5日火曜日

映画「1999、面会」 치맥GV

 韓国で公開中の映画「1999、面会(1999, 면회)」が公開されて、静かに話題となっています。映画情報サイトでの評価が軒並み高く、好評なので、先日GVつきの上映が近所の建国大学内にあるアートシアター、KUシネマテックであったので見に行ってきました。

 ストーリーは、高校時代の親友だった3人の青年。それぞれ、入隊、大学入学、浪人と進路が分かれてしまうのですが、入隊中のミヌクを、サンウォンとスンジュンが面会のために訪ねる珍道中を描いた作品です。
 1999年が舞台になっているので、登場人物のファッションや劇中で流れる音楽も昔流行ったものなんですね。それで、映画版「応答せよ1997」と言われていたりします。「応答せよ~」は昨年韓国でケーブルテレビのドラマながら高視聴率を記録したドラマで、90年代末のヒットチャートを賑わした音楽が流れるところに、共通点があるんです。
 この映画を見て、昔見た「昼間から飲む(낮술)」という映画を思い出しました^^ 行き当たりばったり感や酒と女に弱い3人のヘタレ具合に似た空気を感じました^^



予告編映像はこちら↑「息もできない(똥파리)」など、“韓国インディーズ映画のミューズ”と呼ばれているキム・コッピちゃんが、茶房のアガシ役で登場しますよ^^

先日KUシネマテックに見に行ったGVは面白い試みをしてまして、その名も「치맥 GV」。映画上映後、劇場のステージ上にスタッフが用意したチキンや乾きモノとビールを楽しみながら、監督&俳優と対話をするGVでした。
韓国ではフライドチキン(치킨)とビール(맥주)の組み合わせを略して「チメク(치맥)」と呼ぶほどの定番メニュー。よくHOFと書かれた飲食店があると思うんですが、そういう店はチメク専門店です^^ なぜチメクかというと、映画の中でちょっとふとっちょで食いしん坊キャラのスンジュンが「チキン食べたい」としつこく言うシーンがあったからだと思います。

치맥 GVの様子を相変わらずの下手な動画撮影ですみませんが撮ってみましたのでご覧ください。約20分ずつ3本に別れています。



いやー、とにかくこういうイベントが出来るのがまず素晴らしいと思いました。
こんな風に監督&俳優と観客(といってもこの日集まっていたのは実は建国大学の映画学科の生徒たちがほとんどだと思われます)が同じ目線で座って飲みながら語れるなんて! 日本でも飲みながらってのはあるかもしれないけど、飲食つきのイベントとしてやろうとすると、日本は色々とハードルが高くなるのでないと思うので、本当にうらやましいと思いました。
下でUPした「ミュージカル イヤギショー」もそうだけど、韓国は観客と一緒に楽しい時間を共有できる機会が多いです。この体験がクリエイターや役者などを目指すきっかけになる人もいると思うんですよね。日本ももっと、こういうことが出来るといいなー^^

この映画は3月8日から始まる大阪アジアン映画祭で「1999、面会~サンシャイン・ボーイズ」というタイトルで上映されます。ぜひ行ける方は見ておいたほうがいいですよ~オススメします。
面白くて、ちょっと切ない青春映画です^^



ミュージカル イヤギショー イ・ソクジュンと一緒に


韓国で芝居を見始めたころのこと。ネットで情報を調べているとちょくちょく出てきていたのが
「뮤지컬 이야기쇼 이석준과 함께(ミュージカル イヤギショー イ・ソクジュンと一緒に)」でした。俳優イ・ソクジュンさんがMCで、ミュージカル俳優をゲストに迎えるトークショーです。
日本にいるころからずっと見たいと思っていたのですが、不定期で月曜日開催ということもあり、なかなか見るのが難しかったです。(すでにご存知の方はそう思っている方は多いですよね^^)私も昨年韓国に住み始めてからようやく見れるようになりました。

こちらが⇒公式サイトです。住民登録番号を入力する必要がないので、日本からも会員登録できると思います。興味がある方はチャレンジしてみてください~^^
 イヤギショーは現在、“シーズン2”となっていますが、公式サイトによるとシーズン1は2004年~2007年までやってたんですね。ちょうど現在の公演界を担っているスターたちが頭角を現して、韓国ミュージカルがぐぐっと力をつけてきた時期。今では近くで素のトークなんてなかなか見れない豪華顔ぶれが登場していて羨ましい限りです。
 2011年6月よりスタートしたシーズン2からは、音声アーカイブがポッドキャストで聴けるようになっています。⇒こちら 
※ただし、アーカイブは公演直後ではなく時間が経ってからアップされますのでご注意を。
スマホ用アプリもあるのですが、これは日本の携帯にダウンロードできるのかな? 試してみてください。 

シーズン1の様子がどんな感じだったか知りたい人は、YouTubeで 뮤지컬 이야기쇼 とか俳優の名前で検索してみてください、映像が結構出てきますよ。そしてシーズン2開始時にお祝いコメントを贈った面々の豪華な顔ぶれと言ったら!@@ 

えーっと、イヤギショーで「류님(リュ様)」といつも呼ばれている、リュ・ジョンハン皇帝のマスク姿が強烈ですが(笑) ほかにもチョン・ソンファ オ・マンソク オム・ギジュン チョ・ジョンソク チェ・ジェウン キム・ムヨル ソン・チャンウィ パク・ウンテ ミン・ヨンギ キム・ソニョン オク・チュヒョン ホン・ジミン ユン・ゴンジュ チョン・ソナ チャ・ジヨン チョ・ジョンウン ぺ・ヘソンなどなど…俳優さんたちの個性あふれるコメント動画が楽しめます。

昨年までは忠武アートホール 中劇場ブラックで不定期ながら月2回ほど開催されていたのですが、先週2月25日から大学路文化空間フィーリング1館に会場をお引越ししました。(現在「ヨーロッパブログ」を上演中の劇場です)


フィーリング1館のロビーには、ソクジュンさんの素敵な写真の垂れ幕が~^^ いきなり引っ越し初回からグレードアップしてますよ!♪




お引越し後、第1回目のゲストは現在「アイーダ」にアムネリス役で出演しているチョン・ソナさんでした。シーズン1では毎回ゲスト名を公表していたそうなんですが、シーズン2からは公演当日まで伏せられているんですよね。反面、毎回劇場に行って、誰がゲストなのか知るのが楽しみなんです。そして、どんなゲストが出ていても面白いトークショーに仕上げてくれるソクジュンさんの話術には毎回感服しています。



イヤギショーの面白いところは、メインゲスト登場の前に、新人を紹介するコーナーがあることです。
推薦者として演出家や音楽監督、大学教授などが新人の紹介をする映像が流れたあと、本人登場となるのですが、まったくの駆け出しから、すでにいくつか作品経験がある人などさまざま。客席では厳しい目を持つミュージカルマニアが見ているわけですから、新人さんはとても緊張しています。歌唱力の高い人、舞台度胸のある人、全然実力を出せない人…などいますが、新人にこういう風に人前で歌う機会を与えてお披露目するイベント、日本ではまずないですよね~(>_<) 羨ましい限りです。
ちなみに25日に登場したのは、現在「パルレ(洗濯)」に出ている可愛い末っ子キム・ジェウンさんでした。演出のチュ・ミンジュさんの推薦コメントにより登場して2曲唄いました。トーク中はほとんど客席のほうを見れず、ソクジュンさんのほうばかり見て、すがるように話していたのがとても可愛かったです^^

さて、メインゲストのチョン・ソナさん。昨年ソナさんにインタビューする機会があったんですが、明るくハキハキと話をしてくれる、サバサバした気風のいい姉さんという感じの印象がありました^^
 高校生の時にオーディションに合格して「RENT」のミミ役でデビューしたというすごい逸話の持ち主。その後も同世代女優の追随を許さない華々しいキャリアと歌声の持ち主なので、彼女に憧れている女優の卵は多いです。
 イヤギショーではメインゲストにまつわる人のインタビュー映像が流れたり、実際にゲストが登場したりするのですが、今回は彼女のために、錚々たるトップ俳優がコメント映像を寄せていました。それも多くの大作で主演女優をこなしてきたからできること。加えて、劇場引っ越し第1回目ということで、イヤギショースタッフも気合が入っていたのかも?^^

ツイッターでリポートするとつぶやいてからだいぶ日にちが経ちましたが(すみません;;)
映像があまりにも面白かったので、どんな人たちがどんなコメントをした映像が出たのかをお伝えしようとしているうちにポッドキャストがUPされたので⇒こちらを聴いてもらったほうが早いです。
音声だけだと誰だか分からないかと思いますが、以下の俳優さんたちが順番に登場しますよ。

【チョ・スンウ】
いきなり一人目からすごい人が登場!! 客席は大騒ぎとなりました!
自分のワゴン車の中で撮影したような映像だったのですが、「馬医」クァンヒョンの恰好でヒゲもつけたメイクをしたまま、ものすごーくボーッとした顔でポツポツと話し出したスンウさん。何だかかなりお疲れの様子だったのに、「何でおれがお前のためにコメントを…」などとボソボソッと面白いことを言う様子が可笑しかったです。

【イ・ゴンミョン】
昨年「ジャック・ザ・リッパー」でアンダーソン刑事役として来日を果たしたゴンミョンさん。ソクジュンさんの절친(親友)なので、毎回ソクジュンさんが彼にまつわる何らかのエピソードを話すんですよ。いわば“影のレギュラー”のような存在^^ 「お前、本当に3対1のケンカに勝ったのか?」って聞いてるところが面白いです。コメントでも話していますがソナさんが「RENT」ミミ役に抜擢されるきっかけとなったのが彼なんですね。12歳差のオッパ、ゴンミョンさんが妹ソナをとても可愛がっているのがわかります。 

【オ・マンソク】
最初に褒めるだけ褒めておいてソナさんの性格が…と落としまくるマンソクさん。「俺が連絡しよっか!?」と、ソナさんが全然連絡をくれないことにスネているところがとにかく可愛かったです^^

【パク・ウンテ】
昨年ウンテさんの結婚式で祝歌を泣きながら歌う姿を見てウンテさんももらい泣きをしたそうですが、双方が泣くので招待客に誤解を受けなかっただろうかというのが笑えます。ソナさんが体重をゴムのように調整できるのがプロフェッショナルだともw

【ファン・ジョンミン】
ジョンミンさんはひたすら「ソナさんが話すのが早い」という話に終始してますが、映像を見た後にそれに対するソクジュンさんの切りかえしコメントが面白いです。映画の役のためにタンニング(日焼けサロン)に行ってるのが何気にバレてしまいましたね(笑) 映像ではジョンミンさんの後ろに「ASSASINS」のポスターを貼ってあってこっそりアピールされていました^^

【キム・ジュンス】
多忙な彼がこうやってコメントを寄せたことにまず驚きました!
「モーツァルト!」の縁を大事にしているってことですよね~^^
「褒めるのはここまでで」と断って、ソナさんは“多血質(血の気が多い)”とダメ出しを始めた(ま、これは全員共通の仕込みですねw)もののだんだん褒める方向に行ってしまってるのが「彼らしい」です^^
コメントを聞いた後でソナさんが語る「モーツァルト!」ヴォルフガング役評も面白いです。
ソナさんの話から、ミュージカルの世界に飛び込んだジュンスさんの頑張りが、アイドル出身俳優に対する、ミュージカル俳優や関係者たちの偏見を変えたんだなぁというのがよく分かります。

【キム・ホヨン】
ジュンスさんまででコメント映像は終わりかと思っていたのに、サプライズ的に仕込まれていたホヨンさんのコメント。(ポッドキャストでは編集でカットされています)。ホヨンさんは現在兵役中で「The Promise」のアンコール公演では学徒兵のミョンス役で出演しています。昨年入隊前日、夜中に家に訪ねてきてソナさんが大泣きして大変だったという話をしていたのですが、笑って泣ける、とても良い話でした^^

映像コメントを寄せた俳優さんたちの話から、とても正直で血の気の多い(笑)竹を割ったような性格だというのがよく分かりました^m^ ソナさんがこの日の終演後(?)に収録したコメント映像がYouTubeにUPされていました。もう一人のゲスト、現在「レベッカ」に出演中のパク・ワンさんと、新人キム・ジェウンさんも登場しますよ~^^ そしてイヤギショーウェブ漫画まで!
昔の私のように、「イヤギショー」を体験できなかった方も楽しめるよう、シーズン2は最大限工夫されていますので、韓国に来れない方も日本から、ウェブで楽しんでくださいね^^

公式サイトで今後のスケジュールが出ていました。

チケットはインターパークで取扱っていますが、残念ながらまだ日本から直接買えるようにはなっていません。でも劇場を引っ越しして客席数が増えたので、よほどの人気俳優が出ない限り、売り切れになることはないと思われます。開催日に韓国にいるという人は当日券にチャレンジしてみてください!

3月=11日、25日

4月=15日、22日

5月=13日、27日

6月=10日、17日


基本月2回月曜日の夜8時開演※開催は隔週・2週連続など不定期ですのでご注意ください。
会場は大学路文化空間フィーリング1館(地図) です。


そして、最後に。「イヤギショー」の凄いところは、チケット収益を難病を抱える子供たちを救うために寄付していることです。ソクジュンさんもバリバリ現役の俳優なので、いろんな作品に出演しながら貴重なお休みである公演がない月曜日を「イヤギショー」のために割いていらっしゃるわけです。そういう部分が多くの俳優たちに慕われている理由でもあり、そんなソクジュンさんが司会だからこそ、名のある人から新人まで出演して、俳優たちが素顔を見せるトークをしてくれるんだと思います。私自身もまだまだすべてのトークは聞き取れていませんが、貴重な裏話も多いので、韓国の舞台に興味がある方にはぜひ一度見てみてほしいです! 他に「イヤギショー」で知りたいことがあったらコメント欄よりお問い合わせください。私が可能な限りでよければ、お答えしますよ^^


2013年3月1日金曜日

ミュージカル「ブルックリン」千秋楽と2月の観劇所感

現在、通っている語学堂が今週まで休みでして、ほぼ毎日公演を見ています^^
気が付けば、3月中で終わってしまう作品も多く、見に行かなきゃいけない作品多数!(>_<)
日本より安いとはいえ、チケット代の出費は懐にかなり響いておりますが(苦笑)
2月は数えてみたら14本見に行ってました。以下、個人的感想です。(5段階評価)

【ミュージカル】
「壁抜け男(벽을 뚫는 남자)」★★★
「ジキル&ハイド(지킬앤하이드)」★★★
「レベッカ(레메카)」★★★★★
「グリース(그리스)」★★
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(캐치미이프유캔)」★★
「女神様が見てる(여신님이 보고 계셔)」★★★★
「ブルックリン(브루클린)」★★★★
「ミュージカル イヤギショー(뮤지컬 이야기쇼 이석준과 함께)」★★★★★

【演劇】
「キサラギミキちゃん(키사라기미키짱)チャンチーム」★★
「乱中日記にはない(난중일기에는 없다)」★
「戦闘機たち(싸움꾼들)」★
「ワンドゥギ(완득이)」★★★
「おはよう(좋은 하루)」★★★
「ヨーロッパブログ(유럽블로그)」★★★

この中で、予想よりもぜーんぜん良かったのがミュージカル「ブルックリン」でした。
実は11月のプレスコールに行っていたのですが、その時はダイジェストで披露されたので、作品の全体像が見えなかったんですね。見に行こう行こうと思いつつ、結局千秋楽にようやく観劇しまして、これがなかなか面白かったんですよね。(以下の写真はプレスコール時に撮影したものです)

お芝居のスタートでは前説も兼ねて語りつつギャラをせびる出演者たち。NYブルックリンのストリートで歌う人々の物語という設定だからなんですが、観客も千秋楽となると意を得たもので、客席からバンバン投げ銭が飛びました^^
語り部役のイ・ジュグァンさんの恰好、何か見たことある感じだな~と思っていたのですが、これってジョニー・デップなんじゃないかと(笑) べっ甲のロイド風メガネかけたら完璧でしょう^^

物語はというと。。。

フランスで出会って恋をした米国人男性テイラーと仏人バレリーナのフェイス。やがてテイラーはフェイスを置いて帰国してしまいますが、フェイスのお腹には子供が。フェイスは生まれた娘にテイラーの故郷ブルックリンという名前をつけてシングルマザーとなり、ショーに出演することを生業にして娘を育てていましたが、生活苦に耐えられず自ら命を絶ってしまいます。


孤児となったブルックリンは親ゆずりの才能を生かして歌手になることを決意。オーディションを受けはじめます。
そして父を探すためにNYに渡ります。

このシーンでは、いま韓国で大人気のオーディション番組をパロった感じになっていて、観客にすごくウケてましたよ。

歌手として人気が出はじめたブルックリンに強力なライバル登場。大御所歌手のパラダイスがブルックリンの前に立ちはだかります。
2人は結局マジソン・スクエア・ガーデンで対決することになるのですが。。。








パラダイス役は千秋楽で見たときは上の写真のキム・ギョンソンさんでしたが、Wキャストは「ヘドウィグ」のイツァーク役でおなじみのイ・ヨンミさんでした。ヨンミ姐さんのパラダイスも全編通して見てみたかったですねー。


ラストのブルックリンが歌を披露する場面は圧巻でした!
この作品、アメリカを舞台にしているだけあって、音楽はR&B、ゴスペル、ソウルミュージックが中心なんですが、出演者全員がめっちゃくちゃ唄える方ばかり。ステージサイドに陣取る生バンドとの息もピッタリで、ライブ感覚で楽しめたのも面白かった理由のひとつです。





このお芝居は、ストリートミュージシャンがブルックリンのサクセスストーリーを演じるという劇中劇になっていて、すべてのキャストがいろんな役をマルチマン的に演じていました。

なかでもブルックリンの父テイラー役などを演じていたのが、昨年ミュージカル「美男ですね」でジェルミ役を金髪で演じていたチョ・ヒョンギュンさん。
テイラーはNYに戻った後、路上生活者となり、ブルックリンと再会しても当初は知らないふりをするのですが、彼が足に障害を負い、すっかり心が荒んでしまったその背景にはベトナム戦争がありました。その秘密が明かされるシーンでは、当時のアメリカを象徴するドアーズの「ブレイク・オン・スルー」が流れていましたっけ。
様々な役を器用に演じていましたが、特にこのシーンでのヒョンギュンさんの熱演ぶりは本当に素晴らしかったですよ!

この作品は「ジキル&ハイド」「ラ・マンチャの男」をはじめ、多くの名作を世に送り出したODミュージカルカンパニーの作品です。
←左はシン・チュンス代表。髪の毛が若干寝癖?ぎみなのはご愛嬌w
プレスコールのときは、大型作品だけでなく、こういう小品ももっと作らなきゃとおっしゃっていて、そのとーり!と同意。ODの作品は小劇場作品でも丁寧に作ってあるのがすごいところなんですよね。
右は演出のキム・テヒョンさん。「模範生たち」など演劇の話題作を多数演出してきた方ですが、ミュージカルは初めてだったそうで、千秋楽後にツイッターで公開されていたメッセージがなかなかグッときましたㅠㅠ 次の演出作品は注目作「ヒストリー・ボーイズ」です。

以下、公式の動画が2本上がっていたので貼っておきます。この映像だけでも、出演者たちがどんだけ歌が上手かったか分かると思います。




そして、上が私が撮影した千秋楽のカーテンコール&挨拶の様子です。相変わらず動画撮影下手ですみません(>_<) かなり盛り上がってるでしょ~^^ 稽古&公演期間を入れて約5カ月苦労してきた俳優さんたち、最後は涙涙となっております。


 2月に見た中で、もう1本印象に残ったのがミュージカル「ワンドゥギ」
ユ・アイン、キム・ユンソク主演で大ヒットした同名映画を原作に、大学路に新しく建設された弘大の大学路キャンパス内にある劇場のこけら落とし作品です。

ワンドゥギ役はダブルキャストで、私はチョン・ウォニョン版を見に行きました。
昨年からやっているのにようやく見に行ったので今更ですが、いやー劇場とても立派です。ステージも天井が高く、奥行もかなりあるのでいろんな作品ができそうな感じでした。
そして芝居のセットや衣装もそれなりに予算がかけられているのが分かったし、ウォニョンさんや先生役のソ・ヨンジュさんはもちろん、助演やアンサンブルまで俳優のレベルが異様に高かった! 特にアンサンブルの子たちは男女ともに見た目もよく、歌やダンスも上手い子が揃っていて明日からでも大学路の小劇場で主役を張れそうなほどでした。

なのに、ですよ、なぜかグッとくるものがなかったんですよね。
原因の一つは音響。スタッフのせいか、それとも劇場の構造のせいか。役者のセリフは遠くから聞こえるような感じで、サウンドの迫力もイマイチでした。もう一つは構成。原作を丁寧に追ってあったと思うんですが、150分は長い。作品から小劇場ぽさがにじみ出ていたのでインターミッションなしに、2時間以内に収めたほうがよかったです。見ながら、色々と惜しいな~惜しいな~と思うことが多く…。それは私だけの印象じゃないんじゃないかと思うんですよねー。公演終了が迫ったなかでの平日公演ということもありますが、客席は結構寂しい感じでした。残念ながら。
もう少し劇場のサイズを下げて作り直したら面白さが凝縮されると思ったんですがねー、どうでしょうかね~?

3月もすでに月の半分は観劇の予定を入れてしまいました(笑)
来週からは学校が始まるのにどうしましょ@@ また睡眠不足の日々が続きそうです。。。


2013年2月26日火曜日

「かぞくのくに」2/23 GV試写会

2月23日に鐘路のピカデリーで行われた「かぞくのくに」のGVつき試写会に行ってきました。
ヤン・ヨンヒ監督とヤン・イクチュン氏のGVを録画したので、YouTubeにUPしました。
頭の挨拶は切れてるわ、途中でデジカメのメモリーがなくなって急遽携帯で動画撮ったりと素人丸出しですが、話の内容はわかるかな? って感じでご容赦くださいね^^



 映画を見ながら、かなり泣きましたね~(>_<) しかし一緒に見に行った韓国の友人は、「슬픔보다 답답했어(悲しいよりもどかしかった)」と言っておりました。話を聞くと韓国の人は意外と在日の人たちの状況を知らないんだな~と思いましたよ。
 映画の中で「白いブランコ」を歌う場面が出てきますが、GVでこの曲は映画のために作られたのか?と質問している人がいて、日本人の自分はスタンダードな曲なので自然に聞き流してしまったのですが、曲を知らない韓国の人たちはそこに意味を見出していたのにハッ!とさせられました。
歌って、その時代の空気感までを切り取ることができるんだな、と。
それと、GVでも監督が言ってますが、悲しいときに感情を爆発させるような表現をする韓国の人たちに対して、日本人のように静かに耐え忍ぶように泣くのが、韓国の人たちには伝わらないみたいで、上映終了後の観客たちの反応は意外とアッサリしていたように思います。

 映画自体の感想はというと、自分史的ドキュメンタリーを撮り続けてきたヤン監督が、ドキュメンタリーから一歩踏み出た作品だと思うのですが、極めてノンフィクション的なフィクション作品とするならば、もう少しプラスαが欲しかったですね。ただ、井浦新、安藤サクラ、ヤン・イクチュンと、今が旬のこの顔ぶれを揃えられたのはこの作品だったからだなと思いました。


2013年1月13日日曜日

2013年 韓国公演ラインナップ 演劇編


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 続いては演劇の2013年ラインナップです。
演劇はミュージカルに比べると作品数少な目ですが、演劇は制作規模が小さいものが多いので、年間計画を発表できる大型劇場以外は早めに情報が出ないのが残念です。
しかし何よりも、韓国舞台俳優の素晴らしさを体感できるのが演劇です。役者の資質と演技力がモノを言う世界、歌でごまかせませんからね(笑)

下の写真は、上半期の期待作と言われている新作「ヒストリー・ボーイズ」の面々です。

「老いた泥棒の話」 늘근도독 이야기
1月8日~3月3日 大学路アートワンシアター
⇒劇団チャイムの作品群でおなじみイ・サンウ先生脚本による名作演劇。2人の老いた泥棒のとぼけた演技が笑える作品。

「シア・マッドネス」 쉬어 매드니스
1月8日~オープンラン 大学路文化空間フィーリング2館
⇒「シア・マッドネス美容室」を舞台に繰り広げられるコメディ推理劇。米ボストンで1980年に初演した作品を2006年に韓国初演、今年で5回目の再演。今回は昨年の「ピローマン」で圧巻の演技を見せていたイ・ヒョンチョルほか、なかなかの実力派揃い。

「ぼくに炎の戦車を」 늘나에게 불의 전차를
1月30日~2月3日 国立劇場ヘオルム劇場
出演:草なぎ剛、チャ・スンウォン、広末涼子、香川照之、高田翔、キム・ウンスほか
⇒昨秋の日本公演が話題となった作・演出、鄭義信さんによる演劇。

「ヨーロッパ・ブログ」 유럽불로그
2月1日~5月31日 大学路文化空間フィーリング1館
出演:キム・スロ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプ、チョ・ガンヒョンほか
⇒キム・スロ率いる「ロ・ブラザーズ」の所属俳優総出演。昨年、ヨーロッパに弾丸旅行に行ってきた皆さんが、旅行中に起こった出来事をお芝居にして見せてくれます。

「Amy's View」 에이미
2月15日~3月10日 明洞芸術劇場
出演:ユン・ソジョン、イ・ホジェ、チョン・スンギル、キム・ビョニ
⇒英国の劇作家デイヴィッド・ヘアの戯曲が原作。舞台女優の母と、母には気に入られていない恋人との間で揺れる娘エイミーの話。日本でも劇団民藝が奈良岡朋子主演で上演歴があります。

「トゥルー・ウエスト」 트루웨스트
2月21日~5月5日 SMアートホール
出演:チョン・ムンソン、キム・ジョング、チャン・ジウ、ホン・ウジン、イ・ドンハ、パク・ウンソクほか
⇒かつてTOKIO松岡&嵐・大野で上演されたこともあるサム・シェパードの戯曲。流浪の末、家に戻った兄リーとエリートの脚本家の弟オースティンが久々に再会したことから話が始まります。2010年公演時にはオ・マンソク、イ・ゴンミョン、チョ・ジョンソクなどなかなかの豪華キャストでした。

「光海、王になった男」 광해, 왕이 된남자
2月23日~4月21日 トンスンアートセンター大劇場
出演:ペ・スビン、キム・ドヒョン、パク・ホサン、キム・デジョン、ソン・ジョンハクほか
⇒イ・ビョンホン主演の大ヒット映画を、BH Entertainmentが自ら舞台化。そして主演はBH所属俳優ペ・スビン! とBHEづくしw 助演俳優は実力派演劇俳優で固めてあります。

「幻想童話」 환상동화
3月1日~5月26日 大学路アートワンシアター2館
⇒音楽家の青年とダンサーの女性のカップルの愛を3人のピエロが助けるファンタジックなお芝居です。2007年から再演を繰り返しています。3年ぶりの登場。

「3月の雪」 3월의 눈
3月1日~23日 ペク・ソンヒ チャン・ミンホ劇場
⇒昨年、大ベテランのパク・グニョン先生の出演が話題となり完売続出した老夫婦の物語。
ペ・サンシク作、ソン・ジチェク演出。

「青い船の話」 푸른 배 이야기
3月5日~24日 国立劇団小劇場 幕
⇒「焼肉ドラゴン」「パーマ屋スミレ」などヒット作が続く鄭義信さん作・演出作。

「ヒストリー・ボーイズ」 히스토리 보이즈
3月8日~31日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
出演:イ・ジェギュン、キム・チャンホ、アン・ジェヨン、チェ・ヨンミン、オ・デソクほか
⇒トニー賞受賞の名作を韓国初演。上半期最高の期待作です。昨年のミュージカル「バンジージャンプする」で好演していたイ・ジェギュンをはじめ、将来有望な若手俳優が揃ってます。

「マクベス」 맥베스
3月15日~3月17日 明洞芸術劇場
出演:野村萬斎、秋山奈津子、高田恵篤、福士惠二、小林桂太
⇒世田谷パブリックシアターで2年ぶりに2月から上演される作品の来韓公演。野村萬斎のトークショーや狂言のワークショップもあるそうですよ。これは見に行きたい~!

「Current Location」 
3月22日~27日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒チェルフィッチュ主宰、岡田利規の作・演出による「現在地」の韓国版を上演。
平田オリザさんの作品をよく上演しているドゥサンらしいセレクトではないでしょうか^^

「Love, Love, Love」 러브러브러브
3月27日~4月21日 明洞芸術劇場
⇒英国の若手劇作家、マイク・バートレットが2011年に英国演劇賞最高作品賞を受賞した作品。
韓国で88万ウォン世代と言われるベビーブーム世代を描くそうで、演出はイ・サンウ。

「(不明^^;)」 라오지앙후 최막심
5月1日~27日 明洞芸術劇場
⇒ギリシャの作家、ニコス・カザンザキスの小説「その男、ゾルバ」の韓国的再解釈。
ヤン・ジョンウン演出 ペ・サンシク翻案。タイトルをどう訳していいか分からないので保留(笑)

「三人姉妹」 세자메
4月10日~12日 LGアートセンター
⇒チェーホフ三大戯曲のうちの1作。ロシア、サンクトペテルブルクのマリ(インスキー?)劇場による来韓公演。

「We're Gonna Die」 
4月11日~14日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒オフブロードウェイで活躍する気鋭の女性アーティストイ・ヨンジン作・演出の作品。プロフィールを調べてみると、なかなかアヴァンギャルドな活動をしている方のようですよ。Future Wifeっていうバンド形式のパフォーマンスのようです。HPでは、なんとあのルー・リード御大がレコメンド。私の好きなNY系アーティストとの交流もあるようで注目しています^^

「アンティゴネー」 안티고네
4月15日~28日 芸術の殿堂 CJトウォル劇場
⇒オイディプス王の娘、アンティゴネ―を題材にしたギリシャ悲劇が原作。演出ハン・テスク。
芸術の殿堂25周年記念作。

「タイトル未定(イ・ギョンソン新作)」 
4月23日~5月18日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒「あなたのソファを移動します」で東亜演劇賞の受賞歴もあるクリエイティブ・バクーを主宰する気鋭の若手演出家、イ・ギョンソンの新作。

「鞘の中の父」 칼집속의 아버지
4月26日~5月12日 南山ドラマセンター
⇒韓国戯曲文学賞、大韓民国演劇大賞戯曲賞などの受賞歴がある女性劇作家コ・ヨンオクの新作戯曲。カン・リャンオン演出。

「青少年劇シリーズ 3篇」 푸청소녕극 시리즈 3편
5月17日~6月23日 ペク・ソンヒ チャン・ミンホ劇場/小劇場・幕
⇒昨年も同劇場で上演され、好評だった作品を再演。「少年はそうだ」「赤いバス」「レスリングシーズン」を上演。3作のなかで「レスリングシーズン」だけ見ましたが、レスリング部という斬新な設定と若手俳優の熱演でなかなか面白かったですよ^^

「I Am My Own Life」 
5月28日~6月29日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒ダグ・ライト作のオフブロードウェイ発作品を劇団・同(동)の代表カン・リャンウォン演出で初上演。日本では坂手洋二さんの「燐光群」が2010年に上演歴あり。

「青い日に」 푸르른 날에
5月 ペク・ソンヒ チャン・ミンホ劇場
⇒2011年初演。光州事件を背景にかつて恋人同士だった男女が、僧侶と信徒として再会する物語。

「アジア温泉」 아시아온천
6月12日~16日 芸術の殿堂CJトウォル劇場
⇒こちらも鄭義信の新作戯曲。韓国で年3本とは大忙しっすね^^; 韓国でも義信さんの作品は大人気です。演出は国立劇団の芸術監督ソン・ジチェク。韓国公演に先駆けて、5月新国立劇場で上演あり。

「模範生たち」 모범생들
6月~8月 大学路アートワンシアター
⇒同級生の結婚式で再会した進学校を卒業した男友達が当時を振り返るストーリー。超学歴社会の韓国の現実をよく切り取ってあります。昨年3度目の再演を半年にわたって行い、出演したフンナム(癒し系)俳優たちが人気でリピーターも続出しました。今年はどんなキャストになるでしょうか?

「ミルダンの誕生」 밀당의 탄생
7月~2014年2月 会場未定
⇒昨年の初演では人気俳優のソン・ドゥソプが主演してヒットし、現在も3回目のアンコール公演を上演中。ミルダンとは恋の駆け引き(押し引き)という意味。物語のベースはドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」でもおなじみの百済のソドン王子と新羅のソンファ姫の恋物語。

夏のレパートリー「ヴォイツェック」 보이첵
7月3日~28日 明洞芸術劇場
⇒俳優のぺク・ウォンギルが演出を務める「はしごの動き研究所」が2001年に制作し、世界21カ国で上演された作品が、5年ぶりに韓国で公演。

夏のレパートリー「ヒューマン・コメディー」 휴먼 코미디
7月3日~28日 明洞芸術劇場
⇒劇団「はしごの動き研究所」によるコメディ作品。演出イム・ドワン。

「劇団白手狂夫レパートリーシリーズ」 극단 백수광부 레파토리 시리즈
7月25日~8月31日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒1996年に創立したイ・ソンヨル代表率いる劇団の代表作を集中上演。

「娘への手紙」 딸에게 보내는 펀지
8月9日~9月1日 明洞芸術劇場
⇒英国の劇作家アーノルド・ウェスカーの戯曲。

「鉱夫画家たち」 광부화가들
9月11日~10月14日 明洞芸術劇場
⇒「ビリー・エリオット」の作家リー・ホールによる戯曲。2010年の初演を見に行きましたが、その時はユン・ジェムン、クォン・ヘヒョ、ムン・ソリなど映画、ドラマ界でも活躍している有名俳優が多数出演していました。演出イ・サンウ。

「恋愛時代」 연애시대
9月~11月 大学路アートワンシアター
⇒韓国でドラマ化もされた故・野沢尚の原作を舞台化。2011年の初演はキム・ダヒョン、キム・スヒョンらが出演していました。

「ドクター・プロスト」 닥터 프로스트
9月~11月 大学路自由劇場
⇒NAVERで連載された同名インターネット・コミックが原作。天才心理学者、ドクターフロストの活躍を描く物語だそーです。イケメン俳優が主演したら若い観客がいっぱい来そうです^^

「戦場を盗んだ女たち」 전쟁터를 훔친 여인들
9月 国立劇場 タルオルム劇場
⇒デビュー2作目で韓国演劇界の権威である東亜演劇賞を20代で受賞し“怪物作家”と呼ばれている、キム・ジフン脚本家の新作。タルオルム劇場の再開第1作。演出は、キム脚本家も所属する演戯団コリぺのキム・グァンポ。昨年、彼が脚本を手がけた「風餐露宿(풍찬노숙)」という作品を見に行きましたが、難解なセリフが多くてチンプンカンプンながら(笑)なかなか面白い作品でした。

若い演出家シリーズ1「道化師の政治学」 젊은연출기시리즈1 릿광대의 정치학 
9月 国立劇場小劇場・幕
⇒作・演出は劇団ドリームプレー代表のキム・ジェヨプ。

若い演出家シリーズ2「夜の演劇」 젊은연출기시리즈2 밤의 연극 
10月 国立劇場小劇場・幕
⇒作・演出は「タンポポ風になって」「エクウス」など演劇熱戦の演出で知られるキム・ナギョン。

「テンペスト」 템페스트
10月1日~3日 LGアートセンター
⇒ロシアチェーホフ国際演劇フェスティバル制作作品の来韓公演。演出は英国の演出家/映画監督のデクラン・ドネラン。

「ワーニャおじさん」 바냐아저씨
10月26日~11月24日 明洞芸術劇場
⇒チェーホフの有名戯曲ですね。演出イ・ソンヨル。

「ザ・コロス:オイディプス」 늘더 코러스:오이디푸스
10月9日~20日 LGアートセンター
⇒ソ・ジェヒョン演出、チェ・ウジョン作曲の音楽劇。

「恵慶宮 洪氏」 헤경궁 홍씨
10月 国立劇場タルオルム劇場
⇒朝鮮王朝21代王英祖(ヨンジョ)によって処刑された息子、思悼世子(サドセジャ)の正室が洪氏。のちにドラマ「イ・サン」でおなじみ、22代王、正祖(チョンジョ)の母となる人ですね。脚本は演戯団コリぺ代表イ・ユンテク、イ・ビョンフン演出。

「かもめ」 카모메
10月1日~11月9日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒チェーホフの代表的戯曲「かもめ」(韓国語は갈매기)を、ソン・ギウン脚色、「東京デスロック」の多田淳之介演出で上演。

「ピローマン」 필로우맨
11月 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒英国の劇作家マーティン・マクドナーの戯曲。日本では2004年に長塚圭史演出で上演。韓国初演は2007年にチェ・ミンシク、ユン・ジェムンら豪華キャストでした。昨年の5年ぶりの再演はキム・ジュンウォン、ソン・ジュンハクら実力派俳優たちの熱演に圧倒されました! 今年も同じキャストだといいなー。

「ドゥサンアートセンター レパートリー」 
11月26日~12月29日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒韓国の財閥の1つ、斗山グループが所有する複合芸術施設「ドゥサンアートセンター」。硬派な作品セレクトで国内外で評価の高い作品を上演しています。日本や海外の演出家を招聘した作品も多いのですが、どんな作品を再演してくれるのか楽しみです。

「キルマジェの人たち 3部作」 길마재 사람들 3부작
11月~12月 国立劇場 タルオルム劇場
⇒길마재(キルマジェ)とはソウル市西大門区にある地名だそうですが、1部「三水甲山(삼수갑산)」、2部「無常千里(무정천리)」、3部「落花流水(낙화유수)」の3章に分かれているそうです。ペ・サムシク作、ソン・ジチェク(劇団美醜代表/国立劇団芸術監督)演出。

「客」 손님 
12月 国立劇場小劇場・幕
⇒ファン・ソギョン原作、イ・ビョンフン演出。

「蜘蛛女のキス」 거미여인의 키스
2013年下半期 劇場未定
⇒同名小説を原作にしたウィリアム・ハート主演の映画が80年代にヒットしました。日本版の演劇は村井国夫&岡本健一の初演が話題になりましたよね。韓国版はチョン・ソンファ×チェ・ジェウン、パク・ウンテ×キム・スンデという豪華キャストで上演された2011年版がなかなか素晴らしかったです。

「クローサー」 클로져
2013年下半期 劇場未定
⇒2005年の初演には今や映画俳優になってしまったパク・ヒスンらが主演。2010年版はオム・ギジュンと演劇初挑戦となったムン・グニョンの共演が話題となりました。当時はキジュン氏が「タイプの女性はムン・グニョン」と発言して大騒ぎとなったりしてましたが(笑)、さて今年はどんなキャストに!?

「百年、風の仲間たち」 백년, 바람의 동료들
2014年3月9日~3月16日 ドゥサンアートセンターSpace111
⇒新宿梁山泊の金守珍が2011年に同会場で初演した作品が約3年ぶりに再演。日韓併合100年を迎えた2010年の大阪を舞台に、在日韓国人たちの日常と歴史を綴った作品。

「ヴィーナス・イン・ファー」 Venus in fur
上演期間未定 劇場未定
⇒ミュージカル・ヘブンのラインナップに入っていたブロードウェイ発の演劇。舞台演出家と女優が主人公の2人芝居のようです。ロマン・ポランスキー監督が映画化するそうな。

「フロイトの最後のセッション」 Fleud's Last Session 
上演期間未定 劇場未定
⇒これもミュージカル・ヘブンのラインナップに入っていたオフブロードウェイ演劇。伝説の精神科医フロイトと英国人学者・作家のC.S.ルイスの架空の会談を描いたもの。

「ステディ・レイン」 A Steady Rain 
12月 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒これもミュージカル・ヘブンのラインナップに入っていたブロードウェイ演劇。なーんと2009年に「レ・ミゼラブル」のヒュー・ジャックマンと「007」シリーズの最新ボンド、ダニエル・クレイグが共演してたらしいです。今じゃ絶対ありえーんという豪華キャスティング。当時ご覧になった方によると親友の警察官2人に起こる悲劇を描く台詞劇なんだそうです。さて、韓国版を誰が演じるんでしょうか?

はい、演劇も今年は面白そうなの揃ってます。
←とくにミュージカル・ヘブン(NO NAME THEATRE COMPANY)の作品は、全部年内に上演できたらかなりヤバいことになりますね^^ さすが、作品性を重視しているカンパニーだけのことはあります。
 このラインナップに上がらないくても大学路の小劇場などでは、実質的にはこの2倍以上の数の演劇が上演されています。先日も、知人に紹介されて見に行った小劇場演劇はチケット代2万ウォンでしたが、かなり面白かった!
 こんな風に、無名の俳優が出ていても面白い作品がいっぱいあります。しかもかなり安いチケット代で見ることができますので、気になる作品があれば、どんどん劇場に行ってみてほしいと思います。

↓参考までに、NEWS CULTUREに出ていた記事。

2013年期待される演劇ベスト10

2013年1月6日日曜日

2013年 韓国公演ラインナップ ミュージカル編

【注意】こんなことを最初に書きたくないのですが、いくつかの個人と商用サイトでこのリストをコピーして掲載しているブログを見つけました。
<当サイト記事は無断コピー&流用禁止でお願いします>
同様のサイトを見つけた場合はツイッターで晒しますのでご注意ください。


日本と違い、あまり先のスケジュールまで出ないのがネックの韓国舞台スケジュール。
お目当ての俳優さんの出演作や、好きな作品の予定を知りたいと思うのは誰もが同じだと思います。
そこで、今年もPlay DBで発表されたスケジュールを中心に、各カンパニーが発表した予定も含めて、現時点で分かっている作品スケジュールを1月分から順にご紹介したいと思います。

ただし、韓国の舞台の予定はあくまで予定(笑)
容易に上演予定が変わりますので、これはあくまでザックリ予定だと思ってご覧ください^^
下の画像は、CJ E&Mが今年、制作or出資するミュージカルのラインナップです。

「ジキル&ハイド」 지킬 앤 하이드
1月8日~2月9日 芸術の殿堂オペラ劇場
出演:ヤン・ジュンモ、ユン・ヨンソク、チョン・ミョンウン、ソンミンほか
⇒昨年の地方ツアーを経て、ソウルへ凱旋最終公演。見るならジュンモさん版をオススメ。

「THE PROMISE」 프라미스
1月9日~20日 国立劇場ヘオルム劇場
出演:チ・ヒョヌ、キム・ムヨル、ユナク(超新星)、イトゥク(SUPER JUNIOR)、
イ・ヒョン(8 EIGHT)、チョン・テウほか
⇒兵役中の芸能兵が大挙出演。6.25停戦60周年軍創作ミュージカル。

「レベッカ」 레베카
1月12日~3月31日 LGアートセンター
出演:ユ・ジュンサン、リュ・ジョンハン、オ・マンソク、オク・チュヒョン、チェ・ミンチョルほか
⇒2013年最初の目玉作品。国民の夫ユ・ジュンサン氏がMミュージカル・カンパニー以外の
作品に出演するのはかなり久しぶりです。

「女神様が見ていらっしゃる」 여신님이 보고계셔
1月15日~3月10日 忠武アートホール小劇場ブルー
出演:チェ・ホジュン、イ・ジュニョク、シン・ソンミン、チョン・ソヌ、ユン・ソホほか
⇒創作ミュージカルを支援するCJクリエイティブマインズとイェグリンショーケースを経て本上演化した2013年最も期待される創作ミュージカルと前評判の高い作品。朝鮮戦争を扱っています。
「パルレ」「スリル・ミー」の若手俳優が揃ってます。

「グリース」 그리스
1月25日~4月28日 韓電アートセンター
出演:ジョンミン、コ・ウンソン、イ・ジユン、キム・ボソン、キム・ヨンギュほか
⇒現在活躍中のミュージカル俳優のほとんどが出演経験がある新人の登竜門的作品。
25日からは韓電アートセンターに会場を移して公演が始まります。

「ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」
요셉 어메이징 테크니컬러 드림코트
2月12日~4月11日 シャーロッテ劇場
出演:チョ・ソンモ、ソン・チャンウィ、チョン・ドンハ(復活Vo.)、イム・シワン(ZE:A)、
キム・ソンギョン、チェ・ジョンウォン、リサ
⇒2011年に来日公演が震災のため途中で中止となったことでも知られる作品を韓国版初上演。
アンドリュー・ロイド・ウェーバー&ティム・ライスコンビの作品。

「アルセーヌ・ルパン」 아르센 루팡
2月14日~5月5日 ブルースクエア サムソンカードホール
出演:キム・ダヒョン、ヤン・ジュンモ、ソ・ボムソク、パク・ヨンス、アン・ユジン、ソンミンほか
⇒「ルパン三世」のもとにもなったフランスの小説を原作に初創作ミュージカル化。
ヒット作「シャーロック・ホームズ」的な作品になるのでは? と予想してます。

「살짜기 옵서예(サルチャギオプソイェ)
2月19日~3月31日 芸術の殿堂CJトウォル劇場
出演:キム・ソニョン、チェ・ジェウン、ホン・グァンホ、ソ・ヨンチャン、パク・チョルホほか
⇒韓国初の創作ミュージカルをCJトウォル劇場のこけら落とし公演として復興上演。
キャストが豪華です!サルチャギオプソイェとは、済州島の方言で「ゆっくりいらしてください」という意味。物語のベースになっているのは「배비장전(裴裨將伝/ペビジャンジョン)」という昔話。

「飛べ、パク氏 날아라, 박씨
2月16日~3月17日 PMC自由小劇場
出演:ホン・リュニ、オム・テリ、ソン・テユン、チョン・ギホほか
⇒昨年の「ソウル・ミュージカル・フェスティバル」に参加したときは「パルレ」のチュ・ミンジュさんが演出を担当し、イェグリンアンコール賞を受賞して本公演となった創作ミュージカル。

「TRACE U 트레이스 유
2月5日~4月28日 大学路アートワンシアター1館
出演:イ・ユル、ユン・ソホ、ソン・ソンウン、チェ・ジェウン、イ・チャンヨン、キム・デヒョン
⇒昨年プレビュー公演にマニアファンが多数詰めかけて大盛況だったロックミュージカル。ロックバー、ドバイのミュージシャン2人の会話劇です。演出は、初代「スリル・ミー」演出家のキム・ダルジュン。

「三銃士」 삼총사
2月20日~4月21日 忠武アートホール 大劇場
出演:オム・ギジュン、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、Jun.K(2PM)、イ・チャンミン(2AM)ほか
⇒今年で5年目を迎えた定番人気作。今年は2AM、2PMにワンダー・ガールズと
新メンバーはJYP祭りなキャストが揃いました。

「パルレ 洗濯」 빨래
3月~オープンラン 大学路アートワンシアター
⇒昨年の2000回記念公演も大盛況、日本版も人気の「パルレ」が、劇場をアートワンに移して新シーズン突入。新キャストも入るようですよ。

「ママ、ドント・クライ」 마마, 돈 크라이
3月8日~6月2日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒2010年に初演した、ミュージカル「思春期」の制作陣が贈るミュージカルを再演。

「時間に...」 시간에...
3月27日~6月2日 忠武アートホール 小劇場ブルー
⇒2008年に大邱国際ミュージカルフェスティバルで最優秀最優秀ミュージカル作品賞などを受賞した創作ミュージカルを再演。

「ピンク兵士」 분혼병사
4月~5月 ハクチョングリーン中劇場
⇒「地下鉄一号線」などで知られる劇団ハクチョンが、2010年に初演。ハクチョンはこういうオリニ(子供)ミュージカルをよく上演していますが、大人も楽しめる音楽童話です。

「若さの行進」 젊음의 행진
4月2日~6月23日 COEXアーティウム
⇒同名の歌番組をモチーフに8090(世代)の懐メロで綴るジュークボックス・ミュージカル。
2007年以来、何度も再演されています。

「ネクスト・トゥ・ノーマル」 넥스트 투 노멀
4月6日~5月5日 ドゥサン・アートセンターヨンガンホール
出演:パク・カリン、ナム・ギョンジュ、イ・ジョンヨルほか
⇒2011年の初演から評判を呼び、多数受賞したブロードウェイ・ミュージカル。
ハン・チサン、オ・ソヨンなど若手俳優の演技が特に好評でした。

「レ・ミゼラブル」 레미제라불
4月8日~9月1日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒昨年末公開の映画も大人気。地方での韓国初演から、いよいよソウル公演に。
ジャン・バルジャンをチョン・ソンファがシングルキャストで演じているのも話題です。
日韓「レミゼ」を比較してみるのも一興ですね。

「タンゲーラ」 탕게라
4月25日~5月8日 LGアートセンター
⇒アルゼンチン発のタンゴ・ミュージカルの来韓公演。日本でも2008、2009年に来日公演済み。

「ジーザス・クライスト・スーパースター」 지저스 크라이스트 슈퍼스타
4月27日~6月9日 シャーロッテ劇場
⇒日本では劇団四季で上演している超有名作。韓国初演と書いていましたが、2004年は主人公イエス役をロック歌手のパク・ワンギュ、2007年はカン・ピルソクと、すでに上演歴がありました。(すみません)1994年には劇団四季の来韓公演もあったそうです。

「尹東柱、月を射る」 윤동주 달을 쏘다
7月2日~9月8日 LGアートセンター
⇒同志社大学には詩碑も建てられているという日帝時代の詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)の物語を、「英雄」の制作陣がミュージカル化。昨年夏に初演した音楽劇を再演。

「ウモジャ」 우모자
5月13日~5月26日 忠武アートホール 大劇場
⇒南アフリカ発のエネルギッシュなダンスや独特のサウンドが話題となったミュージカル。日本でも何度か公演やってましたね。

「スリル・ミー」 쓰릴 미
5月17日~9月29日 新村The Stage
⇒日本版も大人気のイケメン若手俳優の登竜門。今年はどんな新キャストが加わるでしょうか?

「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」 슽토리 오브 마이 라이프
4月~7月 大学路アートワンシアター1館
⇒2009年以来、人気ミュージカル俳優が揃った豪華キャスト、感動の友情物語が好評を得た2人芝居のブロードウェイミュージカル。今回、アルヴィンとトーマスは誰が演じるんでしょうかね~?

「あの日々」 그날들
4月~6月 大学路ミュージカル・センター
⇒80~90年代にグループ「動物園」などで活躍したフォーク歌手、キム・グァンソクの名曲群を
「キム・ジョンウク探し」「兄弟は勇敢だった」のチャン・ユジョン演出によりミュージカル化。
第2の「光化門恋歌」という感じ?? 偶然にもこの記事をアップした1月6日が命日だそうです。

「42nd STREET」 브로드웨이42번가
5月10日~6月30日 D-CUBEアートセンター、7月 城南アートセンター
⇒ベテラン俳優の力を感じられる定番ブロードウェイミュージカル。2年ぶりの上演です。

「(モンティ・パイソンの)スパマロット」 스팸어랏
5月 ドゥサン・アートセンター ヨンガンホール
⇒日本でもユースケ・サンタマリア主演で2012年に上演されました。英国式ブラックコメディの元祖「モンティ・パイソン」のメンバー、エリック・アイドルが創作したブロードウェイミュージカルを2年ぶりに再演。初演のときはメンバーも豪華でなかなか面白かったですよ。

「シングルス」 싱글즈
5月~6月 大学路SMアートホール
⇒今年日本公演も予定している同名映画が原作の創作ミュージカル。韓国映画をミュージカル化した“ムービカル”のなかではいち早く成功した作品。初期には、イ・ジョンヒョク、ミン・ヨンギ、ソン・ホヨン(god)」など、豪華キャストが出演していました。

「グーテンベルグ」 구텐버그
5月~6月 会場未定
⇒昨年から上演予定に入ってましたが、越年してしまいましたね。どんな作品になるのかな?


「モンテクリスト」 몬테크리스토
5月28日~8月4日 忠武アートホール 大劇場
⇒「巌窟王」の物語をミュージカル化。2年ぶりの再演ですが、今回も豪華キャストに期待!

「ジャック・ザ・リッパー」 젝더리퍼
5月28日~6月30日 城南アートセンター、7月~9月D-CUBEアートセンター
⇒昨年の来日公演も話題を呼んだ、実在する「切り裂きジャック」事件をモチーフにしたミュージカル。今年も日本公演があるみたいですよ。

「See, What I wanna see」 씨왓아이워너씨
6月1日~28日 忠武アートホール 小劇場ブルー
⇒芥川龍之介の短編小説「藪の中」「竜」「袈裟と盛遠」をベースにしたオフブロードウェイミュージカル。2008年の韓国初演ではキム・ソニョン、ホン・グァンホなど超豪華キャストで上演されていました。

「アルター・ボーイズ」 알타보이즈
6月8日~8月4日 大学路文化空間フィーリング1館
⇒かつてキム・ムヨルやチュウォンなども出ていたイケメン俳優の登竜門的ブロードウェイミュージカル。日本でも去年やってましたね。韓国では久しぶりの再演です。

「王の男」 왕의 남자
6月13日~7月17日 ユニバーサル・アートセンター
⇒同名映画の原作となった演劇「이(爾)」をミュージカル化。

「ブッとび!ヨンエさん」 막돼 먹은 영애씨
6月 CGVポップアートホール
⇒tvNでシーズン11を放送中の人気ドラマを原作にしたミュージカル。
現在、江南オフィスで上演中ですが、タイムズスクエアにできた新しい劇場で3度目の再演。

「太陽を抱く月」 해를 픔은달
6月~7月  芸術の殿堂CJトウォル劇場
⇒2011~12年の韓国ドラマ界の話題を総なめにした“ヘプムタル”がミュージカル化!

「二都物語」 드 도시 이야기
6月~8月  シャーロッテ劇場
⇒12年に皇帝リュ・ジョンハンほか実力派で固めたキャストが好評でした。早くも再演!

「ザンナ、ドント!」 자나, 돈트! Zanna, Don't
6月~8月  未定
⇒同性愛者が普通で、異性愛者が異端とされる世界が舞台のオフブロードウェイミュージカル。
2009年の初演ではキム・ホヨンが主人公を演じていました。2月からシアタークリエで、田中ロウマ主演の日本版の上演があるようです。

「スカーレット・ピンパーネル」 스칼렛 핌퍼넬
7月2日~9月8日 LGアートセンター
⇒2010年、宝塚での上演が話題になりましたよね。韓国初演です~。

「ハイスクール・ミュージカル」 하이스클 뮤자컬
7月2日~9月1日 ブルースクエア サムソンカードホール
⇒ディズニーのテレビ映画から劇場版まで作られた大ヒットミュージカル映画を舞台化。
もちろん、韓国初演です。

泗川歌(サチョンガ) 사천가
7月9日~8月4日 忠武アートホール中劇場ブラック
⇒ミュージカル「西便制」でも主演していたパンソリ歌手、イ・チャラムが主演するパンソリ・ブレヒトシリーズ。ブレヒトの「セツァンの善人」の世界をパンソリで綴ります。

「ロボットテコンV」 로보트 테권V
7月23日~8月9日 世宗文化会館大劇場
⇒日本人的には、「マジンガーZ」に激似の(笑)ロボットアニメを舞台化したファミリーミュージカル。

「エリザベート」 엘리자벳
7月  芸術の殿堂オペラ劇場
⇒昨年の韓国初演が大ヒットしましたね。さて、今年はジュンス君のトートは見られるのでしょうか?

「友へ チング」 친구
7月 釜山・映画の殿堂
⇒同名映画をクァク・キョンテク監督自らがプロダクションして故郷、釜山でミュージカル化するそうですが、どんな感じになるんでしょうね??

「クレオパトラ」 클레오파트라
7月23日~オープンラン 大学路ミュージカルセンター
⇒フランスライセンス作品を韓国で初上演。小劇場でどうやってやるのか楽しみです。

「シカゴ」 시카고
7月~8月 国立劇場ヘオルム劇場
⇒韓国で安定した人気を誇る作品を今年はヘオルム劇場で上演。

「庭を出ためんどり」 마당을 나온 암탉
7月~8月  国立博物館・劇場 龍
⇒韓国の児童文学者、ファン・ソンミの原作童話をアニメ、映画に続いて舞台化。

「結婚」 결혼
8月14日~9月15日 忠武アートホール 小劇場ブルー
⇒昨年春に中劇場ブラックで上演していた創作ミュージカルを再演。

「アベニューQ」 애비뉴큐
8月 シャーロッテ劇場
⇒ニューヨーク、ブルックリンのQ通りに住む住人たちのひきこもごもをジム・ヘンソン風(「セサミ・ストリート」)の人形が演じるマペット・ミュージカルの来韓公演。2010年の来日公演、見に行きました。長年のセサミファンには、あの人形たちはたまらんかったです^^

「ノートルダムの鐘」 노트르담 드 파리
7月~8月 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒昨年のEnglish Version来韓公演も話題でしたが、韓国版にはかつてキム・ボムレ、パク・ウンテ、チョン・ドンソクなども出演していました。約4年ぶりの再演。

「ボニー&クライド」 보니 엔 클라이드
8月26日~10月27日 忠武アートホール 大劇場
⇒映画「俺たちに明日はない」で知られる、実在した犯罪者カップル、ボニーとクライドの物語。
昨年、田代万里生、濱田めぐみ主演で日本版が上演されました。今回が韓国初演。

「Spitfire Grill 스핏파이어그릴
8月26日~10月11日 忠武アートホール 中劇場ブラック
⇒1996年の映画「この森で天使はバスを降りた」の舞台化。オフブロードウェイで2001年に上演された作品で、9.11前後の大変な中で上演を続けてヒットした作品だそうで韓国では2007年に人気女優のチョ・ジョンウンさん主演で初演しています。記事UP後、教えていただいたのですが、日本でも2009年に大塚ちひろさん主演で上演されたそうです。

「風月主」 풍월주
9月 カルチャースペースNU
⇒昨年の初演で、ソン・ドゥソプ、キム・ジェボムら大学路のイケメン俳優共演で大ヒットした作品。今年六本木の劇場で日本公演も予定しています。

「アメリカン・イディオット」 아메리칸 이디엇
9月6日~22日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒Vo.ビリー・ジョー率いるアメリカのパンクロック・バンド、Green Dayの同名アルバムをベースにしたブロードウェイミュージカルの来韓公演。その前に日本公演もありますね。ん~これはぜひ観たい~!!

「バンジージャンプする」 번지 점프를 하다
9月24日~11月17日 ドゥサン・アートセンターヨンガンホール
⇒イ・ビョンホン、イ・ウンジュ主演の同名映画を昨年初ミュージカル化。
個人的には昨年の№1創作ミュージカルです。再演も絶対見に行きます!

「ママ・ファミリア」 마마파밀리아
10月15日~2014年1月5日 忠武アートホール 小劇場ブルー
⇒「思春期」「ママ、ドント・クライ」のイ・ヒジュン作家とキム・ウンギ演出が再タッグを組む創作ミュージカル。1930~40年代ニューヨークの下町にある酒場を舞台にした2人芝居。音楽ばブルースがベースになるそう。

「オクチョッガ」 억척가
10月25日~30日 LGアートセンター
⇒若きパンソリの名手、イ・チャラムが作・演出・主演するパンソリ・ブレヒトシリーズ。
「肝っ玉おっ母とその子供たち」を歌い上げます。いつも即完売する人気公演。

「成均館ロマンス」 성균관 로맨스
10月~12月 ウリ金融アートホール
小説「成均館儒生たちの日々」が原作のドラマ「成均館スキャンダル」をベースにした“ドラマカル(=ドラマ+ミュージカルの造語)”。アイドルを中心としたキャストのミュージカルになりそうですね。

「イン・ザ・ハイツ」 인더하이츠
11月1日~2014年2月24日 COEXアーティウム
⇒ニューヨークの中南米系移民を取り上げたブロードウェイミュージカルの韓国版。
オリジナルは昨年秋に来日公演もやっていまいた。

「ウェディング・シンガー」 웨딩싱어
11月26日~2014年2月24日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール
⇒アダム・サンドラ―、ドリュー・バリモア主演の同名映画のミュージカル版。日本でも井上芳雄主演で3月に上演されますね。80年代カルチャーへのオマージュがいっぱいで大好きな作品です。

「フルハウス」 풀하우스
11月1日~12月31日 大学路ミュージカルセンター大劇場
⇒RAINとソン・ヘギョ主演で大ヒット、ノ・ミヌとファン・ジョンウム主演でパート2も作られた人気ドラマをミュージカル化。

「ゴースト」 고스트
11月26日~2014年 D-CUBEアートセンター
⇒デミ・ムーア、パトリック・スウェイジ主演で大ヒットした映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のミュージカル化。原作は2011年初演の英・ウエストエンド公演。

「オール・ザット・ジャズ~ラブ・イン・ニューヨーク올 댓 재즈 러브 인 뉴욕
11月~12月 会場未定
⇒2009年に大邱国際ミュージカルフェスティバルで人気を得て2010年に初演した創作ミュージカルが4年連続の再演。

「ミスター・マウス」 미스터 마우스
11月~2014年1月 大学路ミュージカルセンター中劇場
⇒ダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」を原作にした創作ミュージカル。2006、2007年以来3回目の再演。かつて主人公をソ・ボムソク、パク・ホサンなどが演じていました。

「カルメン」 카르멘
12月3日~2014年2月24日 LGアートセンター
⇒日本では1999年に大地真央主演で上演歴があるようですが、これは英国版の翻訳になるのかな? 韓国の創作版は2002年から上演歴があります。劇中にサーカスが出てくると書いてあるのですが…新しく情報が分かれば追記します。

「マンマ・ミーア!」 맘마미아!
12月5日~2014年3月16日 ブルースクエア サムソン電子ホール
⇒定番人気作の韓国上演10周年を記念して、オリジナルが来韓公演。

「キム・グァンソク(仮題)」 김광석
12月6日~27日 世宗文化会館大劇場
⇒上で紹介した、フォーク歌手キム・グァンソクの物語を世宗でも公演があるようです。まるで「光化門恋歌」状態(笑) グァンソクさんは90年代に早世されたようですが、今年生誕50周年なんですね。

「ウィキッド」 위키드
12月 シャーロッテ劇場
⇒昨年の来韓公演が完売続出した同作を今度は韓国版初上演。物語のベースは「オズの魔法使い」。日本では長らく劇団四季がやってますね。

「ドリーム・ガールズ」 드림걸즈
11月12日~2014年2月9日 忠武アートホール大劇場
⇒ビヨンセ主演の同名映画が大ヒットしましたが、2009年にキム・スンウ、オ・マンソク、ホン・ジミン、チャ・ジヨンらで初演した作品を4年ぶりに上演。

「サニー」 써니
13年下半期予定 芸術の殿堂CJトウォル劇場
⇒2011~12年にかけて、ロングラン上演して小品ながら記録的なヒット作となった同名映画をミュージカル化。

「ヘドウィグ」 헤드윅
13年下半期予定 劇場未定
⇒12年度は伝説のヘドウィグ、オ・マンソクと新ヘドウィグ、パク・コニョンの2トップ公演で完売日が続出しました。今年は誰がヘドやるんでしょうかね~?

「シャーロック・ホームズ ジャック・ザ・リッパー」셜록홈즈 잭더리퍼
上演期間未定 劇場未定
⇒創作ミュージカルながら驚異的な大ヒットをした「シャーロック・ホームズ」の新エピソード。
同名ミュージカルでもおなじみの「切り裂きジャック」のエピソードになるようですね。

「Bare(裸)」 메어
上演期間未定 劇場未定
⇒ミュージカル・ヘブンのラインナップに入っていたのですが、カトリック高校の寄宿舎を舞台にゲイの少年が主人公というオフブロードウェイミュージカル。ヘブンの作品だけに腐女子萌え確実w 第2の「スリル・ミー」となるでしょうか?

「ヴォイツェック」 보이체크
上演期間未定 劇場未定
⇒「英雄」「明成皇后」を制作したエイコムインターナショナルが昨年イギリスで英語版ミュージカルを制作して話題となった作品を国内初上演。

「RUN TO YOU~俺たちのストリート・ライフ」 런투유
上演期間未定 劇場未定
⇒昨年、超新星のグァンスとゴニル主演で来日公演も行った、ヒップホップグループDJ DOCのヒット曲で綴る青春ミュージカル。

「ブラック・メリー・ポピンズ」 블랙 메리 포핀스
上演期間未定 劇場未定
⇒昨年、俳優キム・スロプロデュースで初演した創作ミュージカル。ドイツの著名な心理学者の養子であった4人の男女と彼らの乳母の禁断のエピソードを綴る、サスペンス・スリラーを再演。

「オケピ!」 오케피
上演期間未定 劇場未定
⇒「笑の大学」「君となら」と韓国で人気の三谷幸喜作・演出の舞台。第3弾は日本で2000年に真田広之、戸田恵子、松たか子などが主演して話題となったミュージカル。おー、これは韓国版上演が楽しみですねぇ^^


さてさて、今年も大型ミュージカル多いですね~(>_<)
見たいものも多くて今年も収入のほとんどをチケット代につぎ込むことになりそうですw

↓下の、NEWS CULTUREの記事も参考にしてみてください。

2013年期待されるミュージカル ベスト13


新たに情報が出てきたら追加更新しますね。(更新時にはツイッターで通知します)


2012年12月30日日曜日

「ウェルテルの恋」公演直前! ベルテル予習ガイド!


いよいよ公演まで2週間を切ったミュージカル「ウェルテルの恋」⇒公式サイト

あのー、個人的印象なんですが、公式サイトから作品の魅力があんまし伝わってこないんですよ。
「クオリティの高さ」「イケメントップスター」とか、確かにキーワードはそこかなぁ? と思うんですけどね。なんでこの作品が韓国で何度も再演を繰り返すほど愛されているのか、っていう基本的な情報が欠けているような気がするんで、勝手ながらその辺をちょっと紹介したいと思います。

日本公演に先駆けて、12月16日まで韓国公演が行われました。
←会場のユニバーサルアートセンターの前には、公演中、巨大クリスマスツリーが飾ってあってとてもきれいでしたよ~^^

韓国公演には主人公のウェルテル役に4人の俳優がキャスティングされていたのですが、日本には残念ながら2人しか行きません。でも、4人全部を観ることができたので、それぞれの“ベルテル度”がどの程度だったのかも、個人的感想も含めて紹介します。

しかし、その前に……。
え、「ベルテル」って何よ?って思われた方へ。

まず軽く基本情報をお伝えしますと……。
韓国語タイトルは「젊은 베르테르의 슬픔」
         (チョルムン ベルテルエ スルプム)
         (訳=若きベルテルの哀しみ)
と読みます。ドイツ語のWeltherの発音に近いのはこっちかもしれないですね。
韓国ミュージカルファンや関係者の間では“ベルテル”と呼ばれているので、
韓国で日本風に“ウェルテル”って言っても通じない場合もあるかもしれませんよ^^

2000年初演なんですが、な、な、なんと初代ベルテルは!
「ドクトルジバゴ」で悪役コマロフスキー、「ラ・マンチャの男」で旅館の主人役、そして現在絶賛上演中の創作ミュージカル「ワンドゥギ」で父親トンジュ役の…ソ・ヨンジュさん!!!!
そして、ライバルのアルベルト役は「ジャック・ザ・リッパー」で地獄の底から出ているようなバリトンボイスのジャック役で日本の観客をビビらせたw キム・ボムレ兄さんですよ!!! 
(うわ~(>_<) この顔ぶれで「ベルテル」見たかったなぁ!)

その後ベルテル役を演じた俳優がどんだけ凄いか!
2002年=チョ・スンウ&オム・ギジュン
2003年=キム・ダヒョン&オム・ギジュン
2006年=オム・ギジュン&ミン・ヨンギ
2010年=パク・コニョン&ソン・チャンウィ

↓こちらは歴代ベルテルの2012年公演推薦コメント^^ 
スンウ氏が「見てない人は絶対見なきゃだめっ♥」と可愛い声でおっしゃっていますよw

「ベルテル」歴代の最多出場は、オム・ギジュン兄さんです。
上の動画でも話していますが、兄さんは未だにいろんなインタビューでも「またベルテルやりたい」と発言するほど愛着をお持ちの作品なんですよ。キジュン氏は悲しい演技上手いですからねw
その愛着ぶりは兄さんのツイッターID:@werther777 からも十分に伝わってくると思いますㅋㅋ
そんな兄さんのたぶん2003年ベルテルの動画を見つけたので貼ってみます。
兄さん、すごいロン毛です(笑) 当たり前ですが、約10年前ですから、若いですね~ㅋ
これ以外にもキジュン氏版ベルテルの動画は結構YouTubeに上がってるので探してみてください。

…と、まぁこんな風に韓国ミュージカル界の隆盛期を支えた若きトップスターたちが名を連ねている作品なんですよね。それもあって、ずっと見たいと思い続けていたのですが、私が初めて「ベルテル」を見たのは2010年版のパク・コニョン&ソン・チャンウィ主演版でした。
念願の作品を豪華キャストで観られると嬉々として向かったものの、実はあまりピンとこなくてガッカリした記憶があります^^; な~んか演出がいまいちだったんですよね。。。なので内容をあんまり覚えてないくらいw どちらかというとコニョン氏よりチャンウィ氏のほうが役に合っていたかなー?

 それと、これは余談ですが韓国の一大企業、ロッテの名前は「ベルテル」が恋焦がれるロッテ(シャルロッテ)から来ております。蚕室にあるミュージカル専門劇場の名前も「シャルロッテ劇場」です。
いかに「若きウェルテルの悩み」が韓国で定番ストーリーなのかお分かりでしょう。
この物語には韓国の人たちが大好きな“悲恋と死”という2大キーワードが入ってますからねw

 すっかり前フリが長くなりましたが、こんな歴史を持つ韓国オリジナル(創作)ミュージカルを代表する作品の一つというのは確かです。しかし、初期の公演を知る人たちからは再演を繰り返すごとに、クオリティが落ちていると言われていたりもします。私は当時を知らないので何とも言えませんが、個人的には韓国ミュージカルを知るには通っておかなくてはならない道の一つだと考えています。
 今秋、青山劇場で行われた「ジャック・ザ・リッパー」で韓国ミュージカルに魅了された方も多いと思うのですが、あの作品は海外の作品をベースに改作した“半ライセンス作品”なので、初演からある程度の完成度を持っていました。一方、「ベルテル」は原作こそ海外モノですが、純粋な韓国オリジナルなんですよね。来春、アミューズさんが韓国ミュージカル専用劇場をオープンすれば、創作ミュージカルが続々と日本にやってきます。それを控えて、「ベルテル」は韓国オリジナル作品の完成度、俳優の力など韓国公演界の“現在”を知るにはピッタリの中型作品と言えるでしょう。

 2012年版は、9年ぶりにベルテルを演じるキム・ダヒョンさんを筆頭に、まさに現在韓国最高の
“旬のミュージカル俳優”4人が揃っています。せっかく全員観たので4人の“ベルテル度数”を勝手ながら測定しましたw 韓国に来てご覧になった方も多いと思うので、「私の印象と違う~!」という方もいらっしゃると思いますが、お遊び感覚でお目通しください^^

要素は以下の3つに分け、5段階評価としました。
●ルックス、佇まいなど観客のハートをどれだけ掴めるか?=王子力
●文字通り、声量、音程なども含む=歌唱力
●ベルテル役へのハマり具合は?ロッテへの愛情表現は?=演技力


キム・ダヒョン as ドラマチック・ベルテル

王子力★★★★★
歌唱力★★★★
演技力★★★★★

 1980年生まれのダヒョンさん。元々は歌手としてデビューしましたが、抜群のスタイルとルックスをもつ彼を公演界が見逃すはずはなく、これまで20本以上の舞台に出演。ドラマも「王と私」「ペク・ドンス」「1年に12人の男」などにも出演しています。特に、兵役から除隊後の活動はすさまじく、2012年だけで、何と7本もの作品に主演しました。結婚して子をもつ父親となっても美しさは相変わらず。いま韓国舞台シーンで最も忙しく、脂ののった活躍をしている俳優さんです。
 2003年の「ベルテル」主演時には“花ベル”と呼ばれてファンに愛され、今回9年ぶりのベルテル役となったわけですが、4人の中では唯一の経験者だけに、さすが! 彼が一番作品の世界観を理解して演技しているなぁ!という印象でした。
 前半、ロッテに出会って彼女に魅了されていく過程ではコミカルなシーンもあるのですが、ちょっと”マダム・ザザ”(今夏主演した「ラ・カージュ」の主人公の役名)が入ってんじゃない!?(笑) と思うほど大胆に演じていて、そしてロッテに婚約者がいると知ってからの激しい葛藤など、シーンごとに細かい部分まで気を配って演技しているのが伝わってきました。
 もし来日公演を1回しか見に行かない、もしくは公演を見に行こうかどうしようか迷っている、という人にはダヒョンさん版を見に行かれることをオススメします。


チョン・ドンソク as ピュアすぎるベルテル

王子力★★★★★
歌唱力★★★★★
演技力★★★

1988年生まれのドンソクさん。恵まれた体格とルックス、声楽専攻出身、とミュージカル俳優になるには条件が揃いすぎている韓国ミュージカル界のホープです。デビューから大型作品に出演してきましたが「モーツァルト!」「天国の涙」ではJYJジュンス君とWキャストを務めるなど、これからも大型作品で主演を張っていく人だと思います。
 ちょっと面白いのが、彼は海兵隊へ兵役に行っているという点。陸海空のなかで一番しんどくて服務機関も長いので、韓国では海兵隊出身というだけで男っぷりが何倍も上がります(笑) イケメンなうえに海兵隊出身!韓国の女性たちが放っておかないでしょうねぇw
 先日のシアタークリエコンサートでは全身真っ白のタキシードで、キラッキラの王子ぶりを発揮されていたようなので、ハートをつかまれた方も多いでしょうね^m^
 さて、ドンソクさんのベルテルなんですが、彼は爆発的な歌唱力で聴かせる声楽科出身俳優たちが多いなか、珍しく歌声がとーってもソフトで甘いんですよ^^ しかもロッテに出会った後、純粋無垢すぎる笑顔でロッテへの愛を表現するところなど、別名“ロッテのストーカー”(笑)とも言える行動を取るベルテルのピュアさは彼のほうがよく出ています。しかし細かい感情の表現はまだまだこれから、という感じです。私が観劇したときに面白かったのが、カーテンコールでステージ前方に降りてくるときにアンサンブルの女の子の肩に手を置いて優しく微笑みかけ、当日のロッテ役だったキム・ジウさんの手を取って挨拶する直前、手を上げたジウさんにヒュッと手をひっこめてじらすなど、ははは、この人は女心を掴む方法をよく分かっている究極のツンデレ王子かもしれないな~と思いましたです(笑)

 来日公演に抜擢されたダヒョンさんとドンソクさん。2人とも180㎝以上の長身でしかも足が超長い! 
こんなに舞台での立ち姿が美しい俳優さんは、日本の俳優ではなかなかいないと思うんですが、韓国でもそんなにいません(笑) ルックスばかりを打ち出すのもどーかと思いますが、舞台を見に行かれれば、なるほど、見る価値はあると納得してもらえると思いますよ^^


 そして、残念ながら来日は叶いませんでしたが、韓国舞台シーンの“興行保障切手”と呼ばれ、近年めきめきとキャリアアップしている2人のベルテルも紹介しておきましょう。

キム・ジェボム as 涙のベルテル

王子力★★★
歌唱力★★★★
演技力★★★★

1979年生まれのジェボムさん。4人のなかでは一番少年ぽいのに、実は一番のヒョン(兄貴)だったりします^^
 オ・マンソクさんを筆頭に、数々の芸能人を世に送り出した韓国芸術総合学校卒で、同期は「スリル・ミー」のチェ・ジェウンさん、ドラマ「棚ぼたのあなた」でブレイクして現在「チョン・ウチ」に出演中のイ・ヒジュンさんなどがいます。
 今や伝説となっている韓国初のロングランミュージカル「地下鉄1号線」でデビュー後、少年性を残したルックスと抜群の演技力、安定した歌唱力で劇場街・大学路の小・中劇場作品には欠かすことができない主演俳優です。彼が出演した作品は、好評を得て再演した作品も多いんですよ。
 私自身がよく大学路にいくので、ジェボムさんの主演作もいろいろと見ていて、演技の上手さは4人中トップだと思っていたので密かに期待してました。しかしですね~今回「ベルテル」では彼の良さがあまり生きていなかったような……。私が観劇したのはジェボムさん出演の千秋楽だったにもかかわらず、です。「ベルテル」ってものすごく単純な話なので、ちょっとオーバーすぎるくらい演技したほうが伝わるんですが、ジェボムさんはロッテへの愛情表現もかなり淡泊で(笑) 普段もクールなジェボムさんなので、これは俳優自身の資質もあると思うんですけどね。でも、ロッテへの感情を抑えきれず、葛藤するシーンではかなり涙を流しながら熱演していて、これはやはりジェボムさんならではだな、と思いました。
ジェボムさん、どんな作品もこなせる人なのですが、役にハマればかなり魅力を発揮できる俳優さんで、特にコメディ作品は上手いので、他の作品で一度彼の演技を見てみてほしいですね。

ソン・ドゥソプ as 爽やかベルテル

王子力★★★
歌唱力★★★
演技力★★★

 1983年生まれのドゥソプさん。元々は歌手やダンサー志望だったそうで、学生時代にはダンスの大会で受賞歴もあります。ソウル芸術大学の演劇科に在学中で、最初は歌もダンスも出来るから、とミュージカルのオーディションを受けてみたところ、アンサンブルに合格してからすっかり舞台の虜になったそうです。
 彼が大きく注目される契機となったのが11年に主演したミュージカル「オオカミの誘惑」でした。なにせ映画版でカン・ドンウォンが演じたチャン・テソン役だったのでw 彼自身は負担が大きかったそうですが、元々踊れて歌も歌えるので見事にフンナム(癒し系男子)なテソンを好演して、以降のステップアップにつながりました。
 今回の「ベルテル」で一番役作りに苦心したのがドゥソプさんだったようです。公演が始まる前に出演したミュージカル俳優のトークショー、「イヤギショー」でも、その大変さを吐露していたのですが、私が観劇したのが公演初期だったせいもあってか、まだ役に馴染んでいない印象を受けました。最終日の主演も務めていたので、後半はきっとよくなってたと思うんですけどね~。でも、後半でベルテルが死を決意する前に激しく葛藤するシーンで、舞踊っぽくアンサンブルと踊るシーンがあるのですが、その時の身のこなしが本当に美しくて、さすがだな~と感動しました。
ドゥソプさんの魅力は、ニコーッと笑う爽やかな笑顔と穏やかな佇まい。さりげなく温かな人柄が見えるのがいいところでもあるんですが、「ベルテル」は彼の良さを出せるシーンがあまりなかったんですよね……その持ち味を生かしながら、これからさらに経験を重ねて、大舞台での演技勘を掴めるようになれば、さらにブレイクするんじゃないかと期待しています。

すっかり長くなったので、他のキャストについて簡単に紹介しますと……

ロッテ役
 持って生まれた美貌と天真爛漫さでベルテルを虜にしてしまう、ある意味罪な人ですが(笑)。
可愛さと明るさではキム・ジウさん、可憐な感じはキム・アソンさんのほうが良く出ています。歌と演技力はほぼ同じレベルかな~と。どちらのキャストで見てもいいと思います。

アルベルト役
 ロッテへの片想いに胸を焦がすベルテルにとっては嫉妬の対照であり、脅威となるわけですが、ぶっちゃけ、彼自身には何の罪もないんですよねw
躯体の大きさと爆発的な声量を持つのはイ・サンヒョンさん、柔らかな佇まいで安定した歌唱力をもつのがホン・ギョンスさんです。イ・サンヒョンさんはめちゃくちゃ歌が上手いんですけどキャラが強すぎてベルテルが負けてしまうほどだと感じるシーンもあり……好みが別れるところですが、助演としてはギョンスさんのほうがいいなーと思いました。


 上の写真は、私がチョン・ドンソクさん主演時に見に行ったとき、終演後行われたサイン会でのフォトタイムの様子です。韓国公演と同様にカーテンコールの撮影OK、アフタートークなども予定されているようですけど、日本でもこういうファンサービス、あるといいですよね。

 さてさて、私が書いたこの記事が来日公演の観劇への一助となればと思いますが、気になっている方はぜひ劇場に足を運んでほしいなぁと思います。何か「ベルテル」について他に知りたいことなどありましたら、コメント欄でご質問いただければ、私が知っている限りでお答えしますよ^^

ここまで、長い記事にお目通しいただいた方、ありがとうございました!

2012年11月4日日曜日

大学路小劇場作品のススメ

この週末は、大学路に2日連続芝居を見に行きました♪
最近、観劇してもツイート流して終わりなので、たまにはログを残しつつ^^; 今日は韓国小劇場作品の面白さをお伝えしてみようと思います^^

まずは、現在大学路のハクチョングリーン劇場で上演中の
「삘래(パルレ)」2000回記念公演[The Memory]」をようやく見に行けました。

昨日の主人公は
ソロンゴ役:パク・ホサンさん
ナヨン役:イ・ボラさん
マイケル役:チェ・ホジュンさん
という布陣。

昨日のキャストの目玉だった
パク・ホサンさんは、歴代ソロンゴ役のなかでも最年長なんじゃないかな?(笑)
過去の出演作を見ると分かると思うんですが、演劇からミュージカルまで幅広い舞台作品で、常に一線級の活躍を続けている方です。11月に大阪で上演する「光化門恋歌」に出演されるので要注目ですよ。

そして、ソロンゴの友達、フィリピン人の青年マイケル役のチェ・ホジュンさんは今年、ソロンゴ役でレギュラー出演しているんですが、昨年まではマイケル役だったんですよね。彼、マイケルになると、も~ビックリするくらいアドリブかましまくりで、途中ホサンさんから「그만해~(やめとけ~)」と言われているほどでしたw 

パク・ホサンさんがソロンゴを演じる「パルレ」を見るのは初めてでした。
ホロンゴ?(ホサン+ソロンゴ)が最初に屋上で洗濯するシーンでは、ランニング1枚で登場するんですけど、たぶん、ソロンゴ史上、最もモムチャンで背が高いのでは?(笑) そして中盤、風で飛んできたナヨンの下着をなんとバルコニーをまたいでつかまり、手渡ししていたのは、偉丈夫なホサンさんだから出来る技(笑) (他のソロンゴはナヨンに向けて放り投げるのですw)
ほかにも、ソロンゴが部屋に戻るとき、背が高すぎて屋根に頭がぶつかりそうになったり、クライマックスのダンスはめちゃくちゃだしw と、ホロンゴにはハラハラし通しだったんですが、何だかずっとニコニコなホサンさんを見たのは初めてだったなぁ。書店でのサイン会のシーンではイ・スンシン将軍のコスプレしながらサインしてるし^^ とにかく、ご本人が一番楽しそうなのが良かったです。


終演後は定番の出演者全員でお見送り。ホサンさんも最後の一人までしっかり見送っていらっしゃいました^^






そして今日は大学路のいちばん端にある大学路劇場で劇団ウインの創立10周年記念公演の演劇
「丸い陽が昇りました(둥근 해가 떴습니다)」の千秋楽公演を見てきました。

主演は、劇団ウインの看板俳優、キム・レハさんでした。レハさん、映画やドラマでヤクザ役とか悪役が多い方ですがw 実は活動のベースは演劇なんですよね。

劇団ウインの代表作は、映画「王の男」の原作となった演劇「이(爾)」。

演劇「이(爾)」でレハさんは、映画版でチョン・ジニョンさんが演じた燕山君役をずっと演じています。そしてカム・ウソンさんが演じたチャンセンを劇団ウインでレハさんと並ぶ2トップ、イ・スンフンさんが演じているんですよ。
そして、イ・ジュンギさんが演じていたコンギルは、「パルレ」のソロンゴ、パク・ホサンさんのほか、伝説の「ヘドウィグ」オ・マンソクさん、そして先日「ラ・カージュ」で韓国ミュージカル大賞で助演男優賞を受賞したキム・ホヨンさん、「RUN TO YOU~」の日本公演にも出演したチョン・ウォニョンさんなどが過去に演じているんですね~^^

ちなみに舞台ではチャンセン役だったイ・スンフンさんは、映画版ではコンギルらの芸人仲間3人のうちの1人、ピョルボク役で出ているんですけど、なんと今日の千秋楽を同じ芸人仲間を演じて、舞台版にも出演していたチョン・ソギョンさんが見にいらしていて、内心、「今日は「王の男」の芸人が2/3揃った…」と思っておりました(笑)

で、お芝居のほうはですね、劇作家兼演出家のヒョヌという男を中心に、断片的なエピソードをつなげていきながら、ヒョヌの過去やトラウマが明かされていく、というような話だったんですけど、エピソードごとに必ず歌が入るんですよ。たぶん韓国の方ならみんな知っているようなスタンダードナンバーばかりだったようなんですけど、私はほとんど分からず^^; 
ヒョヌが演劇仲間たちと飲み交わしながら、熱く語るシーンもあって、劇団ウインの演出家および出演陣の日常をそのまま反映させたような作品でした。

まー、レハさん、スンフンさんをはじめ、演技は確実に上手い役者が揃っているのでガッツリ見ごたえありました。笑いあり、涙ありの「That's 大学路小劇場演劇」という感じでしたね^^
私の前の席で芝居に反応しまくり、ゲラゲラ笑っていて驚いたw チョン・ソギョンさんをはじめ、ソン・セビョクさん、イ・オルさんなど、記念公演ということもあってか、ちいさな劇場にもかかわらずド渋な錚々たる顔ぶれの役者さんたちが客席にいらっしゃるのをお見かけしました。

最近、韓国の舞台に興味をお持ちの方が増えていて、公演の情報を求めて私のツイッターをフォローしてくださる方が日に日に増えていて嬉しい限りです^^
「パルレ」は、日本版の公演もやっているのでご存知の方も多いと思うんですが、ミュージカルも演劇も、小劇場作品まではまだなかなか手が出ない方がほとんどだと思うんですよね。
韓国映画やドラマを見ていると、何だか妙に存在感があったり、演技が上手かったりっていう人は大体舞台出身の俳優さんなんですよ。映像界ではすでに中堅のポジションにいるような方でも、大学路では現役で舞台に立つ姿を至近距離で見ることができます。
演劇は、台詞が難しくて、ワケ分からず眠くなることもたびたびなんですが(笑) 大型ミュージカルを一通り体験したら、次は大学路小劇場作品にチャレンジしてみてください。演技派と呼ばれている名優たちの息遣いまで近くで体感できるなんて、そうそうできない体験ですから~^^